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毛糸屋模型館

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HGBFトライオン3製作完成&撮影

2015年08月17日 | HGBFシリーズ
細かい手直しを入れながら作ってきたHGBFトライオン3がやっと完成したので、撮影&レビューです。


折角の合体変形メカなので、まずは個別の機体から。
「ソラトライオン!」


ワシ型メカのソラトライオン。
ZZガンダムのBパーツで主に構成されています。
MSの脚に鉤爪を付けたり、バルキリーのガウォークのように逆関節脚にするといった発想には驚かされました。
ビーム状の羽根は、クリアパーツで表現されています。

ちなみに、今回の製作中、シールを紛失してしまいました。
このため要所は塗装することになったのですが、このソラトライオンの頭周りは一番シールを使用する箇所だったため、一番塗装する羽目に。
白部分や黄色部分はなんとか塗装できたのですが、一体形成だったためソラトライオンの目を塗るのは、私のスキルでは厳しかったです。

「ウミトライオン!」


エイ型メカのウミトライオン。
「エイ」というにはちと強引な気もしますが、Aパーツのウィング部分を上手く活用しています。
他の2体と違い機体的に可動する箇所は尻尾しかなく、その尻尾も、後述するパーツの都合&HGBFのサイズ的に可動しません。

上記のようにシールを紛失したため、本来シールで表現されていた目の部分は、クリアパーツ「Hアイズ(グリーン)」に差し替えました。
また、ただはめ込んだだけでは輝きが足りないので、裏に「ミラーフィニッシュ光沢シール」を貼ってキラキラ感を増しました。


「リクトライオン!」


ライオン型メカのリクトライオン。
合体の都合上、頭が大き目かつ胴体が厚めのため、頑張って撮ってもどっかチンチクリンの可愛らしい印象に。
しかし可動範囲は結構広く、4足とも足首と根元はボールジョイントになっています。
口は可動して、閉じる事も出来ます。
背中のツインキャノンはそれぞれ可動します。

そして合体です!
「レーッツ!トラーイオーン!」

(ガキョーン ガキョーン)
※合体シーンは、脳内で補完してください※


「トライオーン3!」
合体して、絶対爆発、最強無敵のトライオン3です!
(でも「絶対爆発」って、実は物騒・・・?)
サイズが1/144&もともと合体の設定が強引なので、かなり差し替えのパーツが発生&「あれ?このパーツは合体する際はどこ行った?」が発生しますが、気にしない方向で。
むしろ、このサイズで合体変形を実現させた開発陣に感謝です。

ちなみに、元のキットが1/144ZZガンダムのため、元キットの余剰パーツが結構キットに収録されたままです。

バックパックを気にしなければ、2Pカラー的なZZガンダムに組み上げる事も可能です。



ぐるっと一周。


上記の元ZZガンダムと比べると、配色以外て大きく変わったのはバックパック、頭飾り、胸、脛周り、サイドアーマーだけなのに、胸部のライオンと脛の鉤爪が違うだけで、全然別の機体に見えます!

通常のガンプラの撮影では、遠近感の歪みを出さないように撮影するのですが、トライオン3は「勇者ロボ」と位置づけしているので、ガッツリパースを付けて撮ってます。

他の1/144との比較。

元キットのZZガンダムが大き目なので、ジムと並べるとより大きさが際立ちます。


上半身の手を加えたところをピックアップ。



ライオンの目の部分を一旦くり抜いて裏打ちした加工は功を奏し、アニメのリクトライオンの目に近づけたのではないかと思います。
ちなみに、ライオンの目のシール部分も自作しました。
目の緑部分は、薄いプラパンで目のパーツを作り、「ミラーフィニッシュ光沢シール」を貼ってその上にクリアグリーンを塗る事で、即席のメタリックシール的な感じに仕上がりました。

逆に、頭部のカメラアイの塗装はちょっと失敗気味で、下から煽りにしないと、カメラアイが良く見えません(涙)。

他には、頭の角とライオンの牙の角を尖らせる事で、クオリティをアップさせました。


続いて下半身。


脛の鉤爪に肉抜きの穴が開いていたので、プラ板で埋めています。

また、1/144キットによくある、腰ア―マーの軸部分が左右繋がっているので、真ん中でぶった切って個別に可動するように加工しています。
おかげで、片足し上げると反対側の腰アーマーまで上がってしまうという事はなくなりました。


続いて各武装へ。
「ダブルキャノネード!」

リクトライオンのキャノン砲が可動し、射撃体勢に移行できます。
写り良く撮影していますのでパッと見分かり辛いですが、キャノン砲との接続軸がちょっと長いので、全部延ばした状態で鑑賞する角度を変えるとちょっとみっともないです。
あとこれは個人的な印象ですが「キャノネード」ってお菓子やジュースの名前の響きっぽくないですかね・・・?

