Cogitatum qua cogitatum

ちょこちょこっと載せています。

つや消し塗装その後

2008年11月27日 18時16分15秒 | 内面反射対策

つや消し塗装をして、試しに太陽を撮ってみました。それがこの写真です。ネットで言われている通り「flexaretは逆光に弱い」のですね。


太陽を撮ることに関してはつや消し塗装の効果は見られませんでした。そもそも、後玉の外側の周りにしか塗っていませんので。レンズの鏡筒内に塗れば少しはこの逆光に対する弱さも改善するかもしれないですね。でも、鏡筒内は恐いので塗りません。分解しなきゃですし。塗るのに失敗したら悲惨ですし。



ファインダーで見ても、ピントグラスの一箇所が素通しで太陽を見ているくらいに光っていました。その部分が、写真で言うと真ん中近くにある一際明るいものでしょう。太陽の位置を帰ると、その光の形が変わります。きっと、絞り羽の開いているところの形なんでしょう。レンズの中心を通る軸を仮定すると、この軸の延長線付近に太陽が来ると、途中で遮断されずに絞り羽の間を通って、ほぼ丸い形のままフィルムまで達する。この軸から遠ざかると、絞り羽に達するまで、または、その後に一部遮断されて扇形の様な形になるといったところかなと思います。

すると、写真でその明るい部分の周辺にある多角形の暗い部分。これは絞り羽の影かなと思ったりです。

さて、以前撮ったものと比較してみます。と言っても、太陽の位置が違うので何ともいえませんが。



これは今年の2月27日に撮ったものです。



これは今年の2月19日。

やはり太陽の位置によって、出ているところが変わっています。




さて、今回つや消し塗装をしたのは、今年の夏に植毛紙を一部剥がしてから、光の状況によってはフィルムの四隅に光の条が出てしまうようになったからでした。光の条が出るようになったのは、植毛紙を剥がすときについた傷や、植毛紙を貼る為の両面テープを取り除く際に使った無水エタノールで塗装が剥げたからだと思われます。



これが、光の条の出た例です。

つや消し塗装後、2本撮りました。快晴の日を狙って撮ったり、友人のライブを撮りにいったりだったのですが、光の条が出そうな条件下でも一本も出ていませんでした。

太陽を普段は撮ることはないでしょうし、つや消し塗装の目的は果たしたといったところです。よかったよかった。




にほんブログ村 写真ブログ クラシックカメラ・クラシックレンズへ ←ランキングに参加しています。よかったらクリックして下さい

内面反射防止の為につや消し塗装をしてみました

2008年11月16日 16時55分50秒 | 内面反射対策

「内面反射」とはカメラのレンズ(複数枚のレンズで構成されています)から入った光が、あるレンズと他のレンズとの間や、フィルム室(簡単に言うと、レンズの端からフィルム面までの空間)の壁に反射して、写真の写りを悪くしてしまうものです。

今春、flexaretの内面反射防止の為に光の反射率が低い植毛紙をフィルム室内に貼りました。しかし、フィルム室ないの端まで貼ったところ植毛紙の毛が大量に写真に写りこむ始末。なので、夏に端の数mmを切り取って剥がしました。

しかし、植毛紙を剥がす際に傷がついたり塗装が剥げたりで、今度は日差しの強い日に写真に光の線が写り込むといった問題が;;その時の詳細はこちら

いつか植毛紙を剥がした箇所に塗装しようと思っているうちに秋になりました。そんな中、これから紅葉の盛りで晴れた日に撮りに行くことも多くなるだろうからと、塗料を買って塗ってみました。

塗料は、今まで使ったことがなかったので、念のためそれとして売られている遊馬製作所/SCOPE LIFE さんの光学用黒つや消し塗料を購入して使用しました。






この黒いものが植毛紙です。端っこに白っぽく写っているところがフィルム室の端で、そこまでが傷がついたり塗装が剥げている部分です。

先ずは、マスキングテープを貼りました。



昨日、一度塗って一晩乾燥させ、今日はそこに上塗り。塗料がゴミを巻き込んで盛り上がったところをデザインカッターで削ったり、細かいところも時間をかけてやってみました。これは気分の問題ですが、植毛紙の台紙の白い部分が見えなくなるように筆を入れたりもしてみました。

そして、



↑こんな感じです!




