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MGヘイズル改製作完成レビュー&撮影

2017年10月15日 | MGシリーズ
破損していた内部フレームのパーツ取り寄せが届き、MGヘイズル改を完成させることができました。

部分塗装こそしていますが、基本的にはキットの形成色を生かした簡単フィニッシュと、部屋に残っていたマーキングシールによる作成です。

まずはぐるっと全身。




元がZガンダム時代を背景にした、「小説」が出典のこの機体。
スミ入れするだけでもモールドやパーツなど結構な情報量ですが、流石に細かい部分には塗装が必要でした。
そのため当初はMGヘイズル改公式サイトの見本を参考に部分塗装しましたが、HGUCヘイズル改のパッケージなどを見るとかなり細かい箇所にも色が乗っているようです。
試行錯誤の末、毛糸的にこのような仕上がりとなりました。
なお、一部に水転写シールが使用されているのですが、尻部分とくるぶし部分に貼る「Titans Test Team」ロゴ貼りを失敗してしまいました。


素組と比較。


MGなので基本的な色分けはできていますが、流石に細かい部分は塗装が必要なので、素組ではちょっとスッキリした状態でした。
そのため、マーキングシールと詳細の塗装でかなり情報量がアップしました。


上半身。




肩には増加パーツのアクチュエーター、一般的なジム系よりも太めの腕など、各所「改」らしい増加構成です。
またバックパックは、後述するシールドブースターを取り付けるマウント部分も含めボリュームがあります。

肩部ホールディング・グリップ。

シールドブースター3基を使用時に握るグリップも可動し、握ることが可能です。
が、キットには腕に付ける分のシールドブースターは付属していないので、このキット単体ではあまり意味がない可動に感じます。
これは後日追加パックが発売される布石でしょうか・・・?

バックパック。

シールドブースターを取り付ける箇所が上下に可動します。
メインノズル部分は、コトブキヤ「バーニアノズルII」に台座をつけて差し替えることで、ノズル可動と引き換えにディティールアップを図りました。


コックピットハッチは、MGらしく可動式。

しかし上部ハッチは襟部分が干渉して、折角引き出し機能があっても思ったより上に上がりませんでした。

腕まわり。




肩は水平まで上がり、肘は二重関節により180度近く曲がります。
掌は、手首に可動軸があるので上下に曲がり、多彩な表情が出せます。
また左手だけですが、指の間の接続部分をカットして個別に可動するように改造しました。
ポージング時に一役買います。

肩軸は前方に可動します。

後方にも稼働しますが、前方よりは動きません。


下半身。


ヘイズル改のデザイン的特徴である箇所の一つです。
脚部にも動力炉が設置してある設定のため、通常のジム系よりも太い足回り設定とのこと。
このためパーツが重く股関節の可動軸が脚を広げると支えられず、スタンドに取り付けてポーズをつけると、ジンワリと脚が下りてしまいます。

尻部のノズルは、メインノズルの口内が黄色だったのでそれに合わせて塗装しました。

可動範囲

太ももの装甲がスライドするので、見た目よりも膝がよく曲がります。
股関節はボールジョイントのため、広がりはこんな感じ。
足首は、アンクルガードが可動の邪魔をして、思ったよりも前に曲がりません。
その代り、つま先を伸ばすのはよく動きます。

股関節も前後に動くので、前方に足がよく上がります。
膝の曲がりとパーツ形状が合わさり、膝立ち姿勢も自然な感じにできます。


センターアーマーのマウントラッチも可動します。

しかし、MGヘイズル改では何も取り付けるパーツはありません。
これも、後日追加パックを期待させますね。


武器。
まずはショートバレルのビームライフル。



ガンダムMk-2のビームライフルとよく似ていますが、こちらはバレルが短いタイプ。
印象としては「ライフル」というより「サブマシンガン」な外観です。
センサー部分が開閉し、フォアグリップが90度上下します。

シールドブースター。



ヘイズルの特徴である装備。
「ブースター」と付くだけあって、シールドには可燃性は低いものの燃料のプロペラントとノズルが内蔵されており、背中のマウントラックに取り付けることができます。
そして燃料が空になったら「盾」として使用するので「シールドブースター」という名称。
大まかな塗り分けはされていますが、流石に鋲(?)部分は塗装が必要でした。

装備状態。


シールドブースターがあと2基あれば、両腕に装備することで高機動型になります。
これまた後日の追加パック待ち?

