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うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

立秋を前に、雑俳3句

2010年08月05日 05時08分42秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 立秋を前に無為に閑居して夏の静寂(しじま)を詠む。

   ・じっとりと
    耳鳴りに虫の音
    を同じとする

   ・ぼんぼりの空
    黒き葉みどり
    蝉しぐれ

   ・汗みずく
    古雑誌をめくりて
    時を経る
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なんにもない青空とブッドレアの花

2010年07月20日 02時39分13秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
 蒼穹、群青の空
 身震いする時刻
 無限大、
 吸い込まんとする底なしのなんにもない青空。
 どうやら、今年も梅雨が明けたばかりだ。

 そして、濃紺色のブッドレアの花の季節
 いつもそうするように、蝶達はわたしの知らない時に、三々五々、集うのだろう
 わたしはこの光景に腕を組み思いあぐむ。
          

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菩提樹の歌詞

2010年05月01日 05時33分57秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

先日、テレビのNHK・BS第二放送で映画 ‘菩提樹’(原題 Die Trapp-Familie)をやっていた。この歌曲名に惹かれて見たのだが、その背景について、やっと得心がいった。そうか、第二次世界大戦中のオーストリアの貴族、トラップ家族の実話に基づいたのか。ナチスの迫害によりアメリカに移住する物語。そして、ミュージカル ‘サウンドオブミュージック’の元になった映画。
 わたしにとって、そこで歌われているシューベルトの菩提樹の歌詞の意味が以前から少し謎であった。ここではWEB上で渉猟し検索したものを挙げてみる。はなはだ勝手なことをして、ここまで資料をまとめられた関係者の皆様方、ごめんなさい、そして大変ありがとう。
 わたしの仕事に引きつけて言うならば、菩提樹は日本の中部地方や東北・北海道ほかの山野にあるシナノキの仲間、インドのお釈迦さまの説話に出てくる菩提樹と科が別物である。
 これは都市のオープンスペースや都市近郊ではあまり見かけない樹木である。樹形は円錐形から広卵形で自然に整形を保つ、落葉高木。大径木になる高木性で、ケヤキやサクラと同じく庭木としてはふさわしくない。この樹木は、都内文京区小石川の東大植物園に植樹した樹林がある。

 原語はドイツ語であるが、上段は直訳で詩の文であり、下は日本語訳でよく見聞きする歌詞であるが、近藤朔風さんの名訳とされているもの、その曰くも転載する。
 
Winterreise D 911
Liederzyklus nach Gedichten von Wilhelm Müller
--冬の旅-- ヴィルヘルム・ミュラーの詩による連作歌曲集
5. Der Lindenbaum 菩提樹

Am Brunnen vor dem Tore, 市門の前の 泉の側、
Da steht ein Lindenbaum, そこに一本の菩提樹が立っている。
Ich träumt' in seinem Schatten 僕はその木陰で見たものだった、
So manchen süßen Traum. とてもたくさんの甘い夢を。

Ich schnitt in seine Rinde 僕はその皮に刻み込んだ、
So manches liebe Wort; とてもたくさんの愛の言葉を。
Es zog in Freud' und Leide 嬉しい時も悲しい時も
Zu ihm mich immer fort. 僕はいつもその樹に惹かれていった。

Ich mußt' auch heute wandern 僕は今日も木の側を通って
Vorbei in tiefer Nacht, 真夜中に旅立たなければならなかった。
Da hab' ich noch im Dunkeln その時、僕は真っ暗闇にもかかわらず
Die Augen zugemacht. 目を閉じてみた。

Und seine Zweige rauschten, するとその枝たちがざわめいた、
Als riefen sie mir zu: まるで僕に呼びかけるように。
Komm her zu mir, Geselle, 「こっちへ来なさい、友よ、
Hier findst du deine Ruh'. ここにあなたの安らぎがあります」

Die kalten Winde bliesen 冷たい風が僕の顔に向かって
Mir grad' ins Angesicht, 正面から吹いてきた。
Der Hut flog mir vom Kopfe, 帽子が僕の頭から飛んでいっても、
Ich wendete mich nicht. 僕は振り返りはしなかった。

