温もり

私は緩和ケアに携わっていますが、症状が重い疾患の方は触れられてる感覚が分からないといいます。
薬の副作用などで体が麻痺している状態です。

しかし、肌の温かさだけは分かるとおっしゃってくださいます。
触れる手が温かいからどこを触れられているのか分かる。
温かさで触れられている場所が分かる。と、おっしゃるのです。

私は思いました。
神様はきっと、誰もがこの世に生を受けて、この世を去るまで温もり（一番大切なもの）だけはなくならないように、わかるようにしてくれているんだと、そう感じられたのです。
だって感触がないのに温かさは分かるなんて、なんかよく考えるとすごくないですか？

生まれて死ぬまで誰にとっても「温もり」は、変わらず安心できるものなのではないでしょうか。

温もり、本当に大切ですよね・・・
誰にとっとも必要なものなのです