○色彩俳句080・透明04・五島高資・2012-06-06
○「背骨透くように禁猟区を泳ぐ」(五島高資01)
○季語(無季)
【鑑賞】:透明な背骨。「透くように」というのは願望でしょうか。この背骨は色を失っています。そういえば山椒魚を掌に取ったとき、透明な背骨を見たときがあります。
○五島高資(ごとうたかとし)
○好きな一句「火のやうに苺ならべて食べにけり」02
○季語(苺・初夏)
【Profile】:1968年、長崎県長崎市片淵町生まれ。88年「土曜」主宰・→隈治人に師事。93年長崎県対馬に内科医として赴任。95年度現代俳句協会新人賞受賞。97年、スウェーデン賞受賞。2000年現代俳句協会評論賞受賞。「豈」同人。インターネット俳句会「俳句スクエア」を創設し主宰。
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五島高資掲載句
03曳航のあとに散らかる春日かな(春日・三春)〈方法418・光の物質化11〉2019/2/13
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