ジムシールド。


劇中、破損したシールドブースターが再配備されるまではこちらを装備したとの事。
またシールドブースターをバックパックに装備した時にも使用するそうです。

装備状態。


ビームサーベル。


機体の元がジムのためか、バックパックに1本装備されています。

ジムクゥエルから改装された際に改良されたのか、サイズが違っています。

右が0083世代のジムのもの、左がヘイズル改のものです。

抜刀状態。

ビーム部分は、MGではおなじみのサイズでした。
手の平の凸モールドに合わせるように凹モールドがグリップに彫られているため、保持力は十分です。

予備エネルギーパック。


腰左右に装備します。
キットでは一つの予備エネルギーパックが左右どちらにも装備可能なように、中央の凸部分が左右に可動します。
これにより、同じ設計で左右のどちらにも装備可能になっています。
しかしHGUCヘイズル改のパッケージにはそんな描写はなく、MGオリジナルと思われます。

フル装備状態。


背面のシールドブースターのために、全高が高くなってしまいます。


色々とアクションポーズ











以上、MGヘイズル改でした。

設定画のポーズで締め。

実は元の小説は読んでおらず、当時電撃ホビーマガジンに掲載されていた設定画で機体を知っているだけでした。
そのため、ガンダム顔をしているが元々はジムクゥエルだったというのも、ネットで知りました。
映像媒体もないため、今回の作成はネットで色々と情報を収集することとなりました。
しかし雑誌に掲載時から気になっていた機体なので、今回のMG化ではすぐに飛びつきました。





MG/100 ヘイズル改始めました05

2017年10月12日 | MGシリーズ
「脚先の黄色部分はシールで貼ると楽」とブログへのコメントを頂き、その手があったか!と思いました。
しかし、コメントにあった「シールの余白」はすでに捨ててしまっていました。
代わりになるものはないかと、部屋を探すとマスキングテープを発見!
マスキングテープは黄色いので、断面が白くなる心配もありません。
作業しやすいようにプラパンに貼り、黄色を塗装。
必要な大きさにカッターで切りだしました(白丸部分にマスキングテープがあります)。


貼り付け後、ツヤ消しコートでコーティングすると、断念していた脚先の黄色にばっちり色を乗せることができました。

これで一つ、問題解決です。

そして、これまたコメントにあったように、装甲裏の部分にグレー(Mr.カラーエクストラダーグレーBS381C/640)を塗って、影になる内部が単調にならないようにしました。

実は見て見ぬふりをしていたのですが、コメントで指摘されちゃあやるしかナイツ!
形成色が白だったのも手伝って、ちょっとはみ出ても削り落とせば全然目立ちません。
表だって見える部分ではないのであまり目立ちませんが、キットの引き締めになったのではないかと。

塗装に関しては、ここにアップしていない箇所(ふくらはぎやバックパックのノズルなど)も塗っていますが、これにて完了。
次にアップするときには、完成した姿といきたいものです。

MG/100 ヘイズル改始めました04

2017年10月08日 | MGシリーズ
今回の制作は大きな改造もなく、基本的に簡単フィニッシュ仕上げなので作業もかなり進みましたが、ここで小さいながらも問題が発覚。
ヘイズル改は腰の左右にビームライフルの予備エネルギーパックを装備しています。
これが左腕のシールド担架のパーツに干渉して、左右の腋の締りに差が出てしまうのです。


