パンキュッシュな白昼夢

フィクションとノンフィクションの狭間を行き交う白昼夢。

現代版『自虐の詩』。今宵…あなたは目撃者になる!

新月の夜と暴力的な恋愛

2022-02-04 18:13:57 | コラム

ここんとこ、

僕の周りに殺伐とした雰囲気が漂っている。

離婚率が異常に高い。

この三ヶ月で二組が離婚してるだよね。

どっちの夫婦も「成田離婚」に近いスピード離婚だ。

たいした理由もない。

「思い描いてた相手と違う」

からだそうだ。

いわゆる、ギャップってやつだね。



単純に恋愛期間中、

お互いを理解し合えなかったのが、

決定的なミスなんだと思うけどさ。

てか、

ギャップって結婚生活だと、修正不可能なのかな?

恋愛だとギャップはキラーコンテンツじゃね?

自分のイメージとズレがあればあるほど、相手に惹かれるだろ?


「姉御肌だと思ってたけど甘え上手」


だったり、


「キリッとしたキャリアウーマンだけど、実はド天然」


だったり、


「清楚で純な草食系のお嬢様が、夜になると肉食系に豹変」


したり、


「山崎って苗字のくせに、ナビスコが嫌いだったりたり」。


キュンキュンしない?

僕はときめいちゃうけどな。



自分で言うのもおこがましいけど、

僕、わりとギャップがある男みたい。

バンドマンだった時に、

恋人未満の女の子とデートするとよく言われたのが…


「思ってたよりもワイルドじゃない」


とか、


「暗くてつまんない奴」


とか、


「自分にしか興味がない、クズ」


とかね。


最近は、


「ハゲのくせにバンドのボーカルだったんだ?」


などなど…。

 

昔、昔、こんなこともあったなぁ。

すげえ好きな人がいた。

その想いは届いて、

彼女とお付き合いすることが出来たんだけどさ、

まだ若かったし、

恋愛落ちこぼれ男の僕は、

なかなか最後の一線を越えられずにいた。

 

ある新月の夜、

意を決して、

彼女をホテルに誘ったんだけど、

 

「今日は時間がない」

 

と、お断りされた。

 

よくある口実なので、僕はあきらめない。

 

「今日はお前と一緒にいたいんだ。

 

絶対に時間は取らせないし、

すぐに済ますから、

 

一緒に行こうぜ」

 

と。

 

僕の熱意が伝わったのか、

その夜、

僕らは結ばれた。

 

僕はその幸せに酔いしれながら、

彼女を送り届ける。

 

その別れ際…

彼女が冷徹に言い放った。

 

「ホントに…

 

すぐ済んじゃったね」

 

と。

 

その言葉を聞いて…

『おすぎとピーコ』が、

それぞれ違う事務所に所属してるって聞いたときくらいの衝撃だったぜ。



僕の落ちこぼれエピソードはさておいて、

ギャップのある男ってカッコいいでしょ?


恋愛はギャップ。

どれほど相手を裏切れるかだと思う。



僕は嫁にギャップを感じたことがないけど、

友達は僕らを見ると、少し違和感があるみたい。

身長の差が32cmあるからだ。

このくらいの差なら、ザラだと思うけどね。


僕が…


175cmで、


嫁が…


207cm。



どこに違和感を感じるんだろ?

 

 

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1 コメント

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Unknown (ネコのすけ)
2022-06-18 03:51:44
「思ってるのと違った‥」これよく言われるわたし。
見た目のとのギャップ?
自分の理想像と違ったの?
いつも疑問に思ってた。
勝手な言い分よ!
誰か、ギャップ萌えしてくれ〜!
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