●五体俳句0159・腕03・大原テルカズ01・2014-01-28(火)
○「積木の狂院指訪れる腕の坂」(大原テルカズ01)
季語(無季)
この句には五体の「指」と「腕」が出てきますが、希少の「腕」をとります。いままでは馬車が走る腕(→澤好摩)と百合を抱く腕(→正木ゆう子)をあげました。今回の「指訪れる腕の坂」は、自分の指を腕に這わせているのでしょう。
○大原テルカズ(おおはらてるかず)(1927~1995)
代表句「天を発つはじめの雪の群れ必死」02
季語(雪・冬)
千葉県生まれ。木工を家業とする家に生まれ、学徒動員や徴兵検査を経て製薬会社入社。大野我羊に師事。「芝火」同人。戦後「琥珀」「東虹」などを経て「俳句評論」「ユニコーン」で前衛俳句運動に参加。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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