●五体俳句0179・手09・山崎宗鑑01・2014-06-17(火)
○「手をついて歌申しあぐる蛙かな」『阿羅野』(1689)(山崎宗鑑01)
季語(蛙・夏)
古色ゆかしい歌会始などでは畳に座りながら歌を披露します。その姿が蛙の鳴く姿に似ている、と宗鑑さんは発見したのでしょうね。戦国時代としては新発見といえます。
○山崎宗鑑(やまざきそうかん)(?~1554)
代表句「月に柄をさしたらばよき団扇かな」『犬筑波集』02
季語(団扇・夏)
近江の出身とされる。生没年不詳。足利義尚に仕え、のち出家して山城国山に閑居したので山の宗鑑といわれたという。晩年は讃岐観音寺に庵を結び、そこで没した。「犬筑波集」は俳諧の連歌の撰集として知られる。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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