「ブーメランスタッガァ!」

頭のアンテナを、ブーメラン的に敵に投擲する武器。
本来は脱着式ではありませんが、頭部のハイメガキャノン部分を接着しなければ、投擲行為は可能です。
てもこういう武器って、動いてるから格好良いので、写真だと武器の格好良さは伝わりませんね。

「ライガーグレアァ!ハイメガキャノン!」

ZZガンダムの頭部ハイメガキャノンと、胸部ライオンの目からのビーム。
何か可動する訳でもなく、そのままの姿で撮影。

「ヒートウィング!」

腕のウィングシールドのエッジ部分が高熱を発し、相手を切り裂く武器。
流石に1/144ではプラのままですが、もしこれがMGだったら、クリアパーツに差し替え可能になったりするのかな?

「アームドブースターァ!」

ジオングのオールレンジっぽく見えるけど、実質ロケットパンチ!
ブーメランスタッガ同様、特に射撃ギミックが盛り込まれている訳でもなく、接続のポリキャップから引っこ抜くことで表現可能に。

「ラプターブレイカーァ!」

脛の鉤爪で相手を圧壊、投擲する事が可能。
鉤爪は可動式で、ある程度の大きさのキットなら、アニメのように挟み込む事も可能。
しかし元キットの下半身の可動範囲が絶望的で、ポージングさせる為には工夫が必要です。
何であんなに、斜めに足が上がらないんだ(涙)。

なお、ZZの時の武装であろうビームサーベルもキットに付属していましたが、アニメ本編で使用されていないので、撮影は見送りました。

そして、トライオン3最大最強の武器の登場です。
「今やぁ!」
ゴゴゴゴゴッ

※当然体の中からあんな巨大なものが生える訳もなく、あくまでフリ!
「超吠剣ハイパーミノフスキーィ!」


ズギャーーン!

勇者ロボたるもの、巨大な剣による「勇者パース」は必須ですな!
先のウミトライオンの尻尾とソラトライオンの頭部は、超吠剣の柄部分になります。
尻尾はグリップ部分なので、可動していたら剣の保持がフニャフニャになってましたね。

しかし、剣を持つためのダボは両手のひらに設けてあるのに、肝心のダボ穴が1箇所のみ。
このため、両手持ちの際、もう片手は添えるだけです。
しかも剣の重さに対して手首の保持力はお話にならず、柄の先を腰アーマーといった体のパーツに引っ掛けていないと、ポーズを取るのもままなりません!

ちなみに、なんでそんなに重いかというと、答えは刀身部分の大きさ。

刀身をフレームに収めると、こんなに本体が小さくなっちゃいます(涙)。
しかも上記の保持力弱さによるポーズの制限と相まって、勇者パースさせるには限界あります。


ポーズをつけて、いくつか撮影。





以上、HGBFトライオン3でした。

元キットがちょっと古いのため可動範囲は決してよく無いし、合体変形の差し替えパーツはボロボロありますが、「よくぞ1/144で合体変形を実現させてくれた!」という感じです。
変にポーズを取らず、仁王立ちで飾っても十分映えると思えるキットです。
ソラトラインの頭部は結構シールを必要としますが、基本的にキットのままでアニメの配色が完成しますので、組み立てるだけでも格好良いトライオン3になります。

MG出たら買うけど、パーツ差し替え無しの合体変形は、物理的に無理と思われますねぇ。
(特に、ウミトライオンの尻尾とソラトライオンの頭部)


HGBFトライオン3始めました03

2015年07月31日 | HGBFシリーズ
会社の業務に関する自己啓発の勉強をしなければいけないに、ほったらかしてHGBFトライオン3を作ってしまいました(汗)。
今回プロポーションの改修とかは行いませんが、気になったところを細かく手直ししています。


