日本は一応仏教国です。（結婚する時は教会か神前式が多いけど。）
そしてタイも一応仏教国です。（超オリジナル タイ式仏教だけど。）
このふたつの仏教の大きな違いは「生まれ変わり」だと思います。
日本の仏教は「なむあみだぶつ」とか唱えて 死んだら極楽へ
タイの仏教は、死んだら何度も何度も生まれ変わり、
生まれ変わり（輪廻転生）の輪から抜ける（最終解脱を遂げる）と、極楽へ
でも、極楽に行ける人なんて本当に少なくて、
凡人は何度も何度も生まれ変わりを繰り返します。
タイの仏教は「生きとし生けるものは生まれ変わる」というのが基本思想です。
日本の仏教は「この世は苦界」という考えがあり
「煩悩の渦巻く苦界から抜け出して、生まれ変わらずに極楽に直行できますように」
というのが基本思想ではないでしょうか。
平安時代以降、貴族やお金持ちはひたすら極楽往生を願って功徳を積んでいて
「来世は金持ちに生まれますように」なんて願って修行する人いなかったもんね。
さて、タイでは生まれ変わりが基本なんだけど、
功徳を積む（良いことをする。寺で祈ったり、お賽銭などあげるとグウ。
男は一生に一度は出家するのがベスト。誕生日は寺へ貢物をすると良い。
楽や舞を奉納するのも良いよ。3000円くらいでできるらしいです。
あと、社会的弱者を助け、自分の欲にまかせて行動することを避けます。）
ことによって、より良い来世が約束されます。
より良い来世ってのは人それぞれなんだけど
「私はパンダに生まれ変わってチヤホヤされたいです」と言ったら
学校の先生は「パンダに生まれ変わる方法は・・・・・・難しいわねえ。
でも、一生懸命お祈りすれば、なれるかも」と言っていました。
（ちなみに、ヤモリや水牛などに生まれ変わる方法は決まっているようです。）
ちなみに現代、スピリチュアルと言って「本当の幸せとは」とか
前世とか来世とか言ってるのは仏教と関係ありません。
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