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うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

マルバタマノカンザシの種子

2012年12月31日 06時19分17秒 | ぎぼうし栽培日記
ここでは今年最後のギボウシ情報を載せる。出しそびれていた マルバタマノカンザシ のその後の栽培情報である。裂開した莢(さや)の状態。結果的に、2株が実を結び結実した。そしてそれぞれ、まともとおもわれる8個と10個の種子を得た。経験的には発芽率は8割は行きそうなので、来年度以降は大量生産の道が開かれる見込みだ(!?)。
 
 ちなみに、この株の親株は3年前の9月、地元近所の山野草蒐集家の庭に植わっていたもので分けていただいたものである。それを導入した時にたまたま開花結実したもので、それに比べ今回はまさしく自前の栽培結果でうれしい。くだんの マルバタマノカンザシ は翌年の3月に播種し、現在2年生苗が数株が順調に成長し、12.0cmbpで4株を数えている。

               

               

               

               

               


●丸葉玉の簪(マルバタマノカンザシ)Hosta plantaginea
学 名:Hosta(属)― Hosta(亜属)―plantaginea Aschers(節)―var. plantaginea
英 名:Plantain Lily Funkia  中国名:玉簪
(大型大葉・淡緑色・白芳香花 ・花茎;長大・結実;○:発芽率 良:芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)★----タマノカンザシ系野生種?中国北部原産。タマノカンザシより全体にボリューム感あり。葉幅が広い。新芽が黄緑色。H21.9.26.入手。
【販売予定:数量・価格⇒ 6株・1,000円】

 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

 ※ほかの品種のギボウシの単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 6/4付けブログ記事9/3付けブログ記事をご覧ください。

 ※購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は、ハンドルネームにて下段のコメント(0)をクリックし書き込むか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。再確認を必要とされる場合がありますので、その際は、社会マナー上最低限必要な、氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は厳守することを確約いたします。
 なお、ダイレクトな連絡先のメールアドレスは hah05551@ams.odn.ne.jp になります。
             
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平成24年の播種ギボウシの鉢上げ状況です。

2012年12月31日 06時18分51秒 | ぎぼうし栽培日記

 以下は、今秋のギボウシの鉢上げ状況です。すべて播種床からポット鉢に移した株です。ギボウシ苗は昨年と今年の春に種を播き健全に伸びたもので、合計して71株に至った。播種と育苗について、大雑把ですが、おさらいしておく。
 内訳は
 マルバタマノカンザシ 1 キャプテンクック 2 オーガストムーン 3 フランシスウィリアムス 10
タチギボウシ 16 アルポピクタ 1   p紫花系ギボウシ 1   q紫花系ギボウシ 5
kヒュウガギボウシ 8   寒河江(芽変わり) 13  ムラサキカンザシギボウシ 11

 また、二年がかりでも(昨春播種)発芽が全く見られなかった品種には、シュガーアンドアイス、 シュガーアンドクリーム、 ロイヤルスターダード、 サマーフレグランス など、いわゆるタマノカンザシ系品種が上げられる。 

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成24年10月15日(月曜日)14:00頃
     

     

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ギボウシの黄葉、またまた、アップする。

2012年12月04日 05時55分32秒 | ぎぼうし栽培日記

 ここでは、際立って目立つギボウシ品種の黄葉を、再度、掲載したい。ささやかな話、わたしがこんなことになぜこだわるのかと言えば、なかなか、手つかずの草紅葉の光景を見る機会に恵まれないせいである。ご寛恕(?)を。
 長大銀葉、 ハチジョウギボウシ、 マルバタマノカンザシ、 徳玉、 寒河江、 アバダバドゥ、  ステンドグラス、エスキモーパイ、 サムアンドサブスタンスである。 
 撮影日時:平成24年11月25日(日曜日)11:00頃


長大銀葉


ハチジョウギボウシ


マルバタマノカンザシ、透明な葉面で葉脈がきれいである。


徳玉


寒河江


 アバダバドゥ


ステンドグラス


エスキモーパイ、斑入り種だが名残り惜しげに掲載!


