●方法俳句0301・語句すり替え02・宇咲冬男01・2016-10-20(木)
○「庖丁を研ぎ夜寒さを裏返す」(宇咲冬男01)
○季語(夜寒・秋) 「ほうちょうをとぎよさむさをうらがへす」(→「現代俳句データベース」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:包丁をしばらく研いで裏にします。そのとき秋の夜寒さを感じました。包丁を裏返すとともに秋の夜寒さを裏返したのです。
●宇咲冬男(うさきふゆお)(1931~2013)
○好きな一句「囮鳴く囮になりしこと知らず」02
○季語(囮・秋) 「おとりなくおとりになりしことしらず」(「現代秀句歳時記(新星教育出版)」より引用)
【Profile】:埼玉県熊谷市の天台宗別格本山常光院に生まれる。1953年文学を志し、産経新聞記者となったが1964年退社独立。俳句・連句で→宇田零雨に師事「草茎」に拠り同人。1968年、埼玉で俳句結社「あした」創立。国際芸術文化賞受賞。
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