new エルミタージュ日記

横浜・関内のまつげパーマ専門店
エルミタージュのオーナー日記。

アンナと王様

2013年06月30日 | 日々雑感

DVDで「アンナと王様」を観ました。

年配の方には ユル・ブリンナー主演「王様と私」の原作と

同じ人の自叙伝を映画化したもの、と言えば分かりやすいでしょうか。

 

 

これはいろんな意味でスゴイ映画で、タイを舞台にしているのに

タイで撮影してない。そしてタイ在住タイ人が出演していない。

出演してるとしたらアメリカに移住したタイ人では?

この映画はタイでは上映禁止だし、原作の本も発行禁止なので

タイ在住タイ人がこの映画に出演するのはムリだったと思われる。

だから外国人が頑張ってタイ語を話しているシーンが多く

タイ語超下手な人と、ネイティブが会話してたりして

こんな会話が成り立つわけないだろーーーーー」と

絶叫したくなることウケアイ。

 

 

 

ハリウッド映画に出てくる日本もひどいけど

(渡辺謙が名古屋城みたいな城に住んでたり、英語ぺらぺらの武士が何人もいたり)

タイも相当ひどいです。

私の中では、ラストサムライ以来の衝撃作品かも。というくらい

ハリウッドの無茶ぶりが光る作品でした。

やっぱハリウッドってアジア文化をなめてるよ。

 

 

 

 

で、なんでタイを舞台にした映画なのに、タイの協力が得られなかったかというと、

現国王のひいおじいちゃん(モンクット王)が主人公だからでは?

日本でいうと、明治天皇を主人公にして、無茶苦茶な映画を作る、みたいな。

そして明治天皇が最後は外国人女性(ジョディ・フォスター)と恋に落ちる、という。

ハリウッドでそんな映画を作りたい、と言ったら日本だって協力をお断りするし

日本では上映しないと思う。

 

 

そんなわけで あまり期待してなかったけど、

まあ、なんとなく面白かったです。

 

 

 

ちなみに、バンコクにこの映画をモチーフにしたレストランがあって

めちゃくちゃ美味しいので、バンコクを訪れることがあったら

ぜひ行ってみて下さい。

かつてコンベント通りにあった歴史的名店「アンナズカフェ」の

リニューアルバージョンで、タイの金持ちの間で大人気の模様です。

 

 

 

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