魂は学ぶことが大好きです。魂は常に学び続けます。そして魂は本質的に徳を高めなければならないことを知っていて、徳を学びに来ていることを知っています。魂は常に私たちの学びのために何かを創造しているのです。
私たちの生きる意味、を私はいくどか考えたことがあります。ターミナルケアに携わっていたころ、幼少時代、その時々で生と死について考えさせられる場面がありました。なぜ人は生まれてくるのか。その理由、意味は何なのか。どうして死ななければならなかったのか。死んでしまったのか。
私たちの生きる意味、それは感動を経験すること。幸せを体験すること。ネガティブなものに影響されず、純粋な喜びの中で生きることだと私は信じています。そのために魂は徳を学びに来ているのではないでしょうか。では、徳とはなんでしょう。簡単にわかりやすく言えば、善い行い、神聖な真の善感覚感情だと思います。
少し難しい話になってしまいますが、宇宙には法則というものが存在しています。誰でも一度は引き寄せの法則、類は友を呼ぶ。なんて言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。法則は私たちの周りで常に作用しており、日々私たちと交流しています。私たちのために働いている法則の良い例としては時間や電気、磁気の法則でしょう。このように何百万の法則が存在するのです。宇宙のいくつかの法則は曲げることもできます。そして宇宙には基本的に2つの異なる法則も存在します。
何がいいたいかというと、言葉で説明するのは難しいですが、私なりの言葉でわかり分かりやすく言うと、善いとされる徳は時間と空間を曲げる光りの速度を超えて移動する思考形態を指し、善徳を積むことは高波動の思考形態を使いこなすことです。思考が充分に高波動になると、その思考は法則と繋がり一体となって働くことができるのです。つまり徳を学ぶ(積む)とは法則の思考形態に到達する充分な高振動の思考プロセツを持つ必要があるということなのだと考えます。
いくつかの旧約聖書や法句経などの聖典でも徳について触れられています。純粋な思考の力と徳の大切さについても教えています。
これらを理解することが今いる自分の場所、立場、状況、環境などを創造している理由がわかるひとつのヒントになるかと思います。解りにくいかもしれませんが例えば、法則は私たちの周りで常に作用していますよね。無意識のレベルでわからないという方もいると思いますが、常に作用しているのが真実です。
ある法則を通じて働きかける(願いをかなえる)際に、5つの徳を混ぜ合わせたものが必要なのに対して、あなたがその3つしか徳を備えていなかったとしたら、その働きかけは不可能です。願いはかないません。あなたに足りない特定の徳がない状態でその願いをどうしてもかなえたいと魂の真実の法則につながる決心をしたなら、自動的にあなたに徳を得るような出来事が起こり、あなたの人生に挑戦がもたらされ始めます。
もしあなたが今苦しい立場にいると感じているのなら、宇宙があなたに何を教えようとしているのか理解してみることです。理解できれば人生は苦痛をもたらすものではなく、教えをもたらすようにできているということがわかります。