●五感俳句400・質感=重26・谷口桂子1・2018-10-8(月)
○「かけ違へしボタンの重さ夕紅葉」(谷口桂子1)
○季語(夕紅葉・晩秋)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:釦のかけ違いに気づいた。それもかなりの数の釦をかけ違えてしまった。もしかしたら最後の一つまでかけてしまったのかも。一つかけ直すたびの釦の重さ。紅葉の紅さの映える夕暮だというのに。
●谷口桂子(タニグチケイコ)
○好きな一句「遠花火ひとりの茶碗洗ひをり」2
○季語(遠花火・初秋)
【Profile】:1961年三重県四日市市出身。雑誌に小説、エッセイ、人物ルポ、俳句を発表。週刊朝日連載「夫婦の階段」「夫婦の情景」では著名人夫婦三百数十組をインタビュー。俳句は24歳で→鈴木真砂女に出会ったのがきっかけで作句を始め、後に→加藤楸邨の 「寒雷」に投句。
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