つや消し塗装をして、試しに太陽を撮ってみました。それがこの写真です。ネットで言われている通り「flexaretは逆光に弱い」のですね。
太陽を撮ることに関してはつや消し塗装の効果は見られませんでした。そもそも、後玉の外側の周りにしか塗っていませんので。レンズの鏡筒内に塗れば少しはこの逆光に対する弱さも改善するかもしれないですね。でも、鏡筒内は恐いので塗りません。分解しなきゃですし。塗るのに失敗したら悲惨ですし。

ファインダーで見ても、ピントグラスの一箇所が素通しで太陽を見ているくらいに光っていました。その部分が、写真で言うと真ん中近くにある一際明るいものでしょう。太陽の位置を帰ると、その光の形が変わります。きっと、絞り羽の開いているところの形なんでしょう。レンズの中心を通る軸を仮定すると、この軸の延長線付近に太陽が来ると、途中で遮断されずに絞り羽の間を通って、ほぼ丸い形のままフィルムまで達する。この軸から遠ざかると、絞り羽に達するまで、または、その後に一部遮断されて扇形の様な形になるといったところかなと思います。
すると、写真でその明るい部分の周辺にある多角形の暗い部分。これは絞り羽の影かなと思ったりです。
さて、以前撮ったものと比較してみます。と言っても、太陽の位置が違うので何ともいえませんが。

これは今年の2月27日に撮ったものです。

これは今年の2月19日。
やはり太陽の位置によって、出ているところが変わっています。
さて、今回つや消し塗装をしたのは、今年の夏に植毛紙を一部剥がしてから、光の状況によってはフィルムの四隅に光の条が出てしまうようになったからでした。光の条が出るようになったのは、植毛紙を剥がすときについた傷や、植毛紙を貼る為の両面テープを取り除く際に使った無水エタノールで塗装が剥げたからだと思われます。

これが、光の条の出た例です。
つや消し塗装後、2本撮りました。快晴の日を狙って撮ったり、友人のライブを撮りにいったりだったのですが、光の条が出そうな条件下でも一本も出ていませんでした。
太陽を普段は撮ることはないでしょうし、つや消し塗装の目的は果たしたといったところです。よかったよかった。