サムアンドサブスタンス

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ギボウシの黄葉

2012年11月26日 05時37分15秒 | ぎぼうし栽培日記
ほぼ一か月前にデジカメを路面に仕事中に落として以来、修理に出して戻ってきたのだが、機械音痴のせいでなかなか設定が上手くいかず困る。PCも苦手で、スムーズにいかない。

 ギボウシは、草本類としては十把ひとからげに草紅葉(くさもみじ)と言ってしまえるのだが、ギボウシの紅葉はすぐに赤くはならず、まず黄変する。ギボウシの葉色はいきなり褐色にはならない。イロハモミジや山の雑木などの木本類のように赤くはならない。弱い秋の陽射しのなかで、食味をそそるような明るい暖色系だ。

 ここではギボウシの品種ごとに黄葉の出色具合の良いものをあげていく。画像は集合写真(?)だ。 エスキモーパイ、 ストリップティーズ、 ステンドグラス、 マルバタマノカンザシ、 アバダバドゥ、 サムアンドスタンス、 寒河江、 徳玉、 ハチジョウギボウシ、 長大銀葉 である。この時期はすでに、葉脈を残し虫食いになったり地上部が枯れて葉がなくなっているギボウシもあるが、どうやら、斑入り葉よりも青葉もの、人工的に交配してきた園芸品種よりも原種系ものの方が紅葉的に発色が優れているのがわかる。
 
 撮影日時:平成24年11月18日(日曜日)11:00頃

          

          

          

          


          

          

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播種ギボウシの苗

2012年10月21日 06時56分42秒 | ぎぼうし栽培日記

 ギボウシの播種について、ここでは一例として キャプテンクック、 マルバタマノカンザシ、アルポピクタ を紹介する。
 わたしの場合のギボウシの採実方法は自然交配で、新しい品種作出のための花粉を人工的に自家受粉や交雑を目的とした他家受粉をおこなっていない。したがって、ハナバチ類、アブによる授受粉に頼っていることになるだろう。それゆえに高度な経験と技術を持つ育種家のように、戻し交配や品種選抜の操作などは時間や技術面の上でできない。ただ単に、わたしは効率よく種子繁殖が可能な多量栽培向きのようにユーティリティのある品種を探しあてることをめざしている。

 一般的にギボウシの種子は原種や原種に近いと開花しても実を結び空莢(カラサヤ)にもならず、その種子を播くと発芽の可能性が高い。つづけて育成していくとその株(母株)の特性が子株に引き継がれる。しかし系統分類的に見ていくと、選抜品種は別にして、人工的に株分けや組織倍養したり交雑した品種またその過程であらわれた突然変異種にはその特性があらわれにくい。ちなみにそれらが市場に出回って新しい園芸品種ということになる。


■フォーチュネイ系
学 名: Hosta(属)― Bryocles(亜属)― Helipteroides(節)― sieboldiana ― var.fortunei
原産地: なし 
 レンゲギボウシ(Fortunei)の系統。フォーチュネイ系は、園芸種を便宜的に分類するための系統で自生種はない。したがって、形態的な特徴をあげても個々にバラバラでありそれほど意味がない。具体的な育種履歴・栽培経験で見ていく。これは、オオバギボウシの突然変異種などを交配したもので、19世紀後半以降に欧米でつくりだされた品種が多く、形態は小型、中型種である。斑入り種・青葉種とも存在する。花の色はすべてラベンダー色になる。
 一般的にこのフォーチュネイ系には、一部に後暗みの徴候が見受けられるが、季節による斑の変化は少なくそのまま秋まで美しいものが多い。ここでは キャプテンカーク(クック) と アルポピクタ があてはまる。

 下の画像では左から右へ 昨年播種のキャプテンクックの2年生、 今年播種のマルバタマノカンザシ1年生、 昨年播種のアルポピクタ2年生 の品種だが、どうやら今の幼い苗の段階では マルバタマノカンザシ は親株の特徴を受け継いでいるが キャプテンクック と アルポピクタ 葉の斑入りは見受けられず、シンプルな青葉である。植物の世界では‘先祖返り’という現象だが、先祖の形質にもどるものらしい。
 また、近いうちに、ここ4年間のギボウシの各品種ごとの種子繁殖のあれこれについて、試行錯誤の痕跡をわたしなりに公開していきますのでギボウシのコレクターはご期待ください。

