バッテリーへの充電やエンジンがかかっているときの電力供給には
オルタネーターと言う発電機から電気が流れてゆきます。
このオルタネーターが完全に壊れたり充電系統に異常があると
メーター内のバッテリーのマークをしたインジケーターが点灯し
充電異常を教えてくれるのですが、壊れかけの状態だとインジケーターは点灯しません。
でも発電電圧は確実に減っているのでいろいろなところに不具合が出ます。
電流の流れも高気圧から低気圧に向かって吹く
風の流れと同じで高圧から低圧に流れます。
要するに高いところから低いところに移動する滑り台と同じです。
エンジンが回っていて発電機の電圧が13.8Vとほど出力され、
バッテリーの電圧が12.8Vほどであれば
1Vの電圧差があるので電流は発電機からバッテリーに流れバッテリーは充電されます。
逆にエンジンをスタートさせるときは当然エンジンは回っていないので発電電圧は0V
バッテリーの電圧のみでセルモーターを回します。
じゃあ発電機の調子が悪く、12.8Vほどしか発電しないとどうなるか・・・。
昼間の走行でライトもOFF、エアコンもOFFであればそれなりに走りますが
バッテリーとの電圧差がほとんど無いため電流の移動はありません。
そのためバッテリーはほとんど充電されません。
とある朝、いきなりエンジンがかからなくなり????となります。
発電電圧のチェックは比較的簡単に行えますし、
電流計もあれば電流の流れの向きまでわかり
バッテリーに充電しているのか、逆にバッテリーから放電しているのかも分かります。
一度チェックしてもらうと良いですよ。