熊野若王子神社
京都は東山の哲学の道の南の終点にあるのは熊野若王子神社です。 南禅寺から永観堂を経由して紅葉を満喫し、熊野若王子神社の北隣にある叶匠寿庵という御茶屋さんで、抹茶菓子を楽しんだ後はここ熊野若王子神社へ立ち寄りました。 この近辺は紅葉の季節でなくとも人で賑わう名所です。 熊野若王子神社は後白河法王が1160年に熊野権現を禅林寺(永観堂)の守護神として勧請したのが始まりで、熊野神社・新熊野神社とともに京都三熊野のひとつに数えられます。 熊野と云えば和歌山の熊野古道で有名な熊野大宮神社ですが、鳥羽法皇をはじめ、後白河法皇も何度となく訪れました。 そしてとうとう京都の地に熊野を設けたのです。 八咫烏が梛の葉をくわえた姿はこの神社のシンボルとなっています。 八咫烏は神武東征で、大和入りしたときに、案内役をしたといわれる神の使いです。 また梛(なぎ)は熊野の神木です。 尚、裏山に同志社創立者新島襄の墓があります。