この時期になるとたくさんの花をつける植物です。花はとても大きく
一年の間に何回も花が咲きます。
ピンク色が普通に見る花の色ですが、白い花もあるようです。
成長も早くどんどん大きくなり人間の背の高さはすぐに超えてしまいます。
一度に何十という花が咲きますので、見事です。
「アトロピン」と言う毒があります。
(知らなかった・・)
花言葉につきましては「花物語&花言葉 in てぃんくの家」から転載しました。
以降の花物語&花言葉も同様です。
http://members.jcom.home.ne.jp/tink/botan/hananew.htm
ダチュラ全般の花言葉は、
愛敬、偽りの魅力・変装
所縁の日は、10/5・10/23(誕生花としての記述なし)
ダチュラの実(いがなす)の花言葉は、
偽りの魅力
ナス科チョウセンアサガオ(ダチュラ)属
(ダチュラの和名は、朝鮮朝顔です。)
別名
曼荼羅華(まんだらげ)
エンジェルトランペット、
気違茄子(きちがいなすび)、
いがなす、
朝鮮朝顔(ちょうせんあさがお)
ダチュラにまつわる「花物語」
北米インディアン(ズーニー族)の伝説。
昔、男の子と女の子が遊びに出かけた時に、神々が会議している所を見つけました。二人の子供は好奇心から会議場の回りをうろついて観察しました。二人は家に帰ると、母親に会議の様子を細かく報告しました。神々は二人の子供の好奇心とおしゃべりを怒り、二人をダチュラに変えてしまいました。それ以来、人々はダチュラを食べると、自分達が見たことについてしゃべり続けてしまうようになりました。
中国の民話。
ダチュラは、中国では「曼荼羅」とか「洋金花」と呼ばれています。
科挙(官吏の登用試験)での進士の首席合格者を状元(じょうげん)といいました。
皇帝は、試験に合格したばかりの状元と接見し、美青年の彼を気に入り、娘の婿にしたいと申し渡しました。当時は皇帝の命令は絶対だったので、青年は姫君と婚礼をあげました。ところが婿殿は姫君に触れようとしませんでしたので、姫君は皇后に相談しました。皇后は皇帝に伝え、皇帝は年老いた内侍に任せることにしました。その夜、酒宴が催され、内侍は婿殿の酒の中に曼荼羅の種の粉を密かに入れて飲ませました。酔った婿殿は前後不覚になって眠りました。姫君は婿殿が女性であったことを知りました。
薬効が消えると婿殿は秘密がばれたことに気付き、姫君の前にひざまずいて説明しました。状元の夫は科挙の試験を目指していたが病床に伏してしまったので、一緒に学んでいた妻が男装して替え玉受験をしていたのでした。
後日、皇帝は内侍に、何を酒の中に入れたのか尋ねました。内侍は本当の名前を言いませんでした。当時、曼荼羅の種はリューマチや水虫の外用薬として使われ、有毒のため内服が禁じられていたからでした。内侍は麻酔薬として使えることを知っていたのですが、死刑になることを恐れて、「酔仙桃」という薬だと答えました。
別の中国の民話(安徽省)。
村に、喘息を長いこと患っている老人がおり、毎年、冬になると喘息はひどくなり、寝込みました。老人は喘息にかかってからはいつも刻み煙草を吸っていました。ある日、煙草をきらしてしまいましたが、嫁がお小遣いをくれないので煙草を買うことができませんでした。手持ち無沙汰で落ち着かなくなった老人は、土手の上に落ちていた乾燥しきった朝鮮朝顔の花びらを拾って揉み、煙草の代わりに煙管(キセル)につめて吸ってみました。老人はその香りが気に入ったので、冬にも吸うために、毎日葉と花を集めて干して保存しておきました。その冬からは、老人は喘息に苦しむことはありませんでした。
近所に住む老人が不思議に思って喘息の治療法を尋ねました。老人は
「外国製の洋金花という煙草を吸っていたらよくなったのだよ。」
と答えました。近所に住む老人は、相手がお金を持っていないことを知っていたので、老人がどこで煙草を手に入れるのか見張りました。そして、老人が土手の朝鮮朝顔を吸っていることを知り、自分も試してみたところ、喘息が治りました。その噂はすぐに広まりました。
朝鮮朝顔の花は洋金花という生薬になりましたが、有毒なので注意が必要です。
有吉佐和子の小説「華岡青洲の妻」。
江戸時代の外科医、華岡青洲は、ダチュラを主成分とする内服全身麻酔薬「通仙散」を完成させ、日本最初の全身麻酔による乳癌摘出手術に成功しました。
有吉佐和子の小説「華岡青洲の妻」には、麻酔薬を完成させるために自ら人体実験を引き受けた彼の妻と母との葛藤や日本の封建社会における家と女の関係が描かれています。失明するほどダチュラの毒性が強かったことも書かれています。
ダチュラには、全草に幻覚性のアルカロイドが含まれています。モルヒネのような直接的な鎮痛効果はありませんが、痛覚が鈍くなります。麻酔薬や喘息薬として知られていますが、猛毒なので素人は使ってはいけません。ダチュラによる食中毒は世界でも日本でもありました。
「朝鮮朝顔」は、外国産の朝顔に似た花という意味で名付けられました。
また、鶏の卵大の実の外側が棘でおおわれていることから、英名はソーン・アップル(棘の林檎)といいます。エンジェル・トランペット(天使のラッパ)やマッド・アップル(狂気の林檎)という呼び名もあります。
花や香りがよいので花壇に植えられ、実の形がおもしろいので生け花にも使われます。
