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BIG ART壁画プロ養成所

旧・かすかべ壁画塾。6ヶ月間・週6日間・全日制の壁画プロ養成所。壁画の研究や技術開発、普及活動をめざしています。

塾生が制作した壁画(その6)

2009-03-30 20:06:05 | 塾生の作品
U邸(春日部市)

かすかべ壁画塾の前のお家です。

春日部駅の東口に降りると通りの左右に彫刻がたくさん点在し、正にブロンズ通りになっています。
そのブロンズをたどって4、5分歩いて行くとかすかべ壁画塾(=ビッグアートのアトリエ)があります。
その意味ではアートの薫りのするいいロケーションに壁画塾はあります。

そこで、ブロンズに負けてはならじと私たちも奮起!
壁画塾の周辺を壁画の街にしようというわけです。
今では壁画塾の前の通りに5つの作品が並んでいますが、すべて塾生によるものです。

この作品もそのひとつ。
閑静な住宅街で住む人たちの年齢層も高いので、あまり主張しすぎない、環境に馴染んだデザインを心がけました。
この家の方は花が大好きで、玄関のまわりにたくさんの植木鉢が並んでいたので、その花が通りにも並んでいるような絵にしました。
この家の方の夢を絵で形にしようというわけです。
門柱は、無表情だったので、ブロック塀と合わせて温かいエッグホワイトに統一。
少し華やぎ感を出すために、門柱の一部をモルタルで盛り上げて、タイルモザイク風に仕上げました。
タイルモザイクは、段ボールを細かく切ったものに硬質コーティングを施してタイルに見せました。
ブロック塀のすき間から出ているツタは、もちろん壁画です。
実は、これと同じ本物のツタが夏の間は出ていて、冬の間も同じ風景にしようという遊び心です。

塀に貼ってあるマティス風の絵タイルは、実は発泡スチロールにモルタル樹脂をコーティングして、手描きの絵の上にクリア加工をしたフェイクなのです。
塀からのぞいている猫は、のどかでほのぼのとした雰囲気を演出するために塾生が制作したFRP 作品です。
まだまだあります。
塀の通用扉は実はベニヤ板なのですが、ペンキが剥げて古くて味のある鉄の扉を表現したデザイン塗装です。

この作品は、壁画のみならず、立体造形やデザイン塗装まで、実習で学んだことをすべてデザインに盛り込みました。
まさに塾生の持てる技術をすべて組合せて個性的な雰囲気と統一感のある表情を演出したチームワークなせる技です。


塾生が制作した壁画(その5)

2009-03-28 19:14:47 | 塾生の作品
牛島幼稚園(春日部市)

ビッグアートの近くの幼稚園です。
ビッグアートのある「藤の牛島駅」周辺には数多くの壁画が点在しています。
初めてこの街に来た人は、一応に壁画の多さに驚きます。
それもそのはず、私たちがこの街を「壁画のある街」にしようと着々と活動してきた結果です。

この幼稚園もそのひとつ。
60メートル近くもある長~いブロック塀。
ブロック塀というと、「無機的」で「無表情」で「冷たい」イメージですね。
毎日園児たちが通って来る幼稚園としては、園児たちが可哀想。
また、通りを行き交う人々や地域の住民に向けて幼稚園を楽しくアピールしようということで壁画を提案することにしました。

しかしながら、60メートルもある、ただ横にだけ長い壁に描く壁画はデザインが大変!
メルヘンのような夢が走馬灯のように移り変わっていくように、少年と少女が野原や湖、夜の空、夜明けへと旅をするシーンを描くことに。
朝から昼に変わっていく場面が幼稚園の正門へとつながり、「おはよう!」と幼稚園の一日が始まる。
そんな風にストーリーのある壁画に仕上げました。


塾生が制作した壁画(その4)

2009-03-28 10:18:55 | 塾生の作品
イタリア厨房 CAPONATA(越谷市)

前に紹介した「ア・ス・ヴェルデ」の壁画を見たシェフが「近々、越谷でイタリアンレストランをオープンしたいので協力して欲しい」と声をかけられました。
元有名ホテルのシェフで、かなりこだわりのあるお店を出したいとのことでした。
そこで、店舗デザイナーの浅利博さん(今期から壁画塾の講師)とコラボレーションをすることにしました。
私たちは、店内と外壁の壁の演出を担当。

食材は魚をメインにしたいということで、外壁と店内の天井には魚をデフォルメした壁画を制作することに。
色をつけない方がイメージが広がるので墨絵風のタッチで表現しました。

また、使用する野菜は地場野菜にこだわりたいということでしたので、栽培農家のマップを各農家夫妻の似顔絵入りイラストを制作しました。
他にも、店内にはニワトリなどのパネルを制作して、納屋のような雰囲気を演出しました。

オープン後は、客の入りも順調のようで、月刊のレストラン誌でも大きく紹介されました。
今では、地元でも隠れ家的なレストランとして人気があり、私たちも時々食べに行ってます。


