「東京ワンピースタワー」、テーマパークでインバウンド消費も狙う【後編】

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東京ワンピースタワー（東京都港区）　海を超え千客万来


(前略)

同テーマパークは、乗り物は一切なく、入場者がそれぞれのアトラクションを歩いて回る。「いりぐちフロア」と呼ばれる3階部分には、テーマパークの入り口と出口がある。入り口ゲートをくぐると、すぐ主人公のルフィやその仲間たち「麦わらの一味」の名シーンが描かれた原画や巨大パネルが目に飛び込んでくる。
その先に進むと、ルフィとその仲間たちが宴会を楽しむ様子を再現したモニュメントがあり、写真撮影スポットとして人気だ。
4階と5回は、主人公と仲間一人一人をテーマとしたアトラクションを設けた。「てっぺんフロア」と呼ばれる5階には、ルフィがテーマのアトラクション「ルフィのエンドレスアドベンチャー」。鏡に囲まれたた迷路や映像で再現する。シアターでは映像に合わせて、客席の天井から水しぶきがたれたり、強風が吹き付けたりと、特殊効果で臨場感が味わえる。
同じく5階では、ルフィとその仲間たちが登場する実写版ミュージカル「ONE PIECE LIVE ATRACTION」を上演している。洞窟を舞台にルフィらが冒険するストーリーだ。観客一人一人には、「ココロ石」と呼ばれる発光ダイオード（LED）ライトを手渡される。物語の中盤では約150人の観客全員がココロ石をかざしてルフィらの冒険を助ける設定にするなど、観客は舞台との一体感が楽しめる。

（中略）

4階には、7つのアトラクションを設置した。パークの中では、バンダナを頭に巻いたり、しま模様の衣装をまとったりした海賊姿のスタッフが気軽に声を掛けてくれる。
入場料のいらない1階スペースの物販店では、全約1000アイテムが並ぶ。このうち、東京タワー限定のオリジナルアイテムも約50種類がそろう。併設されたカフェでは、チョッパーをイメージしたわたあめやルフィがかぶっていた麦わら帽子をかたどったオムライスが他のd閉める。レストランはビュッフェ形式で、料金は13歳以上が1人2160円。

（中略）

アミューズは、初年度の入場時者集は80万人以上を見込んでいる。

（参照：日経MJ　2015年4月27日付）

2014年の外国人訪問客は1300万人に上がり、インバウンド需要の高まりが強い。
中国、韓国、台湾を御三家に世界中からの来日者が多くなって生きて、2020年に政府は訪問客2000万人を目指すとしている。

国内の景気感も若干の良化を見せる中で、今「ディズニーランド」「USJ」、「ハウステンボス」、「サンリオピューロランド」、「花やしき」、「よみうりランド」、「東京ドームシティ」など知名度の強い「テーマパーク」は好調な客入りを実現している。

その中の一環としての「東京ワンピースタワー」も開業から約2ヶ月の5月にも10万人の
来場者に達成しそうな勢いという。

国内ばかりではなく、「テーマパーク」をインバウンド需要に結びつけるにはここの企業の努力もさることながら、政府も一役買って世界戦略を取る必要があろう。

再び「観光日本」の栄光を取り戻したい。

感謝。

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