目の部分をくり抜くついでに、上下の牙を尖らせたり、


アンテナの角を尖らせたり、


クローパーツの肉抜き部分を埋めたり、


トライオン3のキットに入っていたシールを紛失したので、要所々は塗装したり、クリアパーツ「Hアイズ(グリーン)」を埋め込んだり
(ただはめ込んだだけでは綺麗にキラキラしないので、裏にミラーフィニッシュ光沢シールを貼っています)


腰アーマー真ん中の連結軸部分を切断して、個別に稼働できるようにしました。
この辺は、旧キットの名残ですね。

HGBFトライオン3始めました02

2015年07月12日 | HGBFシリーズ
気になってた、リクトライオンの目の造形。
原稿の息抜きで、サラッと改造してみました。

目の溝を彫り込んでくり抜き、プラ板で裏打ちしました。


結果、目彫が深くなり、良い感じになったかな?
<改造前>

<改造後>



勇者ロボのライオンは、目チカラ必要ですよね!

写真ではわかり辛いですが、上顎の牙も併せて手を加えました。
角を削って、先を尖らせてます。

HGBFトライオン3始めました01

2015年07月01日 | HGBFシリーズ
今月頭ですが、『ガンダムビルドファイターズトライ』よりHGBFトライオン3を購入しました~。


『ビルドファイターズ』系のキットを買うのは、HGBFグフR35以来です。
ZZガンダムを勇者ロボ調に仕上げるという離れ業ですが、本編見て気に入った機体でしたので、キット化されて嬉しいです。

今回は大きな改造をするつもりはなく、基本的にはキットのまま作る予定です。
しかし、1ヶ所だけ手を加えたい箇所が。
それは「リクトライオン」の目の部分。

パッケージビジュアルだとこんな感じ。


しかし、キットの目の部分は彫りがなく、目の周りに溝があるのみでした。


キットにはシールが付いており、目の周りは黒縁が付いています。

でも、上記のように目の部分は凹んでいないので、シールを貼っても物足りません。

せめて、目の部分だけでもくり抜いて、彫りを深くしたいですねぇ。

HGBFグフR35塗装製作完成&撮影

2014年08月18日 | HGBFシリーズ
完成直前に右脚のつや消し塗装に失敗&リカバリー失敗したため、バンダイ様にパーツを取り寄せる事もありましたが、何とか完成にこぎつける事ができました!


まずはぐるっと一周。





「グフ」という元々地上用に設計されたMSを宇宙用に使うという事は、気密性や空間における太陽光からの熱対策、酸素なしによる機械的な動作問題など、一年戦争のMSだったら色々突っ込むところです。
が、そこは「ガンプラ」の「ガンダムビルドファイターズ」。
野暮なことは言いっこなしで。

一年戦争時のMSは、基本的にラインがすっきりしていてディティールが少ないのですが、このグフR35は高機動パーツや腕の武器増設のために、情報量が増えて格好良いです。
敢えてフィンガーバルカンにせず、かといってシールドガトリングのように仰々しいものでもなく、さらっとバルカンを両腕に増設したり、高機動型のバーニア増設など、乱戦を踏まえた機体バランスですね。
最終回に登場して、ラルさん無双っぷりを発揮しただけのことはあります。


武装とオプションを外した、素の状態。


ん~、流石にすっきりしますね。
正面から見ると、膝から上って普通のグフだし。


上半身。



後述する頭部の改造以外は肩アーマーの接着線を消しだけで、後は素のままです。
一応、頭の角と肩のスパイクは、やすりで削って尖らせています。
MGぐらいの大きさがあるとキットのままでもそんなに思いませんが、HGのサイズだと角の丸さが気になってしまいまして。

背中のバックパックは、高機動型らしく通常のグフよりもノズルが大型化されて、腰にもブースターが追加されています。
背中からエネルギーを供給されているのか、パイプが伸びていて、これが地味に腰の捻りを阻害しています。


顔のアップ。




今回の改造点の一つで、モノアイを別売りのクリアパーツ「Hアイズ」に差し替えました。
そのHアイズも、裏面に銀のシールを貼って、光の反射を強くするようにしました。
おかげで、シールよりもモノアイがぎらぎらとしてます。
そのモノアイは、1/144なのに可動するので、Hアイズが可動の妨げにならないように、周囲やモノアイレールを削り落としました。