ところで、二つ上の写真でもわかると思うのですが、後玉(レンズの内、一番フィルム面よりのレンズ)の周りの塗装に剥げがあります。


(この写真は今年の二月、flexaretを分解して組み立てている途中のものです)

後玉の周りの塗装の剥げのことはすっかり忘れていましたが、昨日フィルム室の端の一度目の塗装をし終えてから記録用に撮った写真を見て思い出しました。

忘れていた割りに、こちらは銀色の面が剥き出しで、シャッターを開いて内側から覗くと光の方向によってはかなり強く光を反射します。

こちらも塗ろうかと考えだしました。私のflexaret(二眼レフ)のレンズは分解しない限り取り外せません。そうとう奥になりますから、見えにくいですし手元が狂ってレンズ表面に塗装するといった最悪の事態も考えられます。

迷いはしましたが、今日になって塗ることにしました。塗っている間は緊張しました。筆が近づいていくところが、レンズに反射して映るなか、慎重に塗っていきました。後玉の周りの盛り上がっているところに軽く筆を押し当てて、少しずつ下まで塗っていくって感じです。レンズすれすれのところまでは塗らず、すこし余裕を持たせて塗ってみました。

そして!



上手く行きました!




軽く乾いたところで、早速マスキングテープを外して、マスキングテープの下になっていたところで少し塗っておいた方がよさそうなところには、爪楊枝に塗料をつけて点描。

ちょっと、塗らなくてもよい銀色の部分に塗料がついているところもありますが、
完成です!あとはひたすら乾かすだけです!



塗った面積が小さいので、光の線が写りこまなくなる以外に、写り自体にあまり変化はないと思います。ただ、後玉の周りの塗装のおかげで、逆光の際には際立った変化があるかもしれません。いずれにせよ、念のため、一週間くらいはゆくっり乾燥させて、その後で実際に写真を撮ってみて、もし、目に見える変化があったり、新たな問題があった場合には、また報告いたします





にほんブログ村 写真ブログ クラシックカメラ・クラシックレンズへ ←ランキングに参加しています。よかったらクリックして下さい

flexaret Ⅳの植毛紙の調整

2008年08月25日 17時04分55秒 | 内面反射対策

※ここに載せた内容は素人の私がやった限りのことです。この記事を参考にされる場合に失敗されたとしても、私は一切の責任を負いかねます。参考にして実行される場合は自己責任でお願い致します。




flexaret Ⅳのフィルム室内のギリギリまで植毛紙を貼っていた為、植毛紙が写りこんでいました。端の方を切り取り、植毛紙の写り込みがなくなりました。

植毛紙をどのくらい切り取ったかと言うと、上下の部分(上の写真の「a」の枠の付近)も左右の部分も2.5mm~3mmほどです。

ちなみに、私のflexaret Ⅳは上下の枠が左右の枠より1mm強ほど奥に位置しています。これに対して、以前、部品取りに使ったflexaret Ⅳは上下の枠が左右の枠とほぼ同じ位置になっています。



↑この写真が部品取りに使ったものですが、「c'」の部分が最初の写真の「c」の部分に相当します。

そんなわけで、この上下と左右の枠の位置関係は個体によって違うのでしょう。私が言えるのは、「とりあえず上下左右ともに、それぞれの枠の端から2.5mm~3mm程度のところに植毛紙の端を合わせれば植毛紙が写真に写り込まずに済むだろう」ということだけです。





1. 実写報告(?)



↑この写真はモノクロフィルムをポジ設定でスキャンしたものです。スキャナのマウントの都合上、フィルム室内にネジ山が出ている部分(最初の写真の「b」のところにある植毛紙が若干膨らんでいる部分)がある左側の端が移っていません。しかし、ルーペで見た限りでは植毛紙の写り込みはありませんでした。植毛紙の写り込みがなくなったと言っても、上の写真のαの部分には、取り除き損ねた植毛紙が写りこんでいます。拡大すると…



↑こんな感じです。右側に見える白い糸状のものが植毛紙の毛です。両面テープ貼りだったので、エタノールで溶かしながら取り除いたのですが、なかなか隅の方は取り辛いです。

隅以外のところは写りこんでいないようです。βのところを拡大すると…



↑こんな感じです。




2. 新たな問題

植毛紙の写りこみはなくなったのですが、しかし、新たに問題が



↑この写真のオレンジの矢印でさしているあたりだとわかりやすいのですが、帯状に明るい線が入っています。エタノールで両面テープの粘着を取る際に、地の部分の塗装がさらに剥げて光を反射しているのかもしれません。また、写真の上の部分と横の部分では帯の出方が違うことを考えると、フィルム室の枠のところの銀色の部分の角が光を反射しているのかもしれません(角以外の部分は陰になるはずだと考えてのことです。先に掲載した部品取りに使ったものの上下の枠の銀色の部分には前の持ち主によって黒く塗られた跡があります。前の持ち主は、フィルム面から離れて少し前にこの部分がくるので、ここが光を反射していると考えたのだと思います。もしくは、角の部分のついでに怪しいところは全部塗ろうといった考えでされているのかもしれませんが。ともかく、もしこの銀色の部分に問題があるとすれば私は角の部分がそうなのだと思っています)