Nun bin ich manche Stunde いま 僕は何時間も
Entfernt von jenem Ort, あの場所から離れたはず。
Und immer hör' ich's rauschen: けれど僕にはずっとざわめきが聞こえたままだ
Du fändest Ruhe dort! 「あなたはここで安らぎを得られたのに!」

1.
泉にそひて、繁る菩提樹、慕ひ往きては、
美(うま)し夢みつ、幹には彫(ゑ)りぬ、ゆかし言葉、
嬉悲(うれしかなし)に、訪(と)ひしそのかげ。

2.
今日も過ぎりぬ、暗き小夜なか、眞闇に立ちて、
眼(まなこ)とづれば、枝は戦(そよ)ぎて、語るごとし、
来(こ)よいとし侶(とも)、こゝに幸あり。

3.
面をかすめて、吹く風寒く、笠は飛べども、
棄てゝ急ぎぬ、遙(はるか)離(さか)りて、佇まへば、
なほも聴こゆる、こゝに幸あり。


泉に添いて 茂る菩提樹
したいゆきては うまし夢見つ
みきには彫(え)りぬ ゆかし言葉
うれし悲しに といしそのかげ

今日もよぎりぬ 暗きさよなか
まやみに立ちて まなこ閉ずれば
枝はそよぎて 語るごとし
来よいとし友 此処に幸(さち)あり

おもをかすめて 吹く風寒く
笠は飛べども 捨てて急ぎぬ
はるかさかりて たたずまえば
なおもきこゆる 此処に幸あり
此処に幸あり

 詞は明治時代の訳詞家近藤朔風(さくふう:1880-1915)の手になる。「菩提樹」「ローレライ」「野薔薇」などの訳詞はあまりにも有名ですが、35歳余りで早世したこともあり、その業績も上記の数曲を除き遠い過去のものになってしまっているようです。『雀の子』のように、クラシック歌曲の日本語化は原詩と関係ない替え歌であった時代に、原詩に沿った訳詞を試み、その後100年も歌い継がれている名訳を残した朔風の偉大さは忘れられてはならないでしょう。
 楽譜により歌詞や漢字と仮名の使い分けなど異同がかなりあります。そこで今回、国会図書館で生前の出版譜(明治43年『女聲唱歌』)を参照して来ました。朔風自身が眼を通した一次資料としてまずは決定的と言って良いのではと思います。

 楽譜の方は原曲そのものではなく、ジルヒャーの編曲かそれを元にしたものと思われ、短調に転調しない民謡風有節歌曲の形の女声二部合唱です。著作権は消滅している。
 歌うための訳詞という制約もあり、原詩の語を少なからず省略してはいますが、日本の風景に置き換えられながらも、人の心の中にある「原風景」として見事に機能している素晴らしい訳だと思います。
 なお、朔風は訳詞のための号であるようで、表紙には編者として本名の近藤逸五郎(いつごろう)が記され、本文中の訳詞者名は朔風と表記されていました。

 わたしには一般的にリリカル、センチメンタルという印象。明治という時代背景の中、日本ではまだ未熟な人心を巧みに自然の中に歌い込んだなという感じ。旋律とともに歌詞も、もちろん、美しい。
     
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わたしの惹かれる人々

2010年03月13日 06時51分07秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
もうすぐ、春のお彼岸だ。

 わたしにはこの人は今どうしているんだろう。あの人はその後どうなったんだろう、という気になる時がある。わたしにとって、魅力ある方々である。
 北海道、帯広で今は亡くなられた父親の指導をかたくななまで守り、先日引退宣言をしたアイススケートスピードの清水宏保さん、今度いい伴侶を得て結婚されるそうだが、なんだかこちらも嬉しくなる。
 沖縄出身で46歳、上京して劇団民藝に所属、その後独力で修練して腹話術師になった。人気に流されることなく、独創的な持ち芸で芸能活動をおこなっている白面のいっこく堂さんだ。手垢で汚れた言い方になってしまうが、芸人の鑑だ。
 このブログでもなんどもとりあげたが、ひたむきに生きる本村洋さん。山口県光市母子殺人事件の被害者である。しかも、難病を克服しながらである。
 一昨年の 「年越し派遣村」で名が知られてきた‘反貧困ネットワーク’の湯浅誠さんは、‘貧困’はなぜなくならないか、に心を痛めて活動してきた。一念発起、大学院を中退した。以来、継続してきた。生活費はどうしているのか、と不思議だが、39歳の湯浅さんはこの世代のもっとも良質な部分を代表しているように感じる。
 先日のNHKテレビで、現政府の内閣府参与に任命されて行動している姿が放映されたが、官僚間の調整のはざまで苦戦しているシーンがなんども出てくる。わたしには、さもありなん、という感慨がある。
 安直な生き方はどこにもない。ただただ、自分なりにまっすぐに生きることか。
     
