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人物日本史

2006年02月19日 | 明治維新以降

サイコロジー人物日本史―小田晋の精神歴史学  小田 晋 (著)

 今日この3冊を読み終えたのですが、大変面白く日本史を観察できました。 著者の小田 晋というかたの専門は社会精神病理学・犯罪学・民族精神医学といって、つまりは精神分野の医学博士である。 高校の教科書に記載しているような日本史の見かたではなく、「どのような精神構造で、あの人は、ああいうことをしたのだろう・・」 という具合に観察している。 例えば徳川家康は「鳴かぬなら、鳴くまで待とう・・・」といわれたように、・・・と解説が始まる。 ところが実は神経質で、ケチで、・・・爪をかむ癖があり、小さい頃には愛情の欲求不満があった・・。 という感じである。 家康の場合、源頼朝と同じく小さいことから捕虜として、監視の目の中で育っているから、当たり前のようにも思うが、ケチにまつわる逸話なども交えて解説している。

 最近の、くろうのブログのなかでは藤原道長と紫式部の接点については、小田さんの本から引用させていただきました。  「紫式部は、一条天皇の妃・彰子に仕えながら、道長との関係はかなり濃かった。 道長は、源氏物語の執筆を楽しみにし、催促しては、紫式部を誘ったりもしている。 関係があったかどうかは定かではないが、空蝉は、紫式部自身を投影した登場人物なのではないかとも、いわれている。」 という調子である。 ちょっと奥を覗いて見たら確かにそうだろうなぁ・・と、思えるような感があるのです。 まことに面白い本でありました。

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