そのうちいい塗料を見つけて、余裕が出来たら塗装しようと思います。なんとなれば、性格上、早急にやろうなんてすると絶対失敗するので。とりあえず、今は忘れておこうと思います。ただ、もし、いい塗料を知っている方がいらしたら、是非、ご教示ください。情報お待ちしております。




追記(2008.11.16)

植毛紙を剥がした後の塗装の剥げていたところを塗装しました。詳細は内面反射防止の為につや消し塗装をしてみましたに載せました。

flexaret Ⅳ 植毛紙貼り付け その2

2008年02月26日 22時03分06秒 | 内面反射対策
※この記事の状態だと植毛紙が写真に写りこむ為、2008年7月に植毛紙の調整をしました。その結果は2008年8月中に掲載予定です。

植毛紙の貼り付けが完了しました。貼り終わった状態が↑↑の写真。真っ暗です。ちょっと変にこだわって、細かいところにも貼り付けたり、余分に切ってみたりしました。



触り心地抜群です!ちなみに、光に当ててみると…



こんな感じです。

明日、早速試し撮りして、確認してきます!雨あがれー!




ところで、ファインダーフードの止め具なのですが、諦めようかと思っています。どうも、技術的に使えるものは全て試してみたけれど上手く行かない。外出時は速写ケースに入れて持ち運んでいるので、ファインダーフードが止められなくてもいいかなぁと。うーむ。




ちなみに、植毛紙貼り付け前と後、つまりはbefore und afterをば一つ。

まず、貼り付ける前のヘリコイド内側です。分解したて、前板を外したばかりの頃。大量に砂が付いています。早くも一ヵ月前くらいか。。。



それが現在では、次の写真の状態!



次に、フィルム室側です。貼り付ける前は…



これが、貼り付け後だと…



貼り付け途中の写真ではありますが、こんな感じに!湯呑みが見えているのは愛嬌ということで;;

後は試し撮りで、周辺光量が落ちているだとか、ケラれているだとかがないことを祈るばかりです。




※flexaret Ⅳのレストアについてはflexaret Ⅳのレストア、まとめに、まとめを載せてあります。

flexaret Ⅳ 植毛紙貼り付け その1

2008年02月26日 01時26分29秒 | 内面反射対策

ヘリコイドや、レンズシャッターユニットを止めているカニ目の上に植毛紙を貼り付けてみました。

半径19mm強 ― 17mm弱、半径17mm ― 12.5mmといった二つの輪が、上の写真では見えます。また、ヘリコイドの内側に106mm×1.3mmの植毛紙が張ってあり、前述の17mm ― 12.5mmの植毛紙の下に、半径17mm ― 15mmと半径15mm ― 12.5mmの植毛紙が貼ってあります。

一度はったところの上からもう一枚貼っているのは、「のり」という名の両面テープつきの植毛紙を買ったところ、うまくいかなかったからでした。うーむ。植毛紙の台紙を黒にしてくれればよいのに、なぜに白なんだろう。。。そんなボヤキが理由を示しております。

結局、部分的に、両面テープを取り除き、台紙も出来るだけ削って接着剤で接着したりしました。

ヘリコイドの内側に黒い筒がついていたのですが、それを取り外して、前述の通りそこに植毛紙を貼りました。半径19mm強 ― 17mm弱のものもその筒のあったところに貼ったものです。筒は、内径34mmなので17mm弱だと筒をはめたじょうたいよりも若干内側まで覆ってしまいます。ケラれていないか、ちょっと不安でした。念のため、すりガラスを使って確認しましたが、特に問題はなさそうです。



あとは、フィルム室側にも貼って、ファインダーフードの止め具の代替品を取り付け、最後に前板の革を張る。心配だから、植毛紙を張り終えたところで、一度試し撮りもしたいです。

遅くとも、四年に一度の誕生日までには、全工程を終えて、完成させたい。そう思っています。




※flexaret Ⅳのレストアについてはflexaret Ⅳのレストア、まとめに、まとめを載せてあります。