秘密…

ヒミツノコト

……彼女が星になってから……

2015年07月25日 18時08分41秒 | diary
アレから…ちょうど一年になる

14年間一緒に過ごした
大切なワン娘が、小さな骨壺に
収まってしまってから…


もう…
後足で、立てなくなり
それでも、前足だけで
体を引きずりながら、家の中を
歩き回ってたので
家中の敷物を全て撤収
フローリングで、体を引きずり安くし、
更に摩擦を減らすため、滑りやすい布で、特性のサポーターを作成

それが
約1年近く過ぎた頃、

前足も力が入らなくなって
寝たきりに…

…クゥ~ン
はいはい!お水ね!

…クゥ~ン
はいはい!オシッコね!

自力では、当然寝返りも打てない
オムツを履かせてみたけど
お気に召さない様子なので
クゥ~ンで察し…その都度
希望を叶える
100%介護状態が、2ヶ月を過ぎた頃…

忘れもしない
あの日…

なんか、おかしかった…
何がどうとは、言えないけど
おかしい気がした…

いつもは、彼女のベットに寝かせてるのに、
その日、なんか…気になって
私のベットに連れて行き
お腹の上で抱っこしながら
横になった私

最後に時計を見たのが
0時を少し過ぎた頃…

次に時計を見たのが、深夜2時

1時間30分位、寝ちゃったんだ~

で、ワン娘を抱え直そうとしたとき!

あれ???

まだ、体温は残ってるものの
関節がしなやかに動かない…
舌も口から出ている…


あー………

逝ってしまった………

気付いてたのに、
何か変だと思ってたのに

私が、寝てしまった1時間30分の
間に…
独りで逝かせてしまった…

ゴメンね!ゴメン!
ごめんなさい………
涙がとめどなく溢れる
今、思い出しても、目頭が熱くなる…

何で!寝ちゃったんだろう…!
悲しみから、自分への怒りでいっぱいになる

私が寝ると同時位に
息を引き取った?

最期に看取って上げられなかった…
感じてたのに…


そろそろ…かな?と
心の準備はしてたものの
罪悪感でつぶれそう……

なのに、
体が勝手に動く…不思議



ワン娘の体を綺麗に洗ってる途中で、
夜更かししてた長男が様子を見にきた

え???死んじゃったの???

彼は、
ごめんなさい…
ごめんなさい…と
言う私が、また、夫に理不尽な事を言われ、謝ってるのかと心配になり、様子を見に来たらしい
それにしては、オヤジの声は聞こえないし…と、不思議に思ってた…と

それから、二人で泣きながら
洗った体にドライヤーをかけ
ブラッシング

その時、息子は
「動物って、自分の最期は見せないって、言うやろ…
もしかしたら、寝るまで待ってたのかもしれないよ!
抱かれて逝ったなら、嬉しかったんじゃないか?」

その言葉で、やっと救われた思い


深夜…バタバタと動いてたので
夫が、何やってる?!と
起きてきた

可愛がってた、ワン娘の亡骸を
見て、絶句…

経緯を話し…
既に亡くなったので、朝早く起こそうかと思ってた旨を話たら

「なんで!寝たんだ!!
こんな時に寝るヤツがいるか!
起こしてくれたら、俺が看取ったのに!!」

息子が、立ち上がり、何か言いかけたが、首を横にふった
私を見て、思いとどまってくれた

夫も、泣き崩れる私を見て
それ以上の追求はなく…




朝になり
暑い時期、そのまま置いて置けないので、火葬の手続きをし

友人宅へ泊まってた次男に
連絡すると、直ぐに帰る!と
火葬場で、現地待ち合わせをし
子供達と私とで
最期のお別れを言い

小さな小さな骨壺へ収まってしまった…

家に帰り
落ち着いたところで
彼に、昨夜からの事をメールした

帰ってきた返事は
息子がかけてくれた言葉と
同様のもの…
「最期まで面倒みて、RIKAKOが寝るまで待って、RIKAKOの腕の中で、逝けたんだから…」

ホントにそうなら…

どんなに良いか…


家には、あともう一匹のワン娘がいる♪
彼女は…
先に亡くなったワン娘と同い年
人間の年齢だと、78歳のおばぁちゃん

相棒が亡くなったあと
食も細くなり、元気も無かったので、
もしかして…と思ったものの
足腰は弱くなるも
まだまだ、達者なおばぁちゃん
(^_^)b

元気で長生きして欲しい♪

でも、もう二度と…
新たな家族を迎え入れる事は

無い…



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