うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

フライト

2014年05月03日 | 日記
視聴環境:CS、吹き替え

 完全に観かた失敗した。

 2002年公開、ゼメキス監督、デンゼル・ワシントン主演のヒューマンドラマ。

 日本の宣伝から受けるイメージは未曾有の飛行機事故から乗客を救った英雄パイロット。しかし彼の”汚れた過去”が掘り起こされ賞賛から一転非難されることになるが…というようなサスペンスな感じ。
 場合によってはもしかしてこれって実話が基になってるのかな?という気すらする映画なんですが、完全フィクション。もちろん実際に見た人ならこの話がとてもじゃないけど実話を基にするのはムリだろうということもわかります。

 本作は実はサスペンスドラマではなく、ダメ人間の主人公がとある出来事をきっかけに過去の”膿”を全部出さざるをえなくなり、結果人生を再生させるという「魂の贖罪」の話なんですね。
 いつも善人とか正義の味方を演じているデンゼル・ワシントンなんでダマされますが本当にダメ人間。いいとこは飛行機事故の際の手際が良かったってとこだけって感じでずっと話が進む。

 そういう映画だとは思ってなかったんで、吹き替えだったこともありけっこうながら観していたのでそのへん軽く鑑賞してしまい作品の良さが完全には伝わってこなかったのがちょっと残念。あと長いし(139分)
 ということで、
 ダメ人間の再生の物語!と肝に銘じて観ると楽しめるはず。というかこういう役ってデンゼルじゃなくてニコラス・ケイジの役回りだわな、とは思いました。まぁニコラスはパイロットには見えないけど…。


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