あしたはどこへ・・・

後期高齢者だが 元気に豊かな気持ちで歩き続けたい・・

鶴の恩返し・・

2021-11-02 16:24:39 | 日記
 昔、山奥に貧しいお爺さんとお婆さんが住んでいました。
 お爺さんがマチへ薪を売りに出掛けると 一羽の鶴が罠に掛かって
苦しんでいました。お爺さんは可哀想‥と罠をはずして逃してやりました。

 激しい吹雪の夜、美しい娘が「吹雪で道に迷いました一晩泊めて下さい」と‥
 次の朝 娘は食事や掃除などをして‥次の日も吹雪は止まず娘は何日も泊まり
続けて老夫婦の娘のように暮らし始めました。
 ある日、「布を織りたいので糸を買って来て下さい」と頼まれお爺さんは
マチから糸を買って娘に‥「絶対に部屋を覗かないで」と云うとコトコト・
トントンと布を織って 出来上がった布をマチで売ると 驚くほどの高い値段で
売れた「もっと織りましょう」とまた娘は織り続けた。3枚目を織り始めた時
「絶対覗かないで」の約束を破りお爺さんがそ~っと覗いてみると一羽の鶴が
自分の羽根を抜いて布を織っていた。「いつぞやの鶴だ」とお爺さんが呟くと
娘は鶴の姿に戻って 雪空へと飛び去って行った‥と云う昔ばなしだ。

 「絶対覗くな」「絶対話すな」などと 禁止されると逆に覗いたり話したり
するものだ。それを「カリギュラ現象」と云うようだ。
 鶴の娘はそろそろ覗いてほしいと思っていたのではないだろうか‥これ以上
羽根を抜くいて布を織ると丸裸になるのだから・・

 私の絶対は何かあるだろうか‥ 絶対に怠けない・絶対に長いモノに巻かれ
ない・絶対ウソをつかない・絶対酒を飲まない・絶対妻を愛し続けるなど・・
 全てカリギュラ現象で挫折している・・
 そろそろ雪の季節だ。美しい娘が訪れて来ないだろうか‥ 無理だね~
 だって何かを助けた事が無いし 実は助けられて生きているのだから‥
     (写真は昔ばなしのネットからお借りしました)

    
コメント (4)
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