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イギリスから渡ってきた清教徒たちをアメリカ大陸で待ち受けていたのはニューイングランドの酷寒の冬でした。開拓も始まらないうちに、慣れない土地での、きびしい冬に、大勢の死者を出した彼らを助けたのが先住民のワンバノアグ族でした。
生き延びたひとびとは勤勉に働き、気候に恵まれた翌年は豊穣の年となりました。清教徒たちは前年の恩に深く感謝してワンバノアグ族を招き、ともに実りに感謝しつつ、収穫を祝うディナーのテーブルを囲みました。これがサンクスギビングデーの由来,アメリカの感謝祭のはじまりです。
子どもたちは今も、家庭で、学校で、初めての感謝祭の由来を学んでいます。
"This First Thanksgiving Day: A Counting Story" は、ちいさい子が「はじめて読む」サンクスギビングの本として最適な一冊。
![]() | This First Thanksgiving Day: A Counting Story |
HarperCollins |
見開き2ページにわたる明るくて伸びやかな挿絵は、いかにもニューイングランドの秋らしい風物を、素朴に、いかにも秋らしい蜂蜜色から錆朱までの色合いで描いています。
お話は、カウンティング・ブックのスタイルで、ごくシンプルにまとめられています。すぐに読めて、小さい子向きの読み聞かせにぴったり。また、ページのあちこちに「七面鳥が隠れている」趣向は、子どもたちを興奮させ、楽しませます。
3歳からお薦めとありますが、もっと幼い読者でも十分に楽しめます。
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