 
 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成24年1015日(月曜日)14:00頃
        

●キャプテンカーク(クック)Hosta‘Capten Kirk’
(中型大葉・クリーム色葉・濃緑覆輪・白色花・花茎;中・結実;○発芽率;良・・・芽出し;中・成長度;早・伸長時期;春~初夏)Δ---フォーチュネイ系。ゴールドスタンダードの芽変わり。H20.6.27.入手。
【販売予定:数量・価格⇒ 6株・900円】 

●丸葉玉の簪(マルバタマノカンザシ)Hosta plantaginea
学 名:Hosta(属)― Hosta(亜属)―plantaginea Aschers(節)―var. plantaginea
英 名:Plantain Lily Funkia  中国名:玉簪
(大型大葉・淡緑色・白芳香花 ・花茎;長大・結実;○:発芽率 良:芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)★----タマノカンザシ系野生種?中国北部原産。タマノカンザシより全体にボリューム感あり。葉幅が広い。新芽が黄緑色。H21.9.26.入手。
【販売予定:数量・価格⇒ 6株・1,000円】

●アルポピクタ(黄中斑レンゲギボウシ)Hosta fortunei‘Albopicta’
(中型中葉・黄覆輪黄緑色・濃紫色系白色花・花茎;中・結実;○・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)---フォーチュネイ系。H21.8.23.入手。
【販売予定:数量・価格⇒ 2株・680円】

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 なお、ダイレクトな連絡先のメールアドレスは hah05551@ams.odn.ne.jp になります。
             

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東金緑花木センターへ行く。

2012年10月11日 22時42分16秒 | ぎぼうし栽培日記
 先日の土曜日、全国的に植木生産地として知られる東金市内の東金緑花木センターへ行った。ここはあのサーフィンのスポットでもある太平洋の九十九里海岸に近くて、この間の東日本東大震災による津波の被災箇所にも近い。蓮沼とか、クルマで一時間強ぐらいだろうか。
 わたしは夜勤明けの睡眠不足をがまんして、今年最後の、二か所目のギボウシの品種探しである。一昨年だったかの春先には キヨスミギボウシ の「清流」や「パトリオット」、品種不明の コバギボウシ が出品されていた。植木溜区画内や盆栽棚コーナーには生花市場で仕入れたばかりのギボウシ苗がポツンポツンと並べている。ここの出店業者はおもに個人の植木生産者や造園業者である。

 その結果は、購入しなかった。
 ここの場合は出店業者がセリで落として盆栽向きの山草だったり、家庭園芸向きのもをそろえる。その理由は、この地域にギボウシ栽培業者がいないことによるようだ。だから、ギボウシの品種についての知識も持ち合わせていなくてはなはだ心もとない。
 おまけに札落ちのギボウシが多い。また、名札が付いていても間違えている場合が多い。だから、わたしはこちらに時間の余裕がない場合は、よほど気に入った品種でもあれば別だが買わない。
 というのも、関係ない人には想像できないだろうが、実際のところ、ギボウシの品種は数百もあり確定するのに大変な思いというか労力が必要とされるのだ。わたしの場合は、今のところ最終的に英文サイトにあたることになる。
 ついでに、下に閑散としている会場の風景を載せてみる。
      

      

 それはともあれ、ここでは珍しい 台湾椿 を見つけたのでアップしたい。椿の枝葉というよりもユズリハや珊瑚樹にちかく、白い花びらは夏椿に似ている。この樹木の印象はぼってりしたという感じか。ちなみに、左側の濃紫色の花はシコンノボタンである。
      

      
          
      
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ギボウシ・アフロディーテ(八重丸葉玉の簪) を入手した。

2012年10月05日 01時20分40秒 | ぎぼうし栽培日記

 ここでは、最近、ギボウシ 八重丸葉玉の簪[アフロディーテ] を入手したので披露する。かたちは原種の 丸葉玉の簪 と比べて花以外の違いしかないのかどうかは、今のところ不明だ。一般的な特性は下に記載しているので、●栽培メモにゆずりたい。それゆえに、今後は栽培経験を踏むことによってその詳細を明らかにしたい。
 2006年に品種登録された 八重丸葉玉の簪 は 丸葉玉の簪 や 玉の簪 よりも作出が新しいが、やっと、一般受けする要素もあり市場に出回り始めた。今後は、身近な園芸のみならず造園業界的にも香りある大型草花として大いに広まってほしいものである。
 