花言葉は、愛敬、偽りの魅力・変装
一年の間に何回も花が咲きます。
ピンク色が普通に見る花の色ですが、白い花もあるようです。
成長も早くどんどん大きくなり人間の背の高さはすぐに超えてしまいます。
一度に何十という花が咲きますので、見事です。
「アトロピン」と言う毒があります。
(知らなかった・・)
花言葉につきましては「花物語&花言葉 in てぃんくの家」から転載しました。
以降の花物語&花言葉も同様です。
http://members.jcom.home.ne.jp/tink/botan/hananew.htm
ダチュラ全般の花言葉は、
愛敬、偽りの魅力・変装
所縁の日は、10/5・10/23(誕生花としての記述なし)
ダチュラの実(いがなす)の花言葉は、
偽りの魅力
ナス科チョウセンアサガオ(ダチュラ)属
(ダチュラの和名は、朝鮮朝顔です。)
別名
曼荼羅華(まんだらげ)
エンジェルトランペット、
気違茄子(きちがいなすび)、
いがなす、
朝鮮朝顔(ちょうせんあさがお)
ダチュラにまつわる「花物語」
北米インディアン(ズーニー族)の伝説。
昔、男の子と女の子が遊びに出かけた時に、神々が会議している所を見つけました。二人の子供は好奇心から会議場の回りをうろついて観察しました。二人は家に帰ると、母親に会議の様子を細かく報告しました。神々は二人の子供の好奇心とおしゃべりを怒り、二人をダチュラに変えてしまいました。それ以来、人々はダチュラを食べると、自分達が見たことについてしゃべり続けてしまうようになりました。
中国の民話。
ダチュラは、中国では「曼荼羅」とか「洋金花」と呼ばれています。
科挙(官吏の登用試験)での進士の首席合格者を状元(じょうげん)といいました。
皇帝は、試験に合格したばかりの状元と接見し、美青年の彼を気に入り、娘の婿にしたいと申し渡しました。当時は皇帝の命令は絶対だったので、青年は姫君と婚礼をあげました。ところが婿殿は姫君に触れようとしませんでしたので、姫君は皇后に相談しました。皇后は皇帝に伝え、皇帝は年老いた内侍に任せることにしました。その夜、酒宴が催され、内侍は婿殿の酒の中に曼荼羅の種の粉を密かに入れて飲ませました。酔った婿殿は前後不覚になって眠りました。姫君は婿殿が女性であったことを知りました。
薬効が消えると婿殿は秘密がばれたことに気付き、姫君の前にひざまずいて説明しました。状元の夫は科挙の試験を目指していたが病床に伏してしまったので、一緒に学んでいた妻が男装して替え玉受験をしていたのでした。
後日、皇帝は内侍に、何を酒の中に入れたのか尋ねました。内侍は本当の名前を言いませんでした。当時、曼荼羅の種はリューマチや水虫の外用薬として使われ、有毒のため内服が禁じられていたからでした。内侍は麻酔薬として使えることを知っていたのですが、死刑になることを恐れて、「酔仙桃」という薬だと答えました。
別の中国の民話(安徽省)。
村に、喘息を長いこと患っている老人がおり、毎年、冬になると喘息はひどくなり、寝込みました。老人は喘息にかかってからはいつも刻み煙草を吸っていました。ある日、煙草をきらしてしまいましたが、嫁がお小遣いをくれないので煙草を買うことができませんでした。手持ち無沙汰で落ち着かなくなった老人は、土手の上に落ちていた乾燥しきった朝鮮朝顔の花びらを拾って揉み、煙草の代わりに煙管(キセル)につめて吸ってみました。老人はその香りが気に入ったので、冬にも吸うために、毎日葉と花を集めて干して保存しておきました。その冬からは、老人は喘息に苦しむことはありませんでした。
近所に住む老人が不思議に思って喘息の治療法を尋ねました。老人は
「外国製の洋金花という煙草を吸っていたらよくなったのだよ。」
と答えました。近所に住む老人は、相手がお金を持っていないことを知っていたので、老人がどこで煙草を手に入れるのか見張りました。そして、老人が土手の朝鮮朝顔を吸っていることを知り、自分も試してみたところ、喘息が治りました。その噂はすぐに広まりました。
朝鮮朝顔の花は洋金花という生薬になりましたが、有毒なので注意が必要です。
有吉佐和子の小説「華岡青洲の妻」。
江戸時代の外科医、華岡青洲は、ダチュラを主成分とする内服全身麻酔薬「通仙散」を完成させ、日本最初の全身麻酔による乳癌摘出手術に成功しました。
有吉佐和子の小説「華岡青洲の妻」には、麻酔薬を完成させるために自ら人体実験を引き受けた彼の妻と母との葛藤や日本の封建社会における家と女の関係が描かれています。失明するほどダチュラの毒性が強かったことも書かれています。
ダチュラには、全草に幻覚性のアルカロイドが含まれています。モルヒネのような直接的な鎮痛効果はありませんが、痛覚が鈍くなります。麻酔薬や喘息薬として知られていますが、猛毒なので素人は使ってはいけません。ダチュラによる食中毒は世界でも日本でもありました。
「朝鮮朝顔」は、外国産の朝顔に似た花という意味で名付けられました。
また、鶏の卵大の実の外側が棘でおおわれていることから、英名はソーン・アップル(棘の林檎)といいます。エンジェル・トランペット(天使のラッパ)やマッド・アップル(狂気の林檎)という呼び名もあります。
花や香りがよいので花壇に植えられ、実の形がおもしろいので生け花にも使われます。
花言葉は、愛敬、偽りの魅力・変装