アルは、賢者の石を使わない道をゆくと決めた。
けれど、父の中に、賢者の石がある。
金属の身体と魂との、拒絶反応の可能性を否定できない今。
それでもアルは、それを使わない。
誰かの魂を、自分のために消費する、それはアルにはできない。
エドは?
使えるならば、と思うだろう。
グラトニーの腹から脱出して弟の元に戻るために、400年前の魂を使ったエドが、今ふたたび弟の身体を取り戻すために同じ400年前の魂を使うことに、何の遠慮があるだろう!
エドは、アルと比べるなら、石の使用に対する抵抗感は少ない。今だってきっと、使わない道を進みつつ、使う道も、選択肢として残しているはず。
それでも、使えない。
アルが否と言うものを、エドは押し切ることはできない。
ああ!エドは苦しいなあ!
目的のために手段を「選ぶ」
殺さない、殺させない、賢者の石を使わない。
自分の都合で人の命を勝手にしてはならない。
一貫したメッセージ。
アルの身体が誰かの犠牲の上にしか取り戻せないなんて。
そんなの、おかしいよ。
何かの犠牲なしには何も得ることができない、なんて。
そんな寂しい定義なんか、どかんと力技でひっくり返してやればいい!
エドとアルは、理想すぎて、甘すぎる。
けれど、「理想を語れ」だ。
「理想を語れなくなったら人間の進化は止まるぞ」
そうだ、エドとアルは理想を語り、そして実行しようとしている。
彼らは進化の先へ行く。
だからこそ、彼らは少年なんだ!
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けれど、父の中に、賢者の石がある。
金属の身体と魂との、拒絶反応の可能性を否定できない今。
それでもアルは、それを使わない。
誰かの魂を、自分のために消費する、それはアルにはできない。
エドは?
使えるならば、と思うだろう。
グラトニーの腹から脱出して弟の元に戻るために、400年前の魂を使ったエドが、今ふたたび弟の身体を取り戻すために同じ400年前の魂を使うことに、何の遠慮があるだろう!
エドは、アルと比べるなら、石の使用に対する抵抗感は少ない。今だってきっと、使わない道を進みつつ、使う道も、選択肢として残しているはず。
それでも、使えない。
アルが否と言うものを、エドは押し切ることはできない。
ああ!エドは苦しいなあ!
目的のために手段を「選ぶ」
殺さない、殺させない、賢者の石を使わない。
自分の都合で人の命を勝手にしてはならない。
一貫したメッセージ。
アルの身体が誰かの犠牲の上にしか取り戻せないなんて。
そんなの、おかしいよ。
何かの犠牲なしには何も得ることができない、なんて。
そんな寂しい定義なんか、どかんと力技でひっくり返してやればいい!
エドとアルは、理想すぎて、甘すぎる。
けれど、「理想を語れ」だ。
「理想を語れなくなったら人間の進化は止まるぞ」
そうだ、エドとアルは理想を語り、そして実行しようとしている。
彼らは進化の先へ行く。
だからこそ、彼らは少年なんだ!
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それが、読者への作者の責任だと思いますし。
エド達は妥協ではなく、現実を理想に近づける道を苦しくても選んできたのですから、そのまま歩き続けるのでは?
理想に燃えてたけど、結局、現実の壁に挫折して大人になりましたじゃ、なんか違うと思います。
じゃあ、危機的状態のアルをどう助けるかというのが悩みどころですが。
うーん、問題山積みだからまだしばらく鋼は続くんですかね?
続いてほしいですけど。
前後編というよりは、コミックス派さんのためにネタバレ有無で分けてみたという・・・やっぱりコミックス派さんの方が雑誌派の10倍はいますものね。ついつい最新雑誌ネタに走ってしまうので、意識してネタバレ無し記事を作るよう心がけています・・・が、なかなか(苦笑)
エドは現実の壁に雌伏を余儀なくされつつ、それでも目的を捨てない、という姿勢が好きv うん、つまりエドにとってそれは「理想」ではなく「現実」なんだと。
いやあ、エドを語らせたら私、怒涛ですよー!(笑)
コメントありがとうございました!