●五体俳句0293・耳010・高橋馬相01・2016-08-24(水)
○「秋光や頬に曳きたる耳の翳」(『秋山越』1952)(高橋馬相01)
○季語(秋光) 「しゅうこうやほおにひきたるみみのかげ」(→「詩客SHIKAKU」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:秋の陽は影をくっきりと残します。耳の影が頬に細く至るとき、秋の陽光を感じました。
●高橋馬相(たかはしまそう)(1907~1946)
○好きな一句「秋暑く道に落せる聴診器」(『秋山越』1952)02
○季語(秋暑し) 「あきあつくみちにおとせるちょうしんき」
【Profile】:東京都出身。医師。大学医学部のころより句作。→原石鼎に入門。「鹿火屋」編集を担当。
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