ツクツクボウシが「夏が終わるよ、秋がやってくるよ」と鳴いています。
イントロに始まり、メロディ、さびと見事に構成されてた鳴き声は、一曲の歌を聞いているような感じ、
声はすれども姿は見えず、やっとカメラに収めることが出来ました。
木の幹と同じ色、珍しく視線の高さにいたのですが、すぐに飛び立ってしまいました。
鳴くことができるのは、腹弁をもつオスのみで、メスは鳴くことができません。
短い夏の間にメスを引き寄せようと必死で歌っているのです。
アブラゼミは見つけやすいし、ジージーと飛び交っています。
セミの寿命は短いと言われるけれど、
実は1カ月くらい生きていることが高校生によって証明されました。
捕まえたセミにマーキングして放し、後日、再捕獲を試みるという方法、
計863匹にマーキングして15匹を再捕獲というから、地道な努力の調査ですね。
きっかけは「セミの死がいを夏の間に見かけることが少ないのはなぜか」という疑問から。
たしかに、セミの死骸が目につくのは夏の終わり頃、
セミがいっぱいの我が家でも、今年はまだ死がいを見ていませんね。