塾生が制作した壁画(その3)

2009-03-25 16:54:53 | 塾生の作品
すずらん通り商店会(さいたま市)

かすかべ壁画塾がスタートして以来、テレビや新聞、雑誌などでたびたび取材されました。
以来、自治体や商店街などから壁画制作の依頼が飛び込んでくるようになりました。
この物件もその一例です。

さいたま市大宮駅東口前のすずらん通り商店会からの依頼で、「空き店になって閉まっているシャッターを活用して商店街を楽しく演出してほしい」というものでした。
シャッターの閉まっているお店は全部で3店です。

最初は「インパクトのあるおもしろい絵を!」ということでした。
しかしながら、古い店が多くて店主の年齢層も高く、駅前にも関わらずお稲荷さんがあったり、なつかしい袋小路があったり・・・・。
レトロな風景がとても貴重でしたので、それを生かしてむしろ「懐かしい物語性のある街」を提案することにしました。
そこで、だんご屋さん、仕立て物屋さん、映画館などかつてこの商店街がにぎわっていた頃存在してたかも知れないお店を再現することに。
制作風景も通りがかりの人々に見て楽しんでいただこうと、「公開制作」の看板を立てて制作しました。
行き交う人々から、「懐かしいねえ」とか「楽しくなるねえ」とか「頑張ってね」とか、さまざまな声援をいただき、真夏の厚さも疲れも忘れて楽しんで描けました。
私たちの壁画を多くの人に毎日見てもらえること。
そして街の活性化に少しでも役に立てたこと。
「絵を描くことで人に喜んでもらえる仕事はこれだ!」と実感しました。


塾生が制作した壁画(その2)

2009-03-12 13:08:17 | 塾生の作品
内谷陸橋(春日部)

春日部市からの依頼で描いた大壁画です。
陸橋というと、落書きの名所になりやすいですよね。
ここも例外ではありませんでした。
しかも、目の前が明治5年創設という伝統のある粕壁小学校で、校内にまで落書きされるという事件が起きました。
折しも、埼玉国体に直前で、春日部市も卓球の会場になっていました。
そこで、春日部市からの強い要望で、「落書きのない明るいイメージづくり」と「登校する子供たちに向けて楽しく、夢のある世界」をめざして、壁画を描くことになりました。
ボランティアということもあって、壁画塾でデザインから制作、施工まで行うことに。

テーマは「ワクワクするような不思議な建物がたくさんある夢の世界」です。
塾生たちが思い思いに空想的な建物をデザイン。
メインは、巨大な樹のお家と愛らしいワンちゃんのアイドルです。
ワンちゃんが毎日登校する子供たちにウィンクをしてくれます。

真夏の強い日差しの中で、熱中症と日焼け対策で制作現場は大変です。
プロになったらこの程度は当たり前ですが、慣れない塾生たちにはかなり過酷だったようです。
でも終わってしまえば、すべてがいい思い出。
それまではせいぜい2×2メートル程度の壁画しか描いたことのなかった塾生が、いきなり300平方メートルの大壁画です。
最初は、何からどう手を付けていいか途方に暮れる場面がありましたが、手慣れたビッグアートの先輩社員たちの指導で、ご覧の通りプロとしても恥ずかしくない出来栄えです。
完成した時には、塾生たちはもうすでに自信のあるたくましい顔になっていました。


塾生が制作した壁画(その1)

2009-03-06 10:06:05 | 塾生の作品
ア・ス・ヴェルデ(越谷)

越谷市にあるテナントビルの脇にある路地の壁です。
テナントビルは、ハウステンボスを設計した人がデザインしただけあってオシャレなスペイン風の建物です。
路地は、もともと用水路の上をふさいで生活道にしたものですが、ほとんど利用者がありませんでした。
そこでテナントビルのオーナーから相談を受けて、テナントビルのイメージ・コンセプトに合わせて「スペイン通り」をつくることになりました。
サグラダ・ファミリア、ひまわり畑、ピカソ、闘牛士、ドン・キホーテなどなどスペインのエキスで構成された壁画を、91平米のブロック塀全面に描きました。
自動販売機の隣にあったダストBOX もタイルモザイク仕風にペイントしたり、休憩用のベンチなどにも絵を描きました。
完成後、フリーマーケットの会場として利用されたりしましたが、今ではすっかり地域に溶け込み歩行者も増えています。


大宮・すずらん通り

2005-11-07 20:18:37 | 塾生の作品

シャッターアート(3店舗)

大宮東口すずらん通り商栄会からの依頼で、商店街活性化の一貫として制作。
通りが狭く、ほとんどの店舗が老朽化して店主も高齢化が進んでいるため、若者志向の演出は避け、むしろノスタルジーとほのぼの感をテーマにデザインした。

シャッターも老朽化していたため、サビ落としやケレン作業、下地処理に大変時間をとられた。

描画も、筆がシャッターの凹みに入りにくくて、平面に描く時の約3倍位の時間を要した。