うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

つつじの追憶

2009年05月07日 04時54分34秒 | ガーデニング・庭づくり

 連休中のある日、近所の緑化センターというか、植木市場にゆっくりと行ってきた。 わたしはかれこれ舐めつくすように端からは端まで、見て歩く。その時にやまつつじを色々と選んで、格安の値段だろう、1,200で買う。高さは1.2mはあるのだぞ。家内からは大きすぎてどこに植えるのか、一瞬いやな顔をされた。
  
        
 つつじは日本各地に自生している。九州ではきりしま、りゅうきゅう、ひらどつつじ、関西、中国地方ではみつばつつじ、栃木あたりではやしおつつじがある。ちなみに、北海道ではえぞむらさきつつじだったかな。それで、この関東では十年前ほどからは園芸の世界では奄美諸島を原産地とする、けらまつつじ(慶良間躑躅)がひそかに蒐集されていて、この市場でも、サイズは高さ2.5m 幅1.5mの大株が三十五万円の値札がついていた。
 以前の霧島躑躅につづいての植木ブームなのだろうか。
 造園用に使われるさつきつつじは、詳しく言うと品種名がおおさかずき(大盃)だが、新しくくるめつつじとの人工交配で新品種が出回り始めているらしい。小花で紅紫色のタイプだ。

 しかししかし、東北生まれのわたしにとってはなんといってもこのやまつつじだ。ほかに、同じ落葉性の朱色のけばけばしいれんげつつじもあるが、わたしはこれだ。花びらもたべることができて、かすかな酸味があり山野の花という趣である。
 うんうん、そうです、子供のころのあっちこっちを駈けずり回り自然の中で遊んだ郷愁の植物である。
        
コメント
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