毛糸屋模型館

プラモ・フィギュアの館

1/100 MG ザクF2(連邦軍)始めました02

2016年09月28日 | MGシリーズ
ディティールアップも含め、改造を開始しました。

まずは、左肩や腕、腰アーマーのリベット部分の改修。

キットのままだと印象が弱かったので、コトブキヤのマイナスモールドIIをはめ込む事に。
そのため、3mmのピンバイスで穴を開けました。


胸部の造形の改修。

ポリパテで形状を直し、プラ板で厚みを増しています。
この後、ヤスリで削って形を整えます。

なお、段階的に造形していますので、この後胸部真ん中を盛ったり、胸部両側の角度を調整する予定です。


肩の可動範囲の向上。

内部フレームの一部を切りだすことで、横へのスライド部分に前方向への可動を増やすことができました。
前回のMGパワードジム同様に、武器を構える時の表情が上がることに期待です。


ひじの装甲の厚みをアップ。

キットのままだと貧層に感じたので、プラ板を3mmほど貼り足しました。


ひざの装甲の形を改修。

キットと設定画では形状が違うので、設定画に合わせるために、ポリパテをモリモリと。
硬化後、ヤスリで削って形を整えます。


脚の動力パイプの改修。

左が改造前のキットのパーツ、右が改造後です。
※スプリングやキットの軸が見えるよう、動力パイプの数を減らして撮影しています。

MGザクF2を発売当時に作った時、まず最初に壊れたのがこの脚の動力パイプの軸でした。
他のパーツよりも柔軟な素材で出来ていますが、曲げたり伸びたりするとそのうちポキッと折れてしまいました。
そんな過去があったため、脚の動力パイプの改善も行うことに。
MGザクVer.2.0を参考に、動力パイプの各パーツにWaveの2.5mmスプリングを通して、両端に足への接続基部を差し込みました。

実際に曲げてみるとこんな感じです。

左がキット、右が改造後です。
キットではある箇所からポキッと曲がっているのに対し、スプリングのほうはジンワリと曲がってくれます。

なお、動力パイプのパーツの穴はスプリングよりも小さいので、ここも3mmピンバイスで穴を拡張しています。

1/100 MG ザクF2(連邦軍)始めました01

2016年09月23日 | MGシリーズ
先日のMGパワードジムに気をよくして、脳内で「ガンダム0083・連邦軍祭」を始めてしまいました。

これまでGP-01(すごい昔)、ジムカスタム、パワードジムときましたので、ここは変化球で「ザクF2(連邦軍)」に!

当時、MGでザクF2が発売された時は、「「0083」の新作出た~♪」と喜び勇んで作りました。
可動範囲に驚かされ、バンダイすげ~!と感動したものです。
しかし、その「感動に隠されて、当時の模型雑誌で言われていた「設定画とちがう~!」部分に気付きませんでした。

この反省と、あれからスキルアップしたので、今なら設定画並みに作り直せるのでは?という期待も込めての挑戦です。


まずは、仮組して全体を観察です。


何も知らなければ、これはこれで格好良い「ザク」です。
ザクVer.2.0ほどではありませんが、肩も良く動くし、膝もよく曲がります。
その代償でしょうか。
胸部や膝、太ももの形状が設定画と違います。
また、足裏の造形も、似て非なるもの。

スカートの可動については、目を瞑りました。
HGUC版のような「左右で1枚の装甲」だと設定画通りですが、好みの可動ではないので、敢えて見送りです。


そして、頭部の大きさ。
Ver.2.0と比べてみると良くわかります。

ザクF2、頭小さ!
体は明らかにVer.2.0よりボリュームあるのに、頭は逆に一回り小さい。
設定画通りと言えばそうなんですが、修正しようかどうか悩みます。
この大きさだからこそ「ザクF2」という見方もありますし、Ver.2.0の頭部と差し替えると「ザク」としてのバランスは良くなるかもしれませんが、「ザクF2」としてはどうかと・・・。

