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靖国神社

2006年02月19日 | 明治維新以降

「靖国神社」に祀られている人達

 そこに祭られているのは「戊辰戦争」「佐賀の乱」「西南戦争」「日清戦争1894-」「日露戦争1904-」「満州事変1928年-」「支那事変」、そして「大東亜戦争」(真珠湾攻撃で端を発し、原爆投下により敗戦した太平洋戦争のことであるが、靖国では大東亜戦争と言っている)までの約250万人の戦没者たちである。そのうち大東亜戦争での犠牲者は約215万人と圧倒的に多い。

 靖国神社による「戦犯」の合祀は、政府が、それを「公務死」と認定した事を根拠としています。色々と理由をつけてA級戦犯を受けた東条英機のような人約28人も国内法では公務死となっているのです。 負けるとわかっていながら、神の国と思い込ませ多くの若者を戦地にやり犬死をさた東条英機のような人と、その命令をうけて片道切符で敵船・敵機に突っ込んでいった若者が同じ「公務死」として扱われています。 

 極東軍事裁判所で行われた東京裁判でのA,B,C級戦争犯罪者に対する審判と、国内法による審判「公務死」とおおきな開きがあります。因みに、A級:侵略戦争を遂行した「平和に対する罪」で軍部最高司令官等にくだされました。 これに対してB級は戦争法規・慣例に違反したもの、C級は民間人に対する迫害を実行した「人道に対する罪」をいい、あわせて約1000人が処刑されています。 しかし国内法では大変寛容で、恩給・遺族年金もきっちりでています。 会社で言えば、労務災害扱いです。

 今、小泉首相の靖国参拝で物議をかもしています。 個人的には参拝しても大いに結構です。くろうが参拝しても誰も文句を言う人はいないように。 しかし首相という立場である以上、個人的な参拝であるという主張はおかしいように感じます。くろうが大好きな1000年前の平安時代から代表の行動はもはや個人の行動では説明できない大きな力が必然的に働くということはわかっていました。聖徳太子はそれを強く唱えた人でもあります。

 A級戦犯者が靖国に祭られることへの不満を、ある遺族が語ったものを紹介します。

 『私の夫も赤紙一枚で中国大陸へ駆り出されて戦死し、自動的に靖国神社にまつられましたが、A級戦犯も合祀されたと聞いた時、私は一緒にまつられたくない思いで日本遺族会を脱会しました。あえて言えば、私たちの親、夫、子は、針路を誤った指導者の犠牲となり、しかも、近隣諸国への加害者になってしまっているのです。 大多数の戦没者は、道を誤った指導者のために南の海に消え、島で餓死したといいます。私は、戦争を指導した人たちと同じ場所に夫の名前を連ねたくない。夫の霊は、故郷の山河と遺族に囲まれて安らかに眠るのが一番なのです。』

 靖国参拝賛成派の人が記したコラムを以下に紹介します。 

 「英霊に対し、国政の最高責任者たる総理が参拝することに何の躊躇いがあろうか」「『戦没者に敬意と感謝を表するのは日本人として当然のこと』 20010702日『朝日新聞』夕刊より

 これに対して、くろう個人的には「英霊」以外は賛成である。靖国に祀られているのは英霊であるということに基づくのだと思うが、東条英機が英雄だろうか。戦地の捕虜を使って人体実験を行い、バイオ兵器の研究を指揮した人は英雄だろうか。

 18歳で、神風特攻隊として命を失った若者は間違いなく英雄である。アメリカの戦艦隊員はむなしくも突撃してきた若き日本兵士の亡骸に手を合わせ尊んだほどなのであるから。 

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