歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

なぜ殺されなければ

2006年11月04日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
ブログ「GREEDY CHICK-よくばりひよこ-」の記事、「彼らはなぜ殺されなけれなければならなかったか」にインスパイアされて書きました。
こうゆー正面切って考えるネタ、大好きです!

私も考えてみました。
が、私は主題が入れ替わり「なぜ殺されなければならなかったのかと考えさせられるのか」になってしまいました。
つまり「殺されキャラなのにどうしてこれほど魅力的なのか」

とりあえず思いついた回答。
・荒川弘は、自分のキャラが好き。殺す生かすに関わらず、全てのキャラを愛している。
・つまり生かすとか殺すとかいう要素は、作者にとって大して重要ではない → 命よりも生き様。(by聖部様)
・それから、技術的上手さ。短い登場期間で読者を「わしづかみにする」。キャラ背景をほんの数コマで説明できる技術力。
・でもそれにはやっぱり、キャラ背景がないといけない。つまりキャラが「生きて」いる
で、結局。誰も彼もがイイ奴なんだよう!荒川弘は上手すぎるぜ!っつー、いつもの結論(苦笑)

しかしおそらく、例えばアルが死んだなら、私はこんな冷静ぶった考察はできないだろう。
それは分かる。分かるけど分かるけど、でも、なぜだーっ!!!と叫ぶと思う…。

この「なぜ彼は」という問いは、グリードやデビルズネストだけでなく、ヒューズやラストや、あるいは死んではいないけれどハボックに対しても、投げられると思います。
そして、ニーナにも。
きっと、各人各様の「なぜ」があって、各人各様の答えがあるのだと思います。

ニーナへの「なぜ」は、作品世界でエドたちが、答えを見つけるのかしら。
その時「なぜ兄が」と叫びつづけるスカーにも、答えが示されるのかしら。


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2 コメント

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う、嬉しいです! (柳楽)
2006-11-05 00:27:04
こんばんは柳楽です。この度は当ブログの日記をベースにした記事を誠にありがとうございます!
命より生き様が大事、おお、なんという的確な表現でしょうか。思えば『永遠の命』を求めていたはずのグリードが親父殿に逆らって自ら死を選ぶのも、「本当に大事なのは命じゃない、生き方だ」ということを訴えかけていると感じます。
ズブズブのファンでない方の客観的な意見はものすごく参考になります。私もなるべく客観的でありたいのですが、やっぱり主観がバリバリ入ってしまいますね(苦笑)。

本当にありがとうございました♪
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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2006-11-05 07:29:47
柳楽様こんにちは!
私は本当に大好きなキャラ(リゼンブール組)が殺されないので、柳楽様の「なぜ」の切実さが実感できず、正面からの問いを脇に逸らせてしまったような気もします…。
二次創作はある意味、追悼というか、慰霊ですよね。生きていた頃の、あるいは生きていたとしたら、彼らはきっとこうだった、という。
グリードは「ホムンクルスの生き様」を描くキャラだと、私も思います!! 彼と、そしてデビネスの仲間達がいたから、ホムであれキメラであれ人間であれ、等しく「生きて」いるのだと読者は納得できて、だからその先の物語に深みがでるのだと思います。
ああ、イイ奴らだった!!
コメントありがとうございましたv
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