カーディナルの雄
英語名:Northern Cardinal、Redbird、Common Cardinal
学名:Cardinalis cardinalis
和名:ショウジョウコウカンチョウ(猩々紅冠鳥)
エスペラント名:Kardinalbirdo
ウィキペディアの説明を読むと、アメリカ合衆国では云々とまるで米国にしか存在しないような書き方をしているけれど、どっこいカナダにも沢山いる。とは言え北上して来たのは近年のことらしいし、カナダも東南部だけのようだ。
私がこの鳥を初めて見たのはバーミューダ島でだった。「なんて言う鳥?」と聞いたら、「Redbird/赤い鳥」と言う答えが返って来て呆気にとられたものだった。俗にそう呼ばれていることを後で知ったけれど。
その後我が家の庭にも姿を現すようになって、「ビショップ騒ぎ」が起る。
「ビショップ騒ぎ」とは以前も何処かに書いているのだが。。
夫が押し殺すような声で地下にいた私を呼んだ。
ビショップが来ている、早く早く。
道を歩いている人がビショップ(司教)と判るような衣を着ているなんて、そんなバカな、と思い階段を三段一飛び(大袈裟!)位で駆け上がって見ると、夫は窓の下に身を隠すようにして眼だけを外に向けていた。まるで怖いものでも覗き見るように。
私は通りを歩いているビショップ(司教)を期待したが、歩いている人など誰もいない。
夫は静かに、と言う風に人差し指を口に当てて窓の外を指差している。そこの灌木の茂みにカーディナルが無邪気に遊んで居た。
階段を駆け上がって損した気分。「バカ、あの鳥はカーディナル(枢機卿)よ。格が違うよ」
そこで二人は大笑いした訳だが、夫はその後も同じ間違いを何度も繰り返した。
ビショップが来ている、早く早く。
道を歩いている人がビショップ(司教)と判るような衣を着ているなんて、そんなバカな、と思い階段を三段一飛び(大袈裟!)位で駆け上がって見ると、夫は窓の下に身を隠すようにして眼だけを外に向けていた。まるで怖いものでも覗き見るように。
私は通りを歩いているビショップ(司教)を期待したが、歩いている人など誰もいない。
夫は静かに、と言う風に人差し指を口に当てて窓の外を指差している。そこの灌木の茂みにカーディナルが無邪気に遊んで居た。
階段を駆け上がって損した気分。「バカ、あの鳥はカーディナル(枢機卿)よ。格が違うよ」
そこで二人は大笑いした訳だが、夫はその後も同じ間違いを何度も繰り返した。
この鳥はよくクリスマスカードの画題になる。赤が綺麗で、真っ白な雪の中では目立つ存在だ。
今日も澄み切った青空の下、日の光をまともに受けて華やかに輝いていたカーディナルを火の鳥とはこんなものか、と思ったほど強烈な印象だった。寒いので羽はふっくらと膨らませている。私の鼻ももげそうだった。
近くに雌は見つからなかったけれど、この鳥も雌雄仲良く、一年を通して一緒に行動する。
その赤が特徴だが、赤はローマカトリックの枢機卿の衣の色であるところからこの名がついた。
雌は地味ながら優雅な茶色掛かった灰色。
よほど近くに居たのでしょう。青い空に、
この真っ赤なマントが良く似合っています。
カーディナルは私のほぼ頭上にいました。