〇五感俳句0239・質感=重013・宮田正和01・2015-08-10(月)
○「掌に置きて山繭生きてゐる重さ」(宮田正和01)
○季語(山繭・夏)
【鑑賞】:野生の繭でしょうか。繭は軽いものですが、掌に置いてみると確かな重さがあります。蛾になろうとする命の重さです。
○宮田正和(みやたまさかず)
○好きな一句「流灯を押しゆく闇と包む闇」(『積殖』1997)02
○季語(流灯・秋)
【Profile】:1933年、三重県伊賀町出身、在住。1964年「風」入会、→沢木欣一に師事。1971年同人。1975年「伊賀雑唱」にて第21回角川俳句賞受賞、三重県文化奨励賞受賞。1976年「風」賞受賞。1980年三重で「山繭」創刊主宰。
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宮田正和掲載句
03蚕豆剥く上がり框といふところ(蚕豆・初夏)〈特集529・いろは俳句2-8(そ)〉2021/5/7
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