 わたしは他のギボウシ繁殖と同じようにこの 八重丸葉玉の簪 も株分けの方向で検討中である。そこで、ここでは特にその部分の拡大画像もアップしているが、現在の株の根元に注意していただきたい。この品種は根茎(バルブ)が分けつして増えるが、微小な子株と、新たな株分れを予測させる草茎がある。この場合は繁殖時に鋏で大胆に根鉢から草茎に垂直に切り分けてもOKである。現状の根鉢を見て感じるのは2年前に12.0cmポットに鉢上げしたようで、明らかに窮屈であることだ。鉢の地表に根上りや鉢底から根が伸びて出ているのはそのあらわれである。あらかじめ、最低15.0cmの大きさはほしいもの。鉢の用土は培養土単用で、このやりかたはあくまでも促成栽培、出荷用であって実際の栽培向きではない。丈夫に鉢植えで育てるとしたら、本来はゴロ土や堆肥や埴壌土(鹿沼土や赤土など)の自然の土壌に近い構成で用意すべきである。

 このタマノカンザシ系の品種はギボウシのなかでも強権種であるが、毎年、花を見ようとするならば1,2年ごとに鉢替えが必要だろう。露地植えでは、ぜひともマグアンプなどの人工的な化成肥料ではなくて有機分の多い施肥をするほうがいい。また、どちらかといえば、半陰地よりも陽地向きだろうか。

追記
 追って画像を追加する。ポリ鉢から根鉢を引き抜くと根が全体にまわっているのが見てとれる。その後株分けをおこなったが、二重根になっていた。多分深植えしすぎたようである。新たな鉢はプラ鉢8号1個、6号2個になるが、来春は芽数を見て株そのものを剪定鋏で切り分ける予定である。

撮影日時:平成24年10月1日(月曜日)14:00頃
撮影日時:平成24年10月9日(火曜日)11:00頃
     
        
        
        

        

 以下の記述はわたしとしては安直にウィキペディアからの引用ですが、品種名のアプロディーテの命名起源の説明になります。ミーハー並みで生煮えの文章で恐縮ものではありますが・・・。
【アプロディーテー(古典ギリシア語:ΑΦΡΟΔΙΤΗ, Ἀφροδίτη, Aphrodītē)またはアプロディタ(アイオリス方言:ΑΦΡΟΔΙΤΑ, Ἀφροδιτα, Aphrodita)は、愛と美と性を司るギリシア神話の女神で、オリュンポス十二神の一柱である。
 美において誇り高く、パリスによる三美神の審判で、最高の美神として選ばれている。また、戦の女神としての側面も持つ。日本語では、アプロディテ、アフロディテ、アフロディーテーなどとも表記される。
 元来は、古代オリエントや小アジアの豊穣の植物神・植物を司る精霊・地母神であったと考えられる。アプロディーテーは、生殖と豊穣、すなわち春の女神でもあった。】

●八重丸葉玉の簪(ヤエノマルバタマノカンザシ)
 [品種名:アフロディーテ]Hosta plantaginea ‘Aptrodite’
(大型大葉・淡緑色・白芳香花八重咲き ・花茎;長大・結実;?:発芽率:?・・・芽出し;?・成長度;?・伸長時期:?)★---作出は中国とされ、トリプル咲きの ビーナス はt/c(組織培養)の変異種とされる。ボリウム感あり。葉幅が広い。八重咲き(二段咲き)。
【販売予定:数量・価格⇒ 2株・1,200円】

        
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丸葉玉の簪の種子繁殖--結実

2012年10月03日 06時22分42秒 | ぎぼうし栽培日記

 ここでは再度 マルバタマノカンザシ に触れたい。その後 マルバタマノカンザシ の結実が確認されたので同一株の経過を画像で知らせたい。今のところ数株あるうちの1株のようだ。まだ他にあるか、探している状態だ。この株の花序数は12個で一番上の花序が実を結んだ。
ちなみに園芸種とされる タマノカンザシ は4年前の8月、かの有名な八千代市内の京成バラ園芸で売れ残っていたのを見つけて、急いで購入したもの。その後株分けで増やして売却は3株、現在の在庫数量は5株である。それに対して マルバタマノカンザシ は販売したのは6株、現在の在庫数量は6株である。 