1/100 MG パワードジム改造&塗装&撮影

2016年09月01日 | MGシリーズ
破損のために注文していたパーツがやっとバンダイ静岡相談センターから届いたので、早速組み上げてMGパワードジム完成です。
いつもより多めの画像でお送りします。


まずは素の状態で、ぐるっと一周。





前回のコトブキヤ「アルトアイゼン」に続き、汚し塗装で仕上げてみました。
パワードジムはGP-01のパーツのテスト機なので、「情報収集」のために毎日部品チェックが行われてメンテナンスが行き届いていると思います。
しかしテスト地は砂漠、しかもペイント弾を使用しているとはいえMS同士の実践さながらの交戦なので、さぞ汚れているだろうと想像して、茶色系による汚し塗装と相成りました。
なお、塗装する際は、アルトアイゼンや最初に作ったMGフルアーマーガンダムでやってしまった事を繰り返さないように「スケール比を考えて汚しすぎない」よう、意識しながら塗ってみました。

キットはアニメの設定と同じで、10年以上前に発売されたMGジム改をベースに、増加パーツが追加されています。
そんなキットですがいびつさはなく、まとまったキットです。
しかしまとまりすぎて、パワードジムの持つマッシブ感がなくすっきりした印象でした。
加えて、いうても10年以上前のMG、可動範囲もよろしくない箇所がちらほらと。
そのため、今回は以下の点について改修を行いました。
・頭部の位置の調整
・すねの延長
・ひざのショックアブソーバーを厚くする
・足首がMGジム改のまんまなので、パワードジムのそれに近づける
・モモ関節、肩関節の可動範囲の向上

改造前との比較。

首の位置やすねこそ若干処置を行いましたが、そこまで大きな改造は行っていません。
それでも改造前とシルエットの印象が違うのは、比較写真撮影時の角度もありますが、股関節から足が生えている位置が少しだけ左右に開いたためだと思います。
これは後述する、モモ関節の改造でMGガンダムMk-2の軸関節を流用した結果、股間の幅が広がったことで下半身のシルエットの横幅が広がった結果かと考えています。
偶然の産物に感謝!


まずは上半身。



GP-01のテストパーツが増加されているので、胸部と背面は元のジム改よりもボリュームがあります。

肩のスラスター部分の赤塗装は、解説の見本よりも一回り小さい範囲で行いました。
この辺りは、肩アーマーのシルエットを生かして、控えめが良いかと。

マーキングシールに関しては、トリントン基地のエンブレムとEFSF、コックピットハッチのワーニング以外はシールドにちょこっと貼った程度に。
あんまり貼りすぎると、汚し塗装と相反するかな?という判断からです。


頭部。



キットのままだと頭部バイザーとカメラ部分は無色透明なので、クリアグリーンで塗装。
奥には「ミラーフィニッシュ」を貼ることで、少しでも光を反射するようにしました。

後頭部のセンサー(カメラ?)部分は、キットにはシールも何もなかったので、ミラーフィニッシュにクリアグリーンを塗装して、四角く切り出して貼り付けました。

頭部バルカンは焼鉄色で、アンテナ部分はアニメの設定画ではグレーのためニュートラルグレーで塗装しました。

なお、後述する首の軸位置の修正改造により肩装甲が干渉してしまうので、若干ですが可動範囲は狭くなってしまいました。


首の位置を修正改造。

改造前だと、頭が若干前に出ている印象だったので、首の軸を一旦フレームから切り落として数ミリ後ろの位置に下げました。
また、肩の装甲に挟まれて埋没感が出るように、これも数ミリですが首周りごと埋まるように削り込みました。


