常連のイティカワ様@JZX100乗りは
アペックスのPFCを装着して、その友人が実走でセッティングし 299psでした。
車のローンが終わったことと、HKSが期間限定でGTⅡタービンの値段を下げたことが原因で
再びローンの印鑑を押す事に!(笑)
たった2.3箇所に印鑑を押しただけで約170PS上乗せできました!
ただ、今回もアペックスのパワーFCゆえの難点が発生しました。
ホットワイヤーやカルマン式のエアフロを使用した車両のパワーFCは、
燃料の噴射量そのものをいじれるマップが存在しません。
トヨタ車のDジェトロ車両(SW20とかST205、EP91など)は
燃料噴射マップと燃料補正マップの両方がありますが
日産車やランエボ、JZX100などは燃料補正マップしか存在しないんです。
そしてその補正量の上限が149パーセントまでしか上げれないんです。
要するに理想空燃比14.7に対して5割の増減までしか出来ない設計です。
でもこれはあくまで机上の計算上での数字なのでセッティングを始めると
補正マップでは補いきれない負荷域が出てくることがあります。
今回はVVTIも思い切ったセッティングにしたので、
フルブーストがかかる3600rpmあたりのA/Fが補正値149にしても薄くなってしまいました。
インジェクターの噴射率はまだまだ余裕なのに・・・
そこで今度は調整式の燃圧レギュレーターでイニシャル燃圧をあげることにより
A/Fを全体的に濃い方向へ持って行き、3600rpmのA/Fを適正化。
残りの部分は当然濃くなってしまうので補正マップで薄くしてゆきました。
本気でセッティングするとここまでいけますよ、と言う証拠を残すため
点火時期をぎりぎりまでツめたフルパワー仕様で509ps トルク69kです。
さすがにこのまま納車するのは気が引けるので、点火をリタードさせ
ノックレベルがノーマル時と同じ状態になるまでマージンを稼いだセッティングが470psです。
この時のブーストがオーバーシュートで1.5k その後1.4kで落ち着く仕様です。
その後ブーストを1.2k 1.0k 0.8k と全部で4パターンのセッティングを作製して
走行にあわせたパワーが出せるようにインプットしました。
ブースト0.8kでもチューニング前の299psに比べれば50PS UPなので
当分の間はこの辺りで慣れてからフルブーストにした方が良いかもしれませんね。
燃料補正はあくまで目標空燃比を設定するマップです。
パワーFCは加速などmsecで設定する項目があり、インジェクター係数や無効噴射を考慮しないで燃料補正マップで149?は素人以下のレベルです。
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