秘密…

ヒミツノコト

死にかけのタダメシ喰らいは…

2018年04月04日 07時15分26秒 | diary
甥のお見舞いと母を送りがてら、ドライブ。

そんなドライブに夫も来るという…

嘘みたい💦
甥の顔も、子供の頃見ただけでしょうに…。
でも、流石に、なぜ?とは聞けなくて
一緒に出掛けることに……はぁ。


甥の状態も、底は見えたので、後はどこまで回復するかのみ。
彼の努力次第。
しかし、脳挫傷の後遺症で頭痛がひどいらしく…。

頭痛が始まると、イライラ。
自制がきかなくなる様子の甥。

やはり、事故前までピンピンしていたのに、急に体の自由が奪われたイライラを
お母さん(妹)に当たり散らす事もある様で…。
気持ちは痛いほどわかる。
さりとて、当たり散らしたところで、何一つ解決しない。
甥自身、当たってしまった後の罪悪感も半端なかろうに…。

妹は、もう、ゲソゲソと痩せ細り…
ほぼ拒食症。
専門医の手を借りて復活を果たさないとならないのではないか?と思えるレベル。
心労が重なったから…。

参ったな…。
話には聞いていたけれど、3週間ぶりで会った妹の顔はシワシワ💦
痩せたから⤵

私と2人並んだら、がん患者さんは妹さん?と間違われるかもしれない⤵

当り散らして治るのなら、息子の為、喜んで「当たられ役」を引き受ける!
お母さんだから。
それで治るのなら、痛くも痒くもない。

でもねー。
そんな事は起こらないし…。



耳が聞こえずらくなっている甥の耳元で
「不自由だし、痛いやろうけど、ママにこれ以上、心配かけんこと、ご飯も食べて、リハビリも顔張らんとならんね!
もし、ママが倒れたら困るやろー?
その時は、RIKAちゃんがママの代わりに、付き添いに来るぞ!」と
軽く脅してきた(笑)

…あっ…はい。(·∀·)ニヤ


なかなか食事を取ろうとせず、
ご飯点滴が外せず、リハビリが進まない。
本人の頑張り次第なのだけれど。

投げたらダメ。
投げなければ、今より必ず良くなるから!

寝てれば100%回復すると思ってる甥。
なかなか食事が進まず、次のステップに進めないので、まだ、ドクターから本当の状態を聞いていない…。

言葉を選びながら、慎重に話をする。
ポロッと言ってしまうには、酷な話なので…

病室に大人数で居ても、ほかの方のご迷惑になるだけなので、早々に引き上げ、
母と姪を連れて、ランチに行き、そこで解散。
姪に母を連れて帰ってもらった。


普段、私と子供達とのドライブなら、
音楽ノリノリで走るのだけれど、
まぁ、そういう雰囲気でもない。
しかも、夫が同乗。
「うるさい!」と怒鳴られるので、音楽もなし。
お喋りもなく、しーんと静まり返る車内。
重苦しい。
息が詰まる。


やっと家に着き、
子供達がそれぞれ部屋に戻った後、
夫に…

「体の調子はどうなの?
今の状態で、あとどれ位大丈夫なの?」
と、聞かれた。


あとどれ位……


私が知りたい💦



…あとどの位生きるかって意味?
さぁ。後3ヶ月か、3年か30年か…分からない。

「分からないって事ないでしょ?何か医者に言われてないの?」

…特に余命何ヶ月です。みたいな事は言われてない。
ってか、もう言わないと思うけど。

「それでいいの?何か無いの?」

…何かってなに?薬?
薬は効かないから、何も無いけど。

「じゃあ、このままでどれ位持つの?」

…知らない。

「知らない?他人事みたいに。」

…知らないものは、知らない。
大丈夫。そう長く迷惑かけないから。

「そういう意味じゃないけど。」

…ふーん。


別の日は、

「あとどれ位持つの?」

…3ヶ月くらいかな。

「元気そうなのにね。」

…元気だよ。


更に別の日は

「次の通院日はいつ?」

…〇月〇日

「一緒に行こうかな」

…何しに?

「どんな状態でどれ位持つのか聞きに」

…ふーん。




最近良く、余命を聞かれる。

どんな理由で、余命を知りたいのかは
聞く気にもならないので、どうでも良いけれど、
「あとどれ位持つの?」の質問が
どれたけ、不愉快か絶対に分からない人なんだろうな…。




用意していないと、ハンカチすら、
どれを持っていけば良い?と聞く人が、
私の入院からは、自分で身支度を整えなければならなくなり、
それ以来、好機到来とばかりに、少しずつ少しずつ手を抜いていき、
今では、仕事に出かける身支度は、私が手をかける事無く出来る様になった。

