平成18年度 福祉救援・災害ボランティア情報(第12号)
平成18年7月21日(金)21時30分発行
長野県内の状況
* 本日(21日)、長野県社協ならびに関東近隣社協よりスタッフが諏訪市、下諏訪町、岡谷市の被災地災害ボランティアセンターに入り、現地センター関係者とともに、状況把握・連絡調整などを行いました。
「諏訪市災害ボランティアセンター」の状況
諏訪市では、本日、約90名のボランティアが活動しました。
諏訪市では、床上浸水が多数でていましたが、すでに水は引き、ニーズ調査を行っても、ボランティア・ニーズは、必ずしも多数はあがってきていないのが現状です。
週末は天気が回復することが見込まれ、支援活動と並行して、ボランティアの協力を得ながら、再び、各戸訪問などによりニーズ調査を行う予定ですが、大半のニーズについては、23日(日曜日)中に対応ができ、月曜日以降は、近隣のボランティアの協力によって対応が可能になるのではないか、との予測がたてられています。特に、この週末に、県内にて支援活動参加者が多数確保されることが確実になったため、その方々のご尽力により、支援ニーズの相当量に対応が可能ではないかと考えられています。
なお、諏訪市へのアクセスは、鉄道は山梨方面からの場合、上諏訪までは動いていますが、長野市側からは岡谷でストップしており、入ることができません。また車の場合も、長野市側からは大渋滞が続いており、本日、長野県社協を経由して諏訪市にはいった社協のスタッフは、5時間以上かかったとのことです。
「下諏訪町災害ボランティアセンター」の状況
下諏訪町社協では、床上浸水・床下浸水による被災世帯等にニーズ調査等を行い、必要な対応を行っています。
行政との連携により、月曜日(25日)より、本格的なボランティアによる支援活動を開始します。災害ボランティアセンターが、市役所の隣に移り、アクセスがよくなります。
下諏訪町社協では、ここ1~2年で培ってきた災害対応にかかるノウハウを生かし、ネットワークを駆使しながら対応を行っています。
なお、下諏訪町災害ボランティアセンターでは、県外からのボランティア募集は行っていません。
「岡谷市災害ボランティアセンター」の状況
岡谷市の被害は、局地的ですが、土砂による被害が深刻です。まだ断続的に雨が降り続いており、被災者の多くは、家屋の倒壊などにより、避難所生活を余儀なくされています。二次災害の危険性もまだ高く、土石流などの被害にあった現地は、立ち入り禁止、基本的に行政と自衛隊による活動が中心になっています。
社協は、現時点では、地元のボランティア連絡協議会と連携をとりながら、企業などからの救援物資を避難所に届ける、などの活動を行っています。
今後、雨がやみ、二次災害の危険性がなくなり、避難解除となるまでは、ボランティアによる活動については、具体的な見通しを立てることができません。そのため、現状では、内外からのボランティア募集は行っていません。
辰野町・箕輪町社協にて災害ボランティアセンター立ち上げ準備
現在、長野県社協と連携しながら、辰野町・箕輪町において、災害ボランティアセンター立ち上げの準備がすすめられています。なお、これらのセンターにおいては、県外からのボランティア募集は行わない予定です。
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大雨災害にかかる災害救助法の適用〔7/19適用〕
長野県:諏訪市(すわし)、諏訪郡下諏訪町(すわぐんしもすわまち)、岡谷市(おかやし)