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コトブキヤ壮絶合金「ガオファイガー」撮影&レビュー

2017年08月15日 | 完成品(メカ類)
発売当時、そのプロポーションの良さに魅かれて購入したコトブキヤ壮絶合金「ガオファイガー」。
何気に通販サイトで安く売っていたので、つい購入してしまいました!

以前にスーパーロボット超合金ガオファイガーを買ったことがあったのですが、ドリルガオーIIの形状が好みじゃなかったので、早々に手放してしまいました。
それだけに、以前気に入っていた今回のガオファイガーを入手できたのは僥倖です。


まずはぐるっと全身。



「勇者ロボ」系なので、今回もパースを効かせた撮影を一部しています。
発売されたのはもう10年以上前なので、ポリキャップなどはすでにヘタれており、いきなり腰アーマーの軸が左右共折れてしまいました(汗)。
金属シャフトを使用して何とか復活させて撮影です。
当時の完成品なので表面処理に統一感があまりなく、金属部分とプラスチック部分とのツヤのギャップに泣きそうですが、割り切る事にします。

やはり勇者ロボにアオリは良く似合います!
ただ「壮絶合金」と名乗る割に金属成分はひざ下だけのうえに、重量のせいで関節が緩々であんまりポーズが取れません。
それでも「勇者王」だからどっしりと直立したポーズは映えます。

サイズ的には約22cmと、MGガンダムGP01よりも一回り大きい感じです。



上半身



ギャレオンがいないので胸部はライオンではなくメカニックなデザインです。
アクション性と立ち姿を重視してか、背部にあるはずのガオファー時の腕の造形はオミットされていました。


頭部アップ。



額のGストーンのため目が奥まってしまい、角度によって見えないのが残念ですが、ガオファイガーの雰囲気がよく出ています。
後頭部の、ステルスガオーIIIとのジョイント部分も造形されています。


腕周り。


右腕は攻撃の、左腕は防御の要なので、左右のデザインが非対称なのが「ガオガイガー」系の特徴です。
デザインの都合上、あまり肩は上がりません。
しかし肘は二重関節になっておりよく曲がります。
何故か逆方向にも曲がりますが(苦笑)。


腰まわり。
ポールジョイントなので腰の捻りは問題なく、少しだけですが前後にもスイングします。

ですが重量の割にジョイントが小さいので、気を許すとすぐ上向きになってしまいます。


ステスルガオーIII


左右のウルテクエンジンは、稼働して展開が可能。
流石に発光状態との差し替えパーツは入っていませんが、常時展開させておいた方が格好いいかも。
何故か、合体前のアームを保持する担架が造形されていませんでした。

ウルテクエンジンを展開させて、飛行モード。



下半身


ドリルガオーIIの黒い部分が金属製です。
この部分のおかげでどっしりした感じですが、逆に関節が重さに耐えきれず、スっ転びやすいです。
以前持っていたものもスっ転びやすかったので、個体差ではなさそうです。

足首は多少左右に開きますが、これまたデザインの都合上ほんの少し。
あまり足を開くポーズをとらせると、脚の裏が綺麗に接地しません。

ふくらはぎのキャタピラ部分は上下に移動させることで、膝の可動範囲を広げることができます。

それでも、デザインの都合上90°が限界っぽいです。


武装
「ブロウクンファントム!」


流石に関節を引っこ抜くだけですが、飛んでいく腕を表現することは可能です。

「プロテクトウォール!」


専用手首がついているので、ポーズ可能です。
そういえば、ガオガイガーの時には左手にプラズマホールドを装備していましたが、ガオファイガーだとどうなんでしょう?

ドリルニー


通常状態と展開状態に、差し替え可能です。


「ディバイディングドライバー!」


この製品唯一の、外部プライヤー。
設定通り、左腕に取り付けられます。

しかし手首を外して差し込むだけで、左手専用に特殊な形状をしているものではありませんでした。
そのため、持っていればダブルディバイディングドライバーも可能(なぜかディバイングドライバーだけ当時捨てずに残ってました)。



「ヘル・アンド・ヘブン!」
専用形状の胸部装甲へ左右のパーツを差し替えることで、腕をまっすぐ伸ばして構えることが可能です。
左が通常型、右が差し替え型。


少し表情のついた平手が左右についているので、ヘル・アンド・ヘブンっぽい仕草も可能。
「ゲル・ギム・ガン・ゴー・クフォ!」





色々とポージング。










以上、壮絶合金ガオファイガーでした。

流石に10年以上前に発売された商品なので、今回の購入の時点ですでに関節はヘタれており、表面処理も当時からの「おもちゃ」感が否めません。
しかもパーツの重量に関節が支えきれず、脚を上げるポーズとか壊滅的です。
ですが、立ち姿のシルエットでこれを超えるガオファイガーはないと、今でも信じています。