 この株の親株は3年前の9月、地元近所の山野草蒐集家の庭に植わっていたもので分けていただいたものである。それを導入した時にたまたま開花結実したもので、それに比べ今回はまさしく自前の栽培結果でうれしい。くだんの マルバタマノカンザシ は翌年の3月に播種し、現在2年生苗が数株が順調に成長し、12.0cmbpで4株を数えている。
 
●丸葉玉の簪(マルバタマノカンザシ)Hosta plantaginea
(大型大葉・淡緑色・白芳香花 ・花茎;長大・結実;○:発芽率 良芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)★----野生種?中国原産。タマノカンザシより全体にボリューム感あり。葉幅が広い。新芽が黄緑色。
【販売予定:数量・価格⇒ 6株・1,000円】

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成24年10月1日(月曜日)14:00頃
撮影日時:平成24年8月20日(月曜日)12:30頃


      

 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

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丸葉玉の簪の花と、種子繁殖のこと

2012年09月23日 05時56分41秒 | ぎぼうし栽培日記

 これは、堂々としたギボウシである マルバタマノカンザシ の開花の状況です。マルバタマノカンザシ は濃い緑の大きな葉と株に中心から屹立してすんなり伸びる花茎、それに小型の百合をおもわせる純白の花をつける。言って見れば、その葉姿はまるで都市のオープンスペースに添えるオーナメンタルグラスであり、落葉の低木に似た大型草花の雰囲気を持っている。ここでの撮影時は午後なので花を開かず、薄暮の夕方近くに芳香豊かに花が咲いていくのだ。そして、翌日の朝方まで開花の一日花である。部位的には、総状花序でひとつひとつの花が上へと咲きあがっていく。
 わたしにとって、この品種は入手以来、開花受粉(自家受粉)後結実させるのにどうしたらいいか模索中だ。マルバタマノカンザシ は原種と推定されていて、タマノカンザシ系品種のなかで、唯一実を着けて、播種すれば発芽する特性がある。発芽率はいい。

 ここから先は、わたしの少しの経験から感じたことを記したい。この場合、一般的には充実した大株にすればいいのだが、それとは反対に、どうもこの株にストレスを与えたら良いらしいのだがまだその繁殖方法が分からない。鉢栽培では、開花させて、根に対するストレスとして水やりや施肥をどの段階で断つかである。あるいは、養分の製造ストレスとして着葉量を急激に減らすか、または根を切除するかであろうか。
 このギボウシは、まずは窮屈な生育環境にて花を着けさせる。次に老いた株のようではなく気息奄々と衰弱死直前まで個体を維持できるかが栽培管理の重要なポイントのようだ。
 逆に、やせ地に露地植えし乾燥気味に栽培したほうが良いようにもおもう。この場合は年数がかかるだろう。要は、例えれば植物にとって(ギボウシにとって)みずからの種を必然的に存続させるべく、子孫繁殖の動きの契機をどこで感受するか(させるか)だろうか。

撮影日時:平成24年9月21日(金曜日)14:00頃

●丸葉玉の簪(マルバタマノカンザシ)Hosta plantaginea var. plantaginea
(大型大葉・淡緑色・白芳香花 ・花茎;長大・結実;○:発芽率 良芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)★----野生種?中国原産。タマノカンザシより全体にボリューム感あり。葉幅が広い。新芽が黄緑色。
【販売予定:数量・価格⇒ 6株・1,000円】
     

 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

 ※ほかの品種のギボウシの単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 6/4付けブログ記事9/3付けブログ記事をご覧ください。

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カンザシギボウシの果実

2012年09月21日 17時33分10秒 | ぎぼうし栽培日記

 以前にもこのブログに カンザシギボウシ の開花の状況などを書き込んだが、今回はユニークに湾曲した花茎の先にその実をつけた画像をのせる。今までに判明したことは、 カンザシギボウシ は株自体が分けつして増えるのではなくて、どうやら、種子繁殖に向いている品種であるらしいことで、今後、楽しみである。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成24年9月21日(金曜日)14:00頃

●カンザシギボウシ(高知県産)Hosta capitata
(中型中葉・緑色・赤紫色系花・花茎;長・結実;○:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・成長度;?・伸長時期;?)---- イヤギボウシ。西日本と朝鮮半島南部に分布。石灰岩の岩場に自生する。
【販売予定:数量・価格⇒ 6株・880円】
     

