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「HGSTと日立の個人向けPC」の行方を勘繰る

2007年11月12日 00時00分00秒 | ハードウェア
IT業界-下衆の勘ぐり
このコーナーは、私の独断と偏見による
予想などを書き込むので、「ああ、ヴァ
カが変なこと書いてて楽しんでるな」
程度で見て下さい。

日立のHDD部門、日立グローバルスト
レージテクノロジーズ(HGST)が売却
されるという情報
が9月に流れた。
日立は否定しているが、競合企業が選択
と集中を迫られている中独自の方法を
模索しているのだろうか??
今回は、HGSTの行方を勘繰ろうと思う。

そもそもHGSTは、日立と米IBMのHDD
部門が統合され2003年1月に会社設立。
当時から「日立はババ引かされた」との
評もあったらしい、事実HDD価格の急速
な下落もあって 2006年度まで 4期連続
で赤字となっている。

噂どおりの動きであれば、投資会社経由
で競合他社に吸収されると個人的に予測。
グループ内で統合するのであれば、同じ
パーツ系で光学ドライブを開発・製造を
している日立LGデータスレージ(HLDS)
と統合するのが妥当かと思う。
同社はOEM(相手先ブランドで販売される
製品を製造すること)専業企業で、日立の
持つ高い技術力とLG電子が持つ量産技術
と販売力を武器に事業展開している。
しかし事業を吸収するには、LG本体との
折衝もあると思うし、それがもしも成功
したとしてもしばらくは厳しいだろう。
だがこうする事で一応は、競合他社に流れ
ずグループ内に留まる事が出来るはずだ。
(もちろん統合後は、人員削減などの対応
が行われかなり大変とは思うが)

更に日立は、個人向けパソコン「Prius」
の生産を7月末で停止していたことを明ら
かにした。「パソコン生産から完全に撤退」
との一部報道に対し、同社広報は「パソ
コン事業そのものから撤退することは決定
していない」と発表。
近い将来、撤退の可能性も考えられるが
「その場合でも、パソコンの開発で培った
技術はAV機器事業で生かす方針」とした。
法人向けモデルは、2007年3月から米
HPのマシンを調達し、FLORAブランド
を付加して販売している。
実際に作っているのは、シンクライアント
とサーバーである。

実際両社は1989年から、長期にわたり
広範囲にパートナー関係を築いている。
争いが激化している現状、個人向けにも
HPとパートナー関係を組むのだろうか?
それともこのまま、手を付けないのか?
動向が気になるが、どちらの事業にせよ
結論を急ぐのは早いのかもしれない。



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