夫は、私が先立った時に困らない準備だと思っているらしい…。
まぁ、良い。どう思っていようと。


この間は、アイロンがけを教えた。

昔のクリーニングでは、首がバリバリで好まなかったのもあり、
更に、女房たるもの、ワイシャツのアイロン位かけないのでは、職務怠慢だと言われた事もあり、入院以外の時は、何十年と、意地でもアイロンをかけている…。

実際自分でやってみると、アイロンがけも、それなりに難しかったらしく、
(アイロンがけって、大変なんだ!)と
初めて知った。

そして、言い放った…

「俺がアイロンかけられる様になったら、アナタが居る意味なくなるね!ハッハッハ」



存在価値のない働かない家政婦。
死にかけのタダメシ喰らいは、肩身が狭い。



ワイシャツにアイロンを綺麗にかけられる様になる頃には、出ていくから、心配しないで下さい。
今どき、クリーニングに出したところでバリバリの襟になんてならんし。

なんなら、アイロンかけて、ご飯作ってくれる次の人、探しておいて欲しい💦
すぐにでもバトンタッチするのにな…。

まっ…洗濯、炊事、掃除。
いわゆる家事の分野の不都合は、
ある程度、お金でクリア…。
便利なサービスもある!

別に仕込まなくても、大人なんだし、どうにでもなるんだけど、
武士の情…というか(笑)
1度は夫婦を誓った情というか…。

私が出て、翌日から困らない程度の備えはしておいてあげようと
思ったのだけれど、
どうでもイイかっ(笑)
適当に出来るでしょう。



さて!
次男の入社式も終わり、
1つずつ事が片付いてくる⤴
それは嬉しいのだけれど、
部活を引退した後、授業も無くなり
時間があったので、色々な所に出掛けたり、ランチに行ったりと、楽しい時間を過ごしていたので、
ちょっと…寂しい😅
これは、ママのワガママね(笑)

後は、三男の入学式を待つのみ。
入学は喜ばしいけれど、
朝が早くなり、6時30分には家を出れる様にしなければならず、
その前にお弁当の準備。
この様な生活から、だいぶ長いこと遠ざかっていたので、
またコレが始まるのかと思うと、いささか億劫になる💦

夫のお弁当は毎日作っているけれど、
7時30分から作り始めても間に合うし…

次男から、7年のブランク󾍄
朝練で早出だっただけで、給食だから、お弁当の必要はなかった。
朝早いお弁当作りは、長男が高校生以来。

まぁ、次男の時に、高校は寮生活で日々のお弁当などの手をかけずに来れたので、
その分、顔張らないとね!
とはいえ、学食との並行路線で、気負わずボチボチやろー😆

嬉しいことの裏には、寂しさや、億劫な事が背中合わせ💦



数日後、妹と電話で話した時、
甥が食事をだいぶ摂る様になってきた
と聞いた。

良かった⤴

でも、
そんなに私に付き添われるのが嫌だったのか?(笑)

脅しは成功したみたいだわっ!



さっ!
摘んできた八重桜で、今年も塩漬けつくろーっと🎵


2 コメント

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いい顔(桜) (やっほ)
2018-04-04 11:17:12
おぉ、新鮮な八重桜。
しかも咲き掛けのものを厳選ですね。
このままでもいけそう。
我が家の食卓には上がったことがありません。

甥っ子さんは伯母さんの叱咤で、先ずはご自身の現状を認識されたということでしょうか。
回復への光が差し始めたのであれば嬉しいことですよね。

御次男さんは自宅通勤ですか?
或る意味お寂しいでしょうけど・・・
まだ三男君の成長を見守ってあげる楽しみが残っている(^^
卒業までの7年間が、カスガイなどと言ってはイケないですね。
何れにしても色々と考える時間ということで。
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Re:いい顔(桜) (RIKAKO)
2018-04-04 17:15:51
やっほさん、こんにちはー。

色々考える時期…デス😅
まぁ、考えても自分自身のことでは無かったりするので、思うようにはなりません。
自分自身の体も思う様になりません(笑)
何事も、修行というところでしょうか…😆

次男は自宅通勤です。
自宅から駅まで徒歩10分強、電車8分、会社まで徒歩3分。
今朝、遠いと訴えられ、軽い怒りを覚えました(笑)
大学の方が余程遠かったし💦
新入社員の給料で、車を養い、一人暮らし出来るならやってみろ!って思います😝

甥も私に付き添われるのは嫌だったのでしょうね(笑)
〇〇取って!(そこにあるよー^^*)
〇〇買ってきて!(OK!リハビリ一緒に行こう!)みたいな?(笑)
容易に想像出来たのかもしれません。

八重桜…自分で作らなくとも、製菓の材料屋さんとか、お茶屋さんで塩漬けされた物は手に入ります。
酢飯に混ぜ込んで、サクラちらし寿司とか。
美味しいですよ!
機会があれば是非お試し下さい⤴
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