お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

「母の日」に読みたい絵本

2010-05-03 | for the Occasion


日本でもアメリカでも、母の日(Mother's Day)は5月の第2日曜日。今年は9日になりますね。

この日曜日、アメリカの家庭では、子どもたちとお父さんがブランチを作ってお母さんのベッドまで運んできます。お母さんはナイティにガウンのまま、ベッドで新聞や本を読んだり、テレビを見たり・・・しながら待っています。内心ひやひや!でも、この日ばかりは、絶対に起きて行かないのが鉄則!大きくなった娘や息子はお母さんをブランチに誘い出します。レストランは"母の日特別メニュー"を用意して大歓迎。評判の店は早くから予約でいっぱい。ブランチにはオレンジジュースで割ったシャンペン;ミモザを添えるのが伝統です。

母の日は"世界共通”の祝日だとばかり思いこんでいたのですが、実は国により、起源/由来また日付に違いがあるのをご存知でしたか?(参照:wikipedia「母の日の由来」 例えばスペインやポルトガルでは5月の第1日曜、スウェーデンでは5月の最後の日曜日、同じ北欧でもノルウェーでは2月の第2日曜、またエジプトやバーレーンあるいはシリアやパレスチナなどでは3月21日の「春分の日」が「母の日」。そして、それぞれに由来があります。実は日本でも、そもそもの母の日の起源は戦前の大日本婦人会結成にさかのぼるそうで、当時は3月9日(地久節:皇后陛下のお誕生日)が「母の日」だったそうです。5月の第2日曜日になったのは戦後のことで、これはアメリカの影響です。

アメリカの「母の日」には、「子ども達をもうこれ以上戦場に送らない!」と母親たちが意思表示した日を起源とするという説を始め複数の由来がありますが、5月の第2日曜日になったのは、アン・ジャーヴィス女史が自身の母親の遺志を継いで「すべての母親を讃える日」を設けようと提案したのをウィルソン大統領が支持し、全国民に提唱したのが始まり。母の日にカーネーションを贈る風習もこの時から。アンが「母の日」実現を祝って、墓前にお母さんの大好きだった白いカーネーションを捧げたのが起源だとか。

が実は、ウィルソン大統領の「母の日」の提案にまっ先に飛びついたのは、言わずもがな、アメリカのさまざまなビジネス。そう、当時も今も、「母の日」は”最も消費の増える日”のひとつなのです。お花、カードはもとより、長距離電話の回線が一番込み合う日でもあります。だからこそ母の日は国民的祝日になった・・・と言われ、皮肉をこめて「『母の日』は『ホールマーク(Hallmark:大手カード会社)の日』」と揶揄されたこともあるとか。

でも、なんと言っても、子どもたちにとってお母さんはやっぱり特別。毎晩お母さんの読み聞かせで眠りにつく幼い子どもたちにとっても、故郷を遠く離れて暮らすようになった大きな子どもたちにとっても。だからほとんどの絵本にはお母さんが登場します。今週はそんな数ある絵本の中から、特に母の日に読みたい絵本を選んでみました。

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Owl Babies
ブログ記事『おかあさ~ん』を読む
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Love You Forever
ブログ記事『世界中のお母さんが泣いた本』を読む
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The Kissing Hand
ブログ記事『お母さんのキス』を読む
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No David!
ブログ記事『だめ!いけません!やめなさい!』を読む
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I Love You, Mom!
コラボ記事『世界中の「お母さんだいすき!」』を読む



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