雑談の達人

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アメリカ様はシリア開戦前に日本に事前通報してくださるだろうか?

2013年09月01日 | 政治の雑談
アメリカが近々シリアに戦争をけしかけるようだが、アメリカ様の属国の日本政府は早々に支持表明する以外に選択肢はない。「大歓迎でアメリカ様を支持します。アサド政権はクソです!やっちゃってください!」という内容を堅苦しい文面にした声明案が、もうとっくに準備ずみだろう。

そこで日本政府が今気にかけていることはただ一つだろうと容易に推測される。戦争をおっぱじめる前にアメリカ様から、「あのよ、今から数時間後にシリアへミサイルぶち込むからよ、せいぜい応援よろしくな」と、お声掛けいただけるかどうかである。これほどお慕い申し上げているアメリカ様からシカトされ、世界が注目する一大イベントを単なる傍観者として見つめるしかない屈辱に晒されるのが、安倍政権にとって一番打撃となるだろう。

事前通報があるか、ないか。2つに1つだが、筆者はここは通報がない方に賭けてみたい。理由は単純で、そんな面倒くさいことをしてもアメリカに何の利点もないからである。

この件で日本は出る幕がない。中東では何の存在感もない。この戦争でもビタ一文戦費を負担できるはずもない。自衛隊派遣など120%あり得ない。そんな無能の役立たずに事前通報するなどむしろ有害である。環境省の某役人の如く、無料のクラウドサービスもまともに使えず外交情報をダダ漏れさせた事件が起きるなど、緊張感の欠片もない低レベルの役人がウヨウヨしているのが日本である。守るべき機密も守れないおそれがある。

そもそも、オバマは日本に何の関心もない。彼の中で日本はもう終わった国である(まあその認識は正しい)。鳩山と菅を心底嫌っていたし、安倍などは就任早々訪米を熱望していたのに、まったくつれない態度だった。どうしてもオバマ様に求愛したい安倍はお土産に米国産牛肉の輸入制限全面解除と、子どもの連れ去りに関するナントカ条約の批准を手土産に持って行ったが、「粗末なものですが」と恭しく差し出したチンケな土産を、アメリカ様は「本当に粗末だな」と言わんばかりに不愛想に受け取っただけだった。

さて、どうでるか。結果はこうご期待。まぁ、はずしてもどうこうという訳ではありませんが。

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