●方法俳句0226・数詞効果09・佐藤惣之助01・2015-05-15(金)
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○「三日月の匂ひ胡瓜の一二寸」(佐藤惣之助01)
季語(胡瓜・夏) 「みかづきのにほひきゆうりのいちにすん」(「増殖する俳句歳時記」より引用http://zouhai.com/cgi-bin/g_disp.cgi?ids=19980724,20040930,20101027&tit=%8D%B2%93%A1%91y%94V%8F%95&tit2=%8D%B2%93%A1%91y%94V%8F%95%82%CC)
【鑑賞】:「胡瓜」は晩夏の季語ですが、今日は佐藤惣之助の忌日(1942)ということで。この句には一・二・三の数詞が出てきます。「三」を句頭で提示して句の末尾で「一二」に返ります。視点は遠景の三日月から近景の胡瓜に移ります。
○佐藤惣之助(さとうすのすけ)(1890~1942)
○好きな一句「菊膾淡き一夜の人なりし」02
季語(菊膾・秋) 「きくなますあわきひとよのひとなりし」(引用同上)
【Profile】:東京都出身。詩人。正規の学業につかず少年の頃から→佐藤紅緑の門に入って俳句を学び,18~19歳頃から千家元麿、福士幸次郎らと交友。『白樺』派の影響を受けた詩集『正義の兜』(1916) 、『狂へる歌』(1917)では人道主義的詩風を示した。 (「コトバンク」より引用https://kotobank.jp/word/%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%83%A3%E4%B9%8B%E5%8A%A9-69319)
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