 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

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 ※購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は、ハンドルネームにて下段のコメント(0)をクリックし書き込むか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。再確認を必要とされる場合がありますので、その際は、社会マナー上最低限必要な、氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は厳守することを確約いたします。
             

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ギボウシ・寒河江の花

2012年06月16日 06時16分18秒 | ぎぼうし栽培日記

 早くもギボウシ 寒河江 の花が咲いた。 寒河江 は日本独自の品種で園芸の世界でも知る人ぞ知る。花はこの梅雨の時期に咲く、清冽でとても純白な花である。
 ここではわたしなりに今まで蓄積してきた栽培メモを掲載して、時系列に追って、繁殖や栽培履歴を見ていくことにする。
  寒河江 は1株から育成を初めて今年が足かけ10年目、その間の株分け株数が22鉢であり、そとに出荷したり提供した株が15鉢に上っている。播種による繁殖も成績が良かったのだが子株が親株に似ず全く違うものになったのでいちおう除外する。これでギボウシの王様と称されている 寒河江 という品種はきわめて成績の良い部類に入るのがわかるだろう。

●寒河江(黄覆輪くろなみぎぼうし)Hosta fluctans‘Sagae’
(大型大葉・淡黄緑色黄覆輪・白色花・花茎;中・結実;○:発芽率 優・・・芽出し;遅・成長度;中・伸長時期;春、初秋)∪------2000 Hosta of the yearを受賞。

131013会社より持参→1
131014地植え
190503株分け1→2
◎9号素焼鉢--1 ◎8号化粧鉢--1 5号プラ鉢--1
⇒☆8号プラ鉢--1 6号プラ鉢—2   計 6株
200802K氏あて6号プラ鉢--1提供  計 5株
200917株分け1→3
⇒◎8号化粧鉢--1→8号プラ鉢--1 6号プラ鉢—1 6号プラ鉢—1(芽変わり)
201018鉢替え3→3
⇒◎9号素焼鉢--1→8号プラ鉢--1  5号プラ鉢--1→8号プラ鉢--1
6号プラ鉢--1→8号プラ鉢--1  計 7株
210419株分け1→3
⇒8号プラ鉢--1→8号プラ鉢--2  12.0vp→6号プラ鉢--1  計 9株
210712株分け1→3
⇒◎8号プラ鉢--1→ 8号プラ鉢--1 12.0vp—2
210712出荷→2 計 9株
210809株分け1→3
⇒◎8号プラ鉢--1→ 21.0vp—2
2100809出荷→1
220425K氏あて12.0vp --1提供
⇒◎6号プラ鉢--1→2
220710株分け1→1
220710出荷→1 計 9株
230515株分け1→4
⇒8号プラ鉢--1→8号プラ鉢—2 21.0vp—1 計 11株
23515出荷→1     計 10株
23521出荷→1 (8号プラ) 計 9株
23523出荷→6 (8号プラ) 計 3株
230605 株分け1→3
⇒12.0 vp—1(根のみ) 10.5 vp—1
230605出荷→1 計 4株

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 ※今年のギボウシの単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 6/4付けブログ記事をご覧ください。

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もう少しでギボウシの花が咲く。

2012年06月12日 06時43分45秒 | ぎぼうし栽培日記
もうすぐ、21日が夏至だ。今年の気候の移り変わりも、どうやら順調であるらしい。この時期には建設業界は雨にたたられて、野外の仕事もすすまない。しかし、農業などの自然現象を相手にする世界では必要不可欠な降雨である。しょせんいいも悪いもないし、お天道様の思し召しひとつだ。
 ギボウシの生長も、この時期には開花をひかえて蕾を持ちはじめた。この分では、10日以内には咲きそうだ。品種によっては異なるが、おおむね、この蕾の形が、本当に擬宝珠とネーミングされた曰く由縁のものである。いろいろな植物の蕾と比べて、やはり、ギボウシらしいフォルムの形状をしている。

  ≪撮影:平成12年 6月11午前8時頃≫

          
         ・徳玉
(中型中葉・濃緑色・ 色?系白花・花茎; ・結実;×○:発芽率? 優・良・不良・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)