腕まわり。


腕の造形については、手首以外キットのままです。
ひじの可動範囲は、元のジム改の頃から広く、結構曲がります。
横にも、90°上がります。


肩の可動軸の追加改造。

改造前だと肩の軸は前後上下には可動しませんでした。
このため可動範囲の増加を検討しましたが、上下に範囲は肩パーツ影響であまり効果が認められないと判断し、前にせり出すように改造しました。
キットの内部フレームから肩軸部分を切り出し、コトブキヤ:ポリユニット 球型ダブルジョイント(S)を接着することで可動を新たに加えました。
おかげで、腕をまっすぐにしたまま両手を合わせることができるようになりました。


拳の差し替え。


ジム改の手首は、流石に今見ると古い思想の頃のMGなので、武器を持つ際の保持力は指の可動の抵抗で支えるのみでした。
また、手首はボールジョイントで接続されていますが、実質「軸接続」と大差ありません。
加えて、指も中指~小指は一体成型かつ指同士の間に隙間のないものでした。

バズーカの保持力アップと拳の表情アップのため、MGZガンダムVer.2.0の手首を流用しました。
これにより手首が前後に可動し、指もちょっとした加工で5本が個別に可動する上に、手のひらにある接続ダボがバズーカのグリップの接続穴と一致するのので武器をしっかり持てます。
また、手首の前後可動のおかげで、武器に左手を添える仕草がより自然になりました。

なお、手の甲の白パーツの色味がパワードジムと一致しなかったので拳全体をジャーマングレーで塗装しました。
設定と配色が変わりましたが、可動範囲が広がったので満足しています。


下半身。


改造前だとすねが短く感じました。
しかしながら、外部装甲を延長する術を持っていないのと、装甲を延長すると足首の可動範囲に影響が出るのではという考えから、すね部分の内部フレームのみを延長することにしました。


脚部。

膝は二重関節になっているので、改造しなくても120°ぐらい曲がります。
太ももは、改造前だと脚を上げると腰基部の角が干渉するので、角を削り落とすことで100°近く脚を上げることができるようになりました。


股間のディティールアップ。

MGジムカスタムの股間部分には腰アーマー横にモールドらしき造形が施されていますが、MGジム改(パワードジム)では別パーツを挟み込むにも関わらずまっ平らでした。
このため、コトブキヤ:マイナスモールドIIを加えることで、ちょっぴり情報量をアップしました。


モモ関節に軸可動を追加改造。

MGパワードジムには、MGガンダムMk-2Ver.2.0のバズーカパーツのランナーが丸っと同梱されていました。
このため余剰パーツが大量に発生するのですが、その中にモモ関節の軸パーツも含まれていました。
MGパワードジムのモモ関節のボールジョイント可動に不満を感じていた私は、この軸パーツを埋め込むことにしました。
組み上げると、腰アーマーの隙間から若干軸パーツが垣間見えますが、おかげで可動範囲が増えました。


ひざのショックアブソーバー部の改造。

改造前だと、膝のショックアブソーバーのパーツがすっきりしている感じがしたので、3ミリほどプラ板を挟み込んで厚みを増しました。


足首。

改造前のMGジム改のままではつま先の造形が「ぬるん」としているので、設定画に近づけるために部屋のジャンクパーツからMGガンダムVer.kaの足首を流用しました。

可動範囲については、すね部分の内部フレームを伸ばしたことと、足首の可動に干渉する角を削り落としたことで、可動時のアンクルアーマーの影響を抑えることができました。
その結果、つま先を改造前より伸ばすことができるようになりました。

なお、足首にはスリットが入っているので本来ならば可動する設定と思われますが、キットではオミットされています。
同じような形状をしているMGガンダムVer.ONE YEAR WAR 0079では、キットにつま先を伸ばす可動が組み込まれていたので流用を検討してみました。
しかしながら、綺麗に納める算段が付かなかったので、今回は可動の追加を見送りました。
何かのキットでまた再戦する機会があったっら、次こそは反映させたいものです。