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だらだら新春三句

2010年01月03日 06時15分07秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ


   ・朝寝して ましろき屋根や 咳二つ

   ・うつつ頭に 四十雀来たり ことほぐ声
   
   ・木の間を迷いて せわしなく翔ける 目白かな
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ナツヅタの紅葉

2009年12月20日 06時52分35秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
いよいよ寒くなった。おとといはこの冬初めて零下になったそうだ。昨日の朝は水やり用に貯めている強化プラスチックの桶に氷が張った。時候的に初氷ということになる。
 わたしの場合、休みのこんな時にはベッドで本を抱えながらごろ寝だ。電気代も灯油もいらない。今は、松本清張のものを読む。
 ちょっと、季節が遅いがナツヅタの紅葉写真を掲載する。
     
     
 その辺の山野や空き地にどこにでもあるナツヅタ。これは自宅の建物北向きのスタッコの外壁である。なかなか、こんな風に這わせている人は少ないだろう。なんとなく嫌う人が多い。塗装業者の言い方では、外壁から水漏れがするとか劣化するとか言うのだが、このつる植物は支えるためにタコのような吸盤を外壁の表面に付着させているだけで根が入り込み亀裂を生じたりはしない。当り前のことだが、水と養分の吸収は地下部の根でおこなうのだ。むしろ、葉が付いている夏場などの暑い外気温の影響を防ぐ外断熱的遮蔽面の方に効果があると思う。
 しかし、春先の新芽とともに、ナツヅタのこの紅葉もブドウのような葉形やつるの伸びた形にわたしは惹かれる。常緑性ツタのウコギ科に対して、これはブドウ科の特性でもある。たとえば、30mでもいくらでも上長生長するのだが、わたしにとって、この生長パターン、このフォルムは心楽しい。
 ところで、間もなく冬至だ。
      
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冬枯れの公園の景色

2009年12月14日 05時19分56秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
今年はまだ初雪を見ない。12月22日は冬至だ。師走も、いよいよ押し詰まってくる。曇っている日の夕方、人っ子ひとりいない薄暮の公園の光景は一番さびしい、場所だ。一番さびしい時刻だ。



 現場の様子を見に巡回してくると、近くの残存緑地のまばらな林から野鳥がつがいのように二羽飛びたって行く。バタバタと物音を立てている。黒っぽいが、多分キジだろう。わたしにとって内心慌てふためく。なんと驚くほどの静けさだ。
 これからは、本格的な冬、常緑樹のないこの公園は裸梢の木々でますますしんとしてくる。
     
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煮込みうどんの午には

2009年11月16日 04時34分29秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

  お腹がふくれる
  お腹の皮が突っ張っている
  妻の作った煮込みうどんをどんぶりで2杯もすする。

  庭の金木犀、やせっぽで病葉の付いた百日紅や
  葉の落ちた雪柳が揺れる。
  北東からは微風が吹いているようだ。
  キラキラした細かな光が降り撒かれている。
  午の一瞬
  今日はポカポカ

  茫洋とした気配
  もうすぐ冬
  この一瞬


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おとなの顔

2009年10月18日 06時29分25秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 先週の日曜日、朝のNHK番組“小さな旅”では東京下町の職人さんの生活風景をまとめていた。
 その中で装身具や装飾物、表象の飾り(錺り)職人のおばあさんを取り上げていたのだ。
 亭主には先立たれていて、夫から教わった技術を引き継ぎ、細かな手仕事を坦々とおこなう90歳近い女性であった。わたしには単調に見えるその作業。根気のいる姿勢と、正面から見た顔に、なぜかわたしは言い知れぬ感銘を受けた。

