●五体俳句056・頬04・轡田進・2011-10-04
○「萩しだれ天平仏は頬ゆたか」(轡田進01)
季語(萩・秋)
天平の仏像の豊満で優美な様子を「頬ゆたか」と表現しました。古色豊かな仏像は、日本古来の萩の花とよくマッチしています。
○轡田進(くつわだすすむ)(1923~1999)
代表句「篁(たかむら)の秀(ほ)の吹かれ立つ秋意かな」02
季語(秋意)
東京生まれ。1942年、→富安風生に師事、その主宰誌「若葉」に投句。1948年に同人になり1979年風生逝去後は、後継主宰の→清崎敏郎に師事する。「若葉」系の僚誌「春郊」(中村春逸、創刊主宰)の主宰を1983年に委嘱される。没後夫人の轡田幸子が三代目主宰を継ぐ。
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