Dairy Japan 関東支局

デーリィジャパン関東支局です。関東や長野、山梨、新潟、静岡などを歩く中からトピックスをお届けしました。

堆肥の視察

2007年09月04日 | Weblog
旧知の滋賀県の酪農場が、群馬県のフリーバーン農場を視察するというので、ご一緒しました。視察の目的は、戻し堆肥の利用。

今回、見せていただいた2軒は、糞尿を上手に発酵させ、堆肥をつくっていました。1軒は野菜農家に販売し、1軒は7割以上を敷料として牛舎に戻しています。

どちらの農場も「堆肥づくりの主役は微生物にあり、スタート時の原材料の水分と比重、C/N比(炭素率)が大事」といい、

その判断として、
①強く握ると指の間から水が滲んできて、②餃子のような塊になり、③親指を添えるとポンと割れる程度、としています。

そして、一次発酵~二次・三次発酵~熟成期間を経て、完成時にC/N比15~20の、使いやすい堆肥にするのが基本。


一口に堆肥といっても、実際は千差万別。経営や地域循環に結びつく堆肥づくりや施肥の“ソフト技術”がもっと必要だな、と感じました。














最新の画像もっと見る