 いつだか、どこかで、曽野綾子さんが人間の顔は自然と生き物を相手にして生きてきた農婦の顔が一番美しいと言ったことがある。わたしはものごとがすーっと見えた気がした。知識量や社会的地位や名誉ではなくである。そのことをわたしは思い出していた。
 品があるのだ。いやしさのかけらは一片もない。欲得のみで生きていない。充実した仕事、生活に生きる達人の人生を垣間見た感がする。大多数の人々が自分の不都合を、巧みに組織や他人のせいにすることが賢いとされている世の中である。ギブアンドテイクと口では言いながら、他人に求めてばかりいて与えることは露も感じていない。
 この方は頭でっかちでも、衒いがある訳でもない。自足した心境に達するのにかなりの山や谷があったに違いない。問題があれば逃げたりせずに自分で解決するのが当たり前の生き方を続けて来たに違いない。

 わたしの日常の身近なところで、こういう方がいらっしゃったなら少しはまともになれるかもしれない。
      
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樹木検査の道中に、一句

2009年08月18日 04時50分34秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 盆休み直前に千葉の野田から坂東、かすみがうら、小美玉市などの茨城県中央部へ樹木検査へ行った。イヌシデ、コブシ、ケヤキ、オオヤマザクラ、ユリノキの高木の圃場での下見である。わたしにとってはおなじみの業務だ。
 関東の田園の一風景のなかを車で走る。
 きわめて不謹慎な話であるが、その道中に詠んだ句。

  ・蓮田に 風吹きわたりて 夏木立

  ・青田中 たばかる気ゆるり 遠い筑波

  ・葉みどり濃く ゆらぐタバコ生えて 夢ははるか

       
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夏立ちぬ、三句

2009年07月18日 06時16分06秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ


 ・宙空を ひと刷けして もの想う

 ・山端から田毎にわたる 白南風かな

 ・鼻汗ばむ 草木はむせんで 夏立ちぬ
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梅雨入り、偶成五句

2009年06月11日 04時15分03秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 
 ・伸びてちぢみ 蚯蚓が進む われもゆく

 ・光こぼつ 待ち構えており蜘蛛の糸

 ・うぐいす啼き うつつこころへ 時雨かな

 ・鬱気味の雨も茫洋とす 紫陽花咲く

 ・ひらひらと 蝶も行方定めず 黴雨間合い
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五月の憂鬱--駄句、六句

2009年05月14日 04時03分05秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
昨日の事。公私ともうまく事が進まず、仕事の途につく。バスに乗り駅で電車を待つ狭間に矢継ぎ早に浮かんできた文字を野帳に書きとめる。なんだか、植物の季語が多すぎるなあ。

 ・桐の花 翩翻とひるがえる 五月雲り

 ・つばくろに さんざめきしあと 桜花

 ・浅き朝 山法師咲きて あで姿

 ・うなだれて ふと手を添えし 虞美人草

 ・目白来て たまさか微動す 柿若葉

 おにぎりを喰い、昼休み。事務所前で一服。通り過ぎる女子高生達の語らいを聞くともなく聞く。
 ・加齢臭と 高らかな会話 欅並木
         
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もうすぐ、春になるだろう。--作句5句

2009年03月18日 04時27分47秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
 3月16日の日。
 今日は現場仕事が早仕舞。乗り換えの電車待ちのホームで茫然自失(!)の心境で急造した句。瞬時に薄暮に移り変わる時節の妖しさ、それに応ずる爽快な気分で詠む。

 ・老杉に暮れてゆくなり ひと見心地

 ・はだかの野 ほっとゆるみし 辛夷咲く

 ・アオサギの身じろぎもせず 広い川

 ・今日こそは撃ちてし止まん 春日和

 ・桃花綻び吉野も咲いて 万緑の世

         
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春分を詠う--三句

2009年03月14日 06時01分19秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 これは、ブログ仲間であるa.chieさんの空想庭園記へ、先月に書き込みしたもの。

 華麗な梅の花の写真を見て、思いつきで作り投句します。もうすぐ啓蟄、いや早く来い春、という心境を即興で詠いました。失礼、迷惑千万。
 また、またまた。
 ・しんとして心ざわめき 梅の香や


 妾宅、うん、いや間違い!、拙宅の庭先で詠める。
 ・雪柳の枝にこけつまろびつ 目白かな

 たつき(活計)を得るために仕事で稼ぎに行く車中の窓外、山中を通過する。
 ・美杉の群れ 嚇々と煙り 雲ひとつ
         
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