首は、頭ろ体を繋ぐ軸の両端がボールジョイントになっているので、二重関節です。
グフなのに、結構上を向いたり俯いたりできます。


腕の可動範囲。

エクシアなどのMS程とは言えませんが、二重関節のおかげで肘が100度ぐらい曲がります。
また、肩アーマーも可動軸が設けられているので、腕も真横に上ります。
もっとも、上げすぎると肩アーマーが頭部に干渉して、妨げになってしまいますが。

肩の付け根がボールジョイントになっており、良く言えば動きが向上、悪く言えば位置が安定しません。
保持力落ちると、勝手に腕がダランとなっちゃうんじゃないかなぁ?
MG陸戦用ガンダムと違い腕の重量が軽いので、まだ救いですが。


腰周り。


頭部に続く、今回の改造点のもう一つで、腰のパイプを差し替えました。
差し替える前の、キットのパーツはこんな感じ。

柔軟素材に切れ目を入れる事で、腰にパイプがあるにも関わらず腰が可動する仕様でした。
しかしいくら1/144とはいえ、これはちょっとみっともないかな?と思い、今回の改造に至りました。
軸に針金こそ使っていますが、腰/背中のバックパック~パイプとの接続部分は接着していないので、柔軟性が出来て腰を捻る事ができます。

コックピットハッチ周辺のクリアパーツは、モノアイ同様、後ろの素材に反射が影響しないように、ミラーフィニッシュのシールを貼しました。
これで、後ろの素材の色に関係なく、キラキラ光って見えます。


下半身。



グフR35の特徴たる脚の「R(高機動)」部分です。
そのために足は曲がらないかと思いきや、高機動型ザクと違ってしっかり曲がります。
足首もジオン系MSらしく、手前にはよく曲がります。
しかし、高機動パーツが干渉して、横の捻りが良くありません。

腰の装甲も、パイプの干渉と相まって、脚を上げるのを邪魔してしまいます。
それでも足を上げると、「パチーン」と外れてしまいます(涙)。

内側のノズルが貧相に見えたので、大型化してメリハリを付けました。

脚の横には、左右にヒートサーベルが。
収納ラック部分が動くので、脚を横に広げても柄部分はそんなに影響しません。
やはり、それ以上に腰の装甲が可動範囲のネックです。


下から見ると、「高機動型」らしくノズルが集中しています。


オプションのバーニアパック。




今回のキット化で新設された、バーニアパックです。
「0083」で後期型ザクが背負ってたような追加ブースターや、ジオン兵が宇宙で移動に使う姿勢制御パックと明らかに似せたデザインです。
それぞれ分割して装着できますが、丸いバックパックはちとやり過ぎなんじゃないかなかぁ(汗)。
しかも接合が甘いのか、2種のバーニアパックの合体はポロポロ外れてしまうので、撮影後に接着しました。


武器周り。
まずはシールド&バルカンポッド。



グフR35のもう一つの特徴たる、シールド&バルカンポッド。
両腕に装備するので、機体のシルエットの印象が大きくなりますね。
敢えてフィンガーバルカンに似せて作っているあたり、ラルさんの「グフ」へのこだわりが見えます。
また、「指(砲身)」も多少動きます。


ヒートサーベル。



使用時は、脚の収納ラックから取り外して、ヒートサーベルパーツを差し込みます。
刃の部分はクリアパーツで形成されていて、綺麗です。
柄に接続ダボが設けられており、保持力は問題ありません。


ヒートロッド。


グフですから、R35にも当然装備されています。
軟質素材でできているので、若干曲げる事が出来ます。
このヒートロッドとシールド&バルカンポッドで、「ビルドファイターズ」最終回ではラルさん無双で大活躍です。


角度を付けて、色々と撮影。










以上、HGBFグフR35でした。

改造パーツのチョイスをミスったり、脚の塗装を失敗したりと悪戦苦闘でしたが、完成させる事ができて一安心です。
新造パーツで構成されているためか、1/144ジオン系MSなのによく可動します。
0083系のジオンMSも、バージョンアップされないかなぁ。
できればMG1/100で!