これら可動範囲を上下半身に施したことで、自然な感じに膝立ちができるようになりました。

部屋にある連邦軍系MSの中で、一番自然な膝立ちの仕草ができるようになりました。


下部からのアングル。



今回の塗装では「ノズルの内側は赤くする」というルールを設けました。
このため尻や足裏のノズルの塗装が一苦労でしたが、頑張った甲斐がありました。

若干見切れていますが、腰の装甲が一部可動します。
元になったMGジム改ではマシンガンのパーツを担架するギミックですが、バズーカも担架することができます。

MGなのでアクションベース1に対応していますが、凹パーツとの相性があまり良くありませんでした。
このため、股間にドリルで穴をあけて、ピン接続に対応できるように改造しました。
なお、パーツを追加作成することで、普段は穴を埋めています。


武器。
まずはハイパーバズーカ。



MGガンダムMk-2Ver.2.0のものがそのまま使用されているので、グリップ部分が可動します。
また、撮影こそしていませんが、後部のカートリッジも脱着可能です

装備状態。

普段はバズーカ装備で飾ることに否定的な私です。
しかしながら、パワードジムに関してだけは、劇中のイメージとネットワークゲーム『ガンダムネットワークオペレーション2』の影響があって、断然バズーカ装備推奨派です。

塗装は、武器として長めなので単色塗装だと単調になると思い、砲身部分はニュートラルグレーで塗り分けました。


ジムライフル改造。



キットではジムライフル/90mmマシンガンとのコンパチですが、個人的な趣味により、ミックスした状態で組み上げました。

グリップ部分には、手のひらの接続ダボをはめ込めるように、四角い穴を開口しました。
左手で持つときは指の可動抵抗による保持となりますが、右手で持つ際は、ダボ穴接続によりしっかり保持することができます。

装備状態。

ジム系には、サブマシンガンがよく似合います。
実は今回廃品を利用して「試作ビームライフル」的なものを作成していましたが、「ジム系にはビームライフルって似合わない・・・?」という考えに至り、没にしたというのは秘密です。


シールド。


ガンダムのシールドと違い、表面に星十字が付いていないデザインです。
複数種類の材質で構成されている感を出したかったので、裏面はジャーマングレーで塗装しました。

キットにはシールドの覗き穴保護のためのクリアパーツが付属していましたが、好みにより使用していません。

分かり辛いですが、腕との接続パーツとシールドの接続穴の間に、数ミリのパーツを挟み込んでいます。
これにより、シールドが腕に近すぎでなくなるようにしました。「

シールドの凹んでいるいる部分にコトブキヤ:マイナスモールドIIを加えてディティールアップを図りました。

マイナスモールドが、まるでシールドの装甲同士をねじ止めしているかのようです。


フル装備。

腰には武器を担架できる仕掛けが組み込まれているので、バズーカも腰に装備させることが可能です。


サーベル。


グリップ部分とビームエネルギー放出分と別パーツで構成されています。
サーベルのビーム部分は、MGでは標準的なクリアパーツです。

サーベル最大装備状態。

シールドの裏には、ビームサーベルの柄を2本セットすることができます。
背中の1本と合わせて計3本まで装備することができますが、キットに付属しているビームサーベルは2本まで。
サーベルの装備枠を埋めるには、他から同じビームサーベルを持ってこないといけません。、

装備状態。

ビームサーベルには手のひらと接続するためのダボ穴を開口していないので、装備の際は拳の指の保持力任せになってしまいます。


GP01との比較。

性能的にはGP-01のほうが上ですし、何より主人公機です。
でも、パワードジムのほうがガッシリと恰好よく見えるのは、ひいき目でしょうか?


色々とポーズをつけて。
















以上MGパワードジムでした。

若干パーツを取り寄せることになったとはいえ、可動軸の追加で可動範囲が向上できたのは、改造した甲斐がありました。
またプロポーションを変更したことで、かなり気に入ったキットに仕上げることができました。
ホント、通販限定とはいえ買ってよかったキットです。

次は是非とも、MGゲルググ・マリーネを出してください!