クリスマス・シーズンに必ず本屋さんの店頭を飾るロングセラー絵本のひとつが "The Giving Tree" です。シルバースタイン作・画の絵本は、子どもから大人まで、長いあいだ、何度も、さまざまに読み返すことのできる絵本です。
The Giving Tree | |
HarperCollins |
リンゴの木がありました。そして、その木が大好きな男の子がいました。リンゴの木と男の子は毎日のように遊び、愉しい時間を分け合い、そして、リンゴの木は幸せでした。
でも,男の子はだんだんに大きくなり、リンゴの木と遊ぶだけでは満たされなくなります。木は、男の子を幸せにするために、リンゴの実を与え、枝を切り落とさせ、遂には幹も投げ出して与え・・・切り株を残すのみとなりました。ある日、年老いた,かつての男の子がその切り株のところに戻って来たとき、リンゴの木には、もう彼に与えるものがなにひとつありません・・・
いろいろなひとが朗読や、自作のアニメーションをYouTubeにアップしています。お母さんに捧げた朗読もあります。1973年にシルバースタイン自身が朗読している映像もアップされています。
マックブックをThe Giving Treeバージョンにデコレーションしたひともいます。
恒例の "The Giving Tree" チャリティは、近隣の恵まれないひとたちのためにクリスマス・プレゼントを買って、きれいにラッピングしてツリーの下に集め、ボランティアに届けてもらう年中行事。絵本のタイトルは、ここでは、もはや一般名詞です。
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