          
         ・キャプテンクック(カーク)
(中型大葉・クリーム色葉・濃緑覆輪・白色花・花茎;中・結実;○:発芽率? 優・良・不良・・・芽出し;中・成長度;早・伸長時期;春~初夏)Δ 
          
         ・クリスマスツリー
(大型中葉・丸葉・緑色+白覆輪・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽率?・・・芽出し;早?・成長度;?・伸長時期;?)----Beatrice× Frances Williams
     
          
         ・イワギボウシ(品種名:白王界)
Hosta Iwa Soules(中型丸葉・黄緑色白覆輪・ 色系白花・花茎; ・結実;○:発芽率:不良・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)


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花咲くギボウシ

2012年06月01日 15時51分51秒 | ぎぼうし栽培日記
今日からは水無月の六月、6月5日が旧暦で芒種。そろそろ、初夏の気配だ。

 前回にアップしたギボウシ 中斑姫トクダマ につづいて、ここでは早くも蕾をつけたり花が咲きはじめたギボウシについて、画像をアップする。4品種をひとつのアングルで撮ったもの。品種はどちらかと言えば、あまりなじみのないマイナーな品種の 小杉谷ギボウシ、 アルボピカタ、 カンザシギボウシ だ。いずれもみな青花系の花の色である。

・小杉谷ギボウシ Hosta ‘ ’
(小型小葉・緑葉・裏白・ 色?;淡紫系白花・花茎; ・結実;?:発芽率?・・・・芽出し;早?・成長度;?・伸長時期;?)----

・アルボピカタ Hosta ‘ ’
(中型中葉・黄緑+濃緑覆輪・ 色?;淡紫系白花・花茎; ・結実;?:発芽率?・・・・芽出し;早?・成長度;?・伸長時期;?)----

・カンザシギボウシ(高知県産)Hosta capitata
(中型中葉・緑色・赤紫色系花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し;?・成長度; ?・伸長時期; ?)---- イヤギボウシ。西日本と朝鮮半島南部に分布。石灰岩の岩場に自生する。


  ≪撮影:平成12年 5月30午後5時頃≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。
             


 ※今年のギボウシの単価・購入方法については、長文になり恐縮ですが、どうぞ 5/15付けブログ記事をご覧ください。
 ※なお、購入の受付けは電話で 043-443-8952 あてにご連絡ください。不在時は留守番電話に残すことができますのでよろしく願います。

              
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ギボウシ・長大銀葉の入手後、

2012年05月30日 18時05分51秒 | ぎぼうし栽培日記
わたしたちは、多品種少量販売を看板にこのギボウシ専門ブログで、ギボウシのみをほそぼそ(!)と販売している。そこで、わたしたちは毎年品種集めに精を出すことになる。今年は品種数を150種を目標にしていて、今現在121からやっと、140種に到達した。
 ここでは、そのギボウシの品種集めの内情を記しておきたい。
 たとえば古典的な品種で知る人ぞ知る、長大銀葉 の入手と経過である。
実はこの 長大銀葉 ギボウシはわたしの勘違いから始まっている。当初は遠目からガーデンを見てトウギボウシ系の 天竜 ギボウシと見込んだのだが、実際は違っていた。
 わたしはそのガーデンの管理している知人からの許諾を得て、露地植えされている場所で、作業時にあまりの巨大さにこれはと遅まきながら気づいたもの。これは 長大銀葉 ギボウシとしては、まだ幼い苗ではなく、まさしく成株であろう。
 そこで、さあ、掘ろうと移植ごてのみで作業したのだが、結果的に根株を小さく掘り過ぎた。生育場所は地盤自体がゴミまみれで錯綜し、しかも他の植物が密植されていて、きわめて作業しずらい状況だった。最終的に根鉢は、径が15cm、深さが10cmくらいだろう。掘り取ってすぐに水に漬けておいて、翌日、3株に株分けしたものだが、2,3日は草茎がしおれたままであった。着葉数はそれぞれが3枚から5枚だ。さすがにマズいと、支えの必要と日照を避けて木陰に移動したら、やっと立ち直った。長大銀葉 本来の立ち性の特徴をあらわし活着の予想ができるようになった。
 そんなことで、掘り取り時の葉の損傷は不注意ではあったが、根付かせる目的でおこなう茎数を減らす養生作業は不必要になった。
ここでは、21cmのビニールポットへ植え込む。長大銀葉 のサイズは草丈55cm 、一枚の葉長は 20~25cmはあり、さすがにこれはギボウシのなかでは最大級の大きさである。おもわず、販売時の荷造りの難しさに思いをめぐらすほどである。草姿は堂々として壮観ではあるが、植え付けるに際し栽培スペースも大きくとらなければいけないだろう。

