○色彩俳句483・褐色2・高須茂01・2020-06-17(水)
○「濕原の蛇褐色になみうち過ぐ」(『軍鶏』1964)(高須茂01)
○季語(蛇・三夏)(→「風胡山房」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:青々と水を帯びた夏の湿原。褐色の蛇がうねうねと過ぎていく。上空には白雲がたなびいているのかも知れない。
○高須茂(たかすしげる)(1908~1979)
○好きな一句「人死にし山月明の雪けむり」02
○季語(月明・三秋)(「二十世紀名句手帖①愛と死の夜想曲」より引用)
【Profile】:東京都出身。20才頃から本格的に登山を始め、「山小屋」「山」など山関係の雑誌の編集に携わり1949年以来「岳人」編集同人として活躍。登山関係の著書多数。若い時から→佐藤春夫に師事し俳句、随筆に長け、江戸時代の故事習俗の考証家。
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