Dairy Japan 関東支局

デーリィジャパン関東支局です。関東や長野、山梨、新潟、静岡などを歩く中からトピックスをお届けしました。

乳 質

2006年12月25日 | Weblog
関東生乳販連では、平成20年度から統一の基準で乳価を支払うことになっています。

その自主基準(体細胞数)は、30万以上のマイナス額を現在より多くして、50万以上は原則として受け取らないというもの。

そのため現在、乳質アップのための指導がいろいろ行なわれ、今年度は平成16年度、同17年度にくらべると確実に良くなっています。しかし資料によると、今年度4~9月のバルク乳検査成績でずっと30万以下だったのは栃木(2農協)と千葉、神奈川、山梨だけ。

体細胞数が50万以上になると乳量・収益は8%ロスするといわれていますが、今年1年農場におじゃまして、それとなく乳質旬報などを見せていただくと、う~んと思ってしまう地域もありました。

一方、乳質の良い農場でよく聞かれるのは「乳房炎を出したくないという気持ちが強い」という言葉。

乳房炎は細菌・素因・誘因・感染経路が重なったとき起こります。その一つ一つを解決し、生鮮食品を生産していくという根底の意識の強さではないでしょうか。





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2 コメント

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一ヵ月も遅いコメントですみません。 (Unknown)
2007-01-24 21:08:28
今思えば、乳房炎っていうのは一番先に人間(酪農家)の頭の中が乳房炎なんですよね!

考え方がかわれば必ず乳房炎は減ります。



まずはそこからだと思います。

(今、自分が言うは生意気かもしれませんが、経験してみての話です。)

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Unknown (DJ関東)
2007-01-26 14:22:41
コメント、ありがとうございます。

人間の頭の中が乳房炎・・そうかもしれませんね。

昨日うかがった農場では昨年の夏に40万~50万
くらいだった体細胞数が、秋から本気になって改善にとりくみ、今は10万~20万の水準で推移しているそうです(60頭搾乳)。

やはり、本気にやればできるとおっしゃっていました。
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