比較した画像が以下です。

軸線を赤で引いてみましたが、左腕の方が右腕より腋が開き気味なのがお分かりでしょうか。

このため、シールド担架のパーツのうち、エネルギーパックに干渉する側を少し削りました。

黄色の丸が削る前、赤い丸が削った後の箇所です。

これにより、少しではありますが左右の腕の軸が近くなりました。

もちろん、予備のエネルギーパックが無ければより腋を締める事ができます。
ですが、これがないとある意味「ヘイズル改」ではないので、致しかたないというところでしょうか。


前回から続けている塗装に関しては、だんだん細かい部分まで手を出してきました。
設定画やHGUCヘイズル改のパッケージを見ると、肩や腰アーマーの凹モールド部分に赤い塗装が確認されたのですが、MGヘイズル改公式サイトを見る限りでは塗られていませんでしたので、今回塗装してみました。


しかしいざ塗り上げて組んでみると、塗装した箇所が陰になってしまい、期待していたよりも赤があまり目立たず残念な結果に。


なお、つま先の凹モールド部分(黄色の丸部分)は黄色が配色されていましたが、私のスキルではここをうまく塗装できないため、見送り。

次につなげたいものです。

そして、塗装でうっかりビームライフルのセンサーまでMr.カラーのジャーマングレイで塗装してしまいました(涙)。
そのため、センサー用シールの台紙の余白にクリアグリーンを塗って、センサー用シールを自作。
なんとか対処しました。

本来キットはクリアパーツを生かす造形になっているのでこの箇所に貼るセンサー用シールは付属していません。
しかしながら、結果としてキットのままよりも反射が強くなったので、これ幸い・・・?
なお、フォアグリップの前後を間違えて組んでいたことは、ビームライフルが完成するまで気づきませんでした(涙)。




MG/100 ヘイズル改始めました03

2017年10月02日 | MGシリーズ
今回は可動範囲の向上を図りました。

まずは足首。
足首のフレーム基部の一部をカットすることで、可動範囲が可能になります。

右が通常状態、左が可動時に干渉していた部分をカットしたものです。
断面部分は足首の装甲部分に隠れるので、カットさえできれば問題なし。

これにより、土踏まず(?)部分が前方向に曲がるようになりました。

奥が改造前、手前が改造後のものです。

しかし組み上げると装甲が干渉してしまい、思ったよりも範囲は広がりませんでした。

右が改造前、左が改造後のものです。
左の方がより足首が曲がっているのがわかりますでしょうか。
手間の割に曲がってくれませんでしたが、足首の表情が増えたので良しとしましょう。


指がそれぞれ可動するように、接合部分を切断して個別化。

左がキットの状態、左が個別可動するように指の間の接続部分をカットした状態です。

これにより、指を広げた時の表情が広がりました。

ただ、この改造をすると指の保持力が落ちるので、ライフルを持つ右手の指はキットのままにしています。


前回から続けている塗装に関しては、MGヘイズル改公式サイトの完成見本を参考にしていますが、公式絵と比べて色分けされていないという箇所は追加で塗装したり、想像で塗り分けを行いました。



しかし中には、設定画では塗り分けがされていてもパーツ造詣がされていないため、塗装できなかった箇所もちらほら。

設定画ではエネルギーパック前後に赤の箇所のような造形が入っていますが、キットの予備エネルギーパックには片側しか造形されていなかったため、その箇所の塗装を見送りました。
※本来なら、エネルギーパック両端に造詣があるはずなので、二個で一つの予備エネルギーパック横の赤い塗装部分は、片面につき二か所赤い塗装部分があるはず。

MG/100 ヘイズル改始めました02

2017年09月25日 | MGシリーズ
仮組していたキットをバラして、部分塗装&改造開始です。

まずは部分塗装から。
MGなので大まかな色分けはされていますが、細かい部分は流石に塗装が必要です。
シールドの細かい鋲(?)部分や内側のメカニック部分、


シリンダー部分の金色部分や銀色部分、


シールド裏面の塗装や


膝の頭部分やスミ入れ、


指の先部分の塗装など。