●五体俳句0150・耳06・渋沢渋亭・2013-11-26(火)
○「片耳のすこしほてりし火鉢かな」(渋沢渋亭01)
季語(火鉢・冬)
五体の「耳」第6弾。また「片耳」は「→兎も片耳垂るる大暑かな」(→芥川龍之介)に次いで2回目であります。身体の横にある火鉢にあたっています。片耳が火照ります。
○渋沢渋亭(しぶさわしぶてい)(1892~1984)
代表句「冴返る日の東京に帰りけり」02
季語(冴返る・春)
東京生まれ。実業家渋沢栄一の三男。田園調布の開発に従事、戦後はNHKの番組審査委員、東宝会長を歴任、「さんぽみち」「宴会哲学」などの随筆集がる。俳句は→久保田万太郎の「いとう句会」の同人。
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