 とりあえず、集めたこのギボウシの品種特性と栽培知識をまとめておき、これからの栽培経験によって得た知見を加えたり修正していこうとおもう。以下に、その現時点での栽培メモもあわせて記載しておく。ちなみに英文はアメリカの Hosta Library サイトのもの。

・トウギボウシ(品種名:長大銀(葉)チョウダイギンバ・ヨウ)Hosta sieboldii ‘ChodaiGinba ’
(極大型大葉、カップ形・灰緑色、粉白、立ち性・ 色系白花・花茎;長・結実;×○:発芽率?優・良・不良・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)----天竜やKrossa Regalに似ている。花材としても、切り葉に利用される。

='Chodai Ginyo'.
Very heavy scape.
Kenji Watanabe said in his book (The cultivation & observation of the hosta) that this hosta is large green leaf with long petiole and white backed (pruinose), and also he wrote it looked like H. sieboldiana with long petiole & flower scape. Usually used as a material of flower arrangement. Its origin is unclear.
'Cho' means long, 'Dai' means large & 'Ginba' means silver leaf. About "Chodai Ginyo", 'Chodai' means long-large, 'Ginyo' means Silver leaf, too. So 'Ginba' equal 'Ginyo'

  ≪撮影:平成12年 5月30午後5時頃≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

               

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ギボウシ・アバダバドゥ変異株の株分け

2012年05月21日 08時58分33秒 | ぎぼうし栽培日記

 以前に記事で書いた、アバダバドゥ変異株を先日株分けをしたのでお知らせする。本来の青葉に対して、派生する草茎ごとの根株自体を3分割に切り分けし、切斑(キリフ)もの、黄緑葉のもの、青葉のものにする。黄緑葉は今回明らかになったもので、非常に不思議な気持ちである。せっかくだから、このままこの形態が遺伝的に安定していくと面白いことになる。
 なお、その後また新たに ゴールドスタンダード の芽変わり、フレグランスゴールド という品種の淡緑葉の葉の主脈部分に濃緑色のしこり状斑点が入る株が見つかった。

 ところでここでは、変異そのものの現象については、珍しい事例になるので重複を承知の上で前記事を下段に再掲載した。

  ≪撮影:平成12年 5月20午前11時頃≫
                                        

5/7付け記事*** ※ *** ※ *** ※ *** ※ ***  
 ここではギボウシのなかで、アバダバドゥ の変異をアップする。切斑(キリフ)という斑入り葉が出現したもので、芽変わりという現象であるらしい。通常は アバダバドゥ の葉の色は青葉一色でありこのような突然変異は珍しい。

 切斑(キリフ);葉の中心線を境にして片方が全緑、もう一方がうぶといったタイプの斑で、覆輪や掃込み斑、縞斑などの生育過程でも時折り出現する。葉一枚だけの切斑もあれば、その枝全部が切斑でそろっていることもある。模様が単調であるためあまり好まれないタイプの斑である。
 ーー参考資料・「斑入り植物の観察と栽培」 広瀬嘉道著 ニュー・サイエンス社ーー

 この品種は栽培歴4年目になるが、在庫6株の内の1株だ。実は昨年からこのようになっていた。今回、根株を確認すると、どうやら、増えていて今年の春は3芽に分けることができそうなので、芽変わりした変異種1芽を分離してどのようになるか見ていくことができる。遺伝的にこの形質を安定させることができればしめたものだが? そうすれば新品種の誕生・・・?
 わたしの経験では、以前に 寒河江 にもこんな現象がみられて、なんとかこれだけ保存しようとしたがうまくいかず、一回限りで斑入り葉そのものが消失したもの。その後、変異種のこの株の採取した実を播いているが、いまだにこの形質を確認できていない。
 そのうちに、今後の経過をレポートしよう。
          

          
      *** ※ *** ※ *** ※ *** ※ ***  
     
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