●次元俳句435・列(空間)3・大橋嶺夫1・2019-06-09(日)
○「僧列出づ六月樹下の銅楽器」(『わが死海』1976)(大橋嶺夫1)
○季語(六月・仲夏)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:この句のポイントは「出づ」の解釈であろう。例えばこうだ。僧侶の列が六月の樹下から発生している。そして、その樹下には銅合金の楽器がにび色に光っているのだ。
●大橋嶺夫(おおはしみねお)(1934~1999)
○好きな一句「尼僧院舟曳く蝸牛日の森に」2
○季語(蝸牛・三夏)(「俳句舎の俳人名鑑」より引用)
【Profile】:大阪出身。→西東三鬼に師事。「断崖」「夜盗人」「縄」「ユニコーン」等を経て「花」「海程」同人。第11回海程賞・第1回現代俳句評論賞受賞。
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