goo blog サービス終了のお知らせ 

俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五体俳句670「前髪を上げるヘアピン体育祭」(西山ゆりこ)

2024-10-14 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句670・前髪1・西山ゆりこ03・2024-10-14(月)
○「前髪を上げるヘアピン体育祭」(→西山ゆりこ03)
○季語(体育祭・三秋)(「俳句αあるふぁ2015年8-9月号」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそぬねのへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:今日は「スポーツの日」。かつての「体育の日(10.10)」である。五体の「髪」は32回を数える。季語「髪洗ふ(三夏)」の使用句が多い。「前髪」は初出。「体育祭」は「運動会(三秋)」の子季語。「ヘアピン」という言葉も古め。「ヘアピンカーブ」という自動車用語があった。

コメント

■五体俳句669「老猫の眼あけて座る寒露かな」(北原志満子)

2024-10-08 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句669・眼(め)15(動物)・北原志満子04・2024-10-08(火)
○「老猫の眼あけて座る寒露かな」(→北原志満子04)
○季語(寒露・晩秋)(「→現代俳句データベース」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそにぬねのへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:今日は二十四節気の「寒露」。季節は晩秋へと移る。老いた猫も秋冷の空気の中で完全に目覚めている。

コメント

■五体俳句667「台風や薬缶に頭蓋ほどの闇」(『残像』2011)(山口優夢)

2024-09-26 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句667・頭蓋2・山口優夢04・2024-09-26(木)
○「台風や薬缶に頭蓋ほどの闇」(『残像』2011)(→山口優夢04)
○季語(台風・仲秋)(「俳句201707」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそにぬねのへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:昔ながらの丸いヤカンなのだろう。頭蓋骨ほどの闇が中に納まっているのは。今日は「台風襲来の日」。統計上台風襲来の回数が多い日であることが由来とされている。

コメント

■五体俳句666「髭剃りは生者のひびき秋彼岸」(「萬緑」)(平井さち子)

2024-09-19 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句666・髭5・平井さち子04・2024-09-19(木)
○「髭剃りは生者のひびき秋彼岸」(「萬緑」)(→平井さち子04)
○季語(秋彼岸・仲秋)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそにぬねのへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「髭剃り」は電気シェーバーかT字カミソリか。前者はジージーとうなる音。後者はゾリゾリと低い音。どちらかといえば後者を推したい。生きる者の音に似つかわしい。今日は秋の彼岸の入り。

コメント

■五体俳句665「秋場所のまだ髷結へぬ勝名乗り」(鳥居美智子)

2024-09-08 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句665・髷1・鳥居美智子04・2024-09-08(日)
○「秋場所のまだ髷結へぬ勝名乗り」(→鳥居美智子04)
○季語(秋場所・仲秋)(「→俳誌のサロン>歳時記>秋場所」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそにぬねのはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:令和6年春場所の大の里がまさに掲句の力士であろう。その後の夏場所では髷(まげ)を結うことができたが大銀杏はまだ結えなかった。そして新小結として史上最速の幕内初優勝を果たした。今日